見出し画像

【温故知新】創業者の遺した言葉を咀嚼・吸収してみる♪(25/30)

縁あってこの会社に入って、創業者が遺した多くの(多すぎるかも 🤔)言葉に触れた。私自身はそうでもないが、社員の多くの方はその言葉に心から共感していて驚いた。
折角なので、これらの言葉を私なりに&今の時代に照らすとどういう事なのかを考えてみる。それは私がずっと日系企業かついわゆる大企業と仕事をしている理由かも知れないが、日本はもともと創業者含めイノベーティブな起業家や企業が多く存在し、世界の生活を豊かにすることでさらに成長してきたのに今はそうできていないのはなぜか?もっとできるのではないか?に挑戦し続けているから。

ネタはここから。では、25個目。

「経営のコツをつかむ」
多くの会社の中には、非常にうまくいっているところもあれば、反対に行き詰まるようなところもある。うまくいっているところは従業員がみな優秀で、行き詰まるところはその反対かといえば決してそうではない。

結局、そこに経営があるかないか、言いかえれば経営者が経営のコツをつかんでいるかどうかによって、そうした違いが生じてくるのだろう。その証拠に、経営者一人が代わることで、倒産寸前の会社が隆々と発展した例はいくらでもある。
経営のない会社は、いわば頭のない人間のようなものである。経営者が経営のコツをつかんでいる会社は、力強く繁栄発展していくと思うのである。

松下幸之助30の言葉

これは創業者が遺した言葉として列挙するべきものなのか?というところから引っかかるというのが正直なところです。当たり前やん!って言いたくなります。
この言葉には少し違和感を覚えるので、そこを掘り下げてみようと思います。この言葉の通りの企業は枚挙に暇がありませんし、そういった事例は多くの場合様々な方々からの称賛を集め、記事化されたり、書籍化されたりします。V字回復や再建などのキーワードで検索するとたくさん出てきますね。一方でそういった経営者はいないが会社がうまく行っている例はないのでしょうか?そういった場合、恐らくは記事化も書籍化もされないのはないでしょうか?
試しにGPTで聞いてみると

優れた経営者がいないのにうまく行っている会社を具体的に列挙するのは難しいです。なぜなら、企業の成功は多くの要因に依存しており、経営者の評価は主観的な要素が多分に含まれるからです。しかし、以下のような要因がある場合、経営者の個々の能力に依存せずに企業が成功することがあります。

1. **強力な企業文化**: 企業全体に浸透した強力な文化がある場合、個々の経営者の能力に依存せずに組織がうまく機能することがあります。

2. **優れたチーム**: 経営陣全体が強力であり、個々の経営者の弱点を補完し合う場合、企業は成功しやすいです。

3. **市場の独占的地位**: 競争が少ない市場で独占的な地位を持っている企業は、経営者の能力に関わらず成功することがあります。

4. **強力なブランド**: ブランド力が強い企業は、経営者の能力に関わらず顧客からの支持を得やすいです。

5. **革新的な製品やサービス**: 競争力のある製品やサービスを持っている企業は、経営者の能力に関わらず成功することがあります。

具体的な企業名を挙げることは避けますが、これらの要因が組み合わさることで、経営者の個々の能力に依存せずに成功する企業が存在することは確かです。

gpt-4o

という感じで、さらに具体例を挙げるよう追加質問すると、

具体的な企業名を挙げることは難しいですが、いくつかのケーススタディを通じて、経営者の個々の能力に依存せずに成功している企業の例を考えてみましょう。

1. **マクドナルド**:
- マクドナルドは、強力なフランチャイズモデルと標準化された運営プロセスを持っています。これにより、個々の店舗の経営者の能力に関わらず、一定の品質とサービスを提供することができます。

2. **コカ・コーラ**:
- コカ・コーラは、非常に強力なブランド力と広範な流通ネットワークを持っています。これにより、経営者の個々の能力に依存せずに、世界中で安定した売上を維持しています。

3. **プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)**:
- P&Gは、多くの強力なブランドを持ち、製品の品質とマーケティングに注力しています。これにより、経営者の個々の能力に依存せずに、安定した業績を上げています。

4. **ウォルマート**:
- ウォルマートは、効率的なサプライチェーンと低価格戦略を持っています。これにより、経営者の個々の能力に依存せずに、競争力を維持しています。

5. **IBM**:
- IBMは、長い歴史と技術革新の伝統を持っています。これにより、経営者の個々の能力に依存せずに、技術分野でのリーダーシップを維持しています。

これらの企業は、強力なブランド、効率的な運営プロセス、革新的な製品やサービス、そして広範な市場シェアを持つことで、経営者の個々の能力に依存せずに成功を収めています。ただし、これらの企業も時折、優れたリーダーシップが必要とされる局面があることは否定できません。

gpt-4o

という感じ。
そもそも会社がうまく行っているとはどういう定義か?という事もあるので、難しい問いですよね。
経営者が経営のコツを知っていればその会社はうまく行くというのは、少なくとも必要条件であり十分条件ではないという事でしょうか。しかし、それは属人的な会社であるとも言える気がしますし、そもそも経営のコツって何だよ?とも感じます。

昨今、パーパス経営とかMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)などが良く言われてますが、経営者がコツを知っているという事はその経営者が会社がうまく行くために必要な非属人的な何かををどれだけ後世に遺せるか?なのではないかと思います。人には寿命があり、どんな人も衰えるし、命には限りがありますが、会社は無限に生き続ける事が可能です。だからこそ、”経営のコツを知る”経営者に依存するのではなく、その経営者が創り遺した何かがその会社をより意味ある組織・人々にするのではないかと思います。

次回は、「世間は正しい」を消化してみます♪
では、また~

いいなと思ったら応援しよう!