街
街に朝が降った
日陰を落としては嘘みたいに笑った
「誰か」と歌う声は閑静な街の中消えて行った
変わってしまった街の中 焦燥も生まれず息を吐く
いつもと同じ諦観だ 何処か退屈に頬は幼く
誰かの心許ない声は 今も朽ちては生まれ変わり
誰かに強く応える
今 街の奥へと歩いていく 仄明かりが灯る方へ
街に朝が降った
呑み込めない歌を夜に落としては
閑静な街の中溶けて行った
変らない朝に退屈にそうに息を吐く
何も生まれないまま 持て余した五線譜は泣く
朝の雑踏が心の奥深くを刻む
ただ迷っては生まれて 誰かに強く応える
誰彼も何も語らぬまま 心に街を飼っている
ありのままじゃ生きられない
それでもまた朝日を待っていた
どうせまた下らない街の景色
それでもいい 美しいんだ
誰かの心許ない声は 今も朽ちては生まれ変わり
誰かに強く応える
今 街の奥へと歩いていく 心の中街を飼ったまま
今 見詰め直すことさ 変わりゆく街を後にして
【独白】
『Public』の表題となる曲です。
ものすごい自閉的な歌です。
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