脱税の世界史 書籍 感想と考察 税と分からない税金

この本では歴史上の国がどうやって税金を取り立て、それに対してどう脱税されてきたかが書かれています。
①金銭や物品を奪って課税する方法
関税や窓税、所得税などです 一番メジャーな方法

②労役、兵役、奴隷化など労働力に課税する方法

古代ローマなどで兵役が行われていました 今でも韓国や台湾、タイ、シンガポールなどで残っています その人が軍に自ら入りたくなる報酬と徴兵時の報酬の差額が実質的な税金になります 問題は某韓国アイドルのように本来経済発展に貢献できた人材を拘束してしまう事です

③塩、タバコ、石油、鉄、インフラなどの産業に規制をかけ締め出してから国有企業がその産業を独占して本来民間が得られた利益を奪う方法

古代中国で塩や鉄の専売などが行われていました。現代日本でも水道事業は地方政府の独占事業になっていたり、カジノを禁止してパチンコでの警察の天下り、小麦輸入を政府が仲介、大麻を禁止してJT株を国が35%保有しています これの問題点は競争のない世界で技術が劣化する事ですまた競合がいないためぼったくり価格で売りつけられ物価上昇に繋がります

④通貨をたくさん発行したり、金貨の金の価格より高く設定して差額で儲ける方法(インフレ税)製造コストと設定価格の差が利益になります

古代中国で貨幣製造での利益を財源にしていました 今でも日銀の通貨発行や国債発行で目に見えない法定通貨の棄損が起きています わかりにくいためこっそり課税したい時に使われます

そしてそもそも税金とは邪魔なのです スペイン帝国はアルカバラ消費税を導入してイギリスに覇権を奪われました そのイギリスの植民地アメリカは税金がかなり免除されていた為急速に発展しました ソ連は崩壊して、改革開放を始めてから中国は急速に成長しました 今こそ税をなくす時です

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