左利き用のカレースプーン。
ある日、左利き用のカレースプーンなんてのをいつものかっぱ橋の飯田屋の左利きコーナーで見つける。
そもそもカレースプーンという言葉を知らなかった。なんだろうと調べると、カレーを食べるスプーン。そのままだね。
いろいろとカレーを食べるのに特化したスプーンがあるなんてことを知りました。
その中でも左右非対称でカレーをとても食べやすくしたなんてスプーンがあるらしい。その左利き用。
買うよね。
そわそわと白米を炊き、引き出しの奥に眠っていたレトルトのカレーを温めて、カレーを食べてみた。
最初は、まあ、そんなに、特別感は感じず、カレーを白米にまぶして頬張る。
食べ進んで、こう、なんというのか、皿に沿ってスプーンを動かしたときに、このスプーンのポテンシャルに魅了される。
皿に吸い付くように流れるスプーンのへら。うん、滑らか。で、食べやすい。なんか、皿に残るカレーの残り香もすべて掬い取るような。いくらでもカレーを食べたくなる。
最後まで、ほんと皿を舐めるようにスプーンを転がしてました。
でもこれ、右利き用が置かれていたら憤慨しかない。
たぶん、なんじゃこりゃーって投げつけてるやつ。
このあたりのバランスが意識せずに取れたら良いねって思うんだ。