【映画】レザボア・ドッグス
レザボア・ドッグス
デジタルリマスター版観てきました。
年齢層
40後半〜50代 男性多め
30代もチラホラ
公開が1月5日で今日は3日目の1月8日。
席は4.5割埋まり。
始まり最初のマドンナの「ライク・ア・バージン」について話すシーン&ウェイトレスにチップを払うかどうかの駄話。
ストーリーに全く関係ない。
長編デビュー作のドアタマが無駄話って、、
クール過ぎる。。。
何このスカしっぷり。。
そこから、メンバーが店を出ると同時にオープニング。演者一人一人歩きながら顔と名前。
全員分のクレジットが終わるとストーリーが進み
Mr.Orangeの呻き声。。。
「何があった!?」
と話にどんどん吸い込まれていく訳です。
話の内容はまあ省略するにして、
特に僕が好きなシーンを紹介していきます。
作中前半の好きなシーン(というかカット)
これは沢山あります。
殆ど会話のみで展開されますが、カットの構図が面白い。というかとても絵画的。ゴダールなどでも度々出てくるような、「会話している2人の頭からつま先までが映るくらい引いている」カット
これが、「自分(視聴者)もここに居る」感を与えており独特。会話の2人又は3人がスクリーン上で絵的にカッコよく映るように配置されておりとてもクール。
続いて作中後半、Mr.Orangeの回想シーン。
自分の演技力を仲間に披露するシーン
無駄に落書きだらけの背景。
なぜここを選んだのか全く説明は無いし、
多分3〜4カットくらい。
次、このシーンの少し後
車に乗り込んで女優の話をするシーン。
なぜか4小節程だけ変なアカペラのマッチョな曲が流れる。「え、何この曲!?」
と思ったら曲終わる。
上記2つがレザボア・ドッグス2大謎シーンである。
それから、印象的なシーンはというと
Mr.blondがラジオから流れる音楽に踊りながらマービンをナイフで切り裂いてオイルをかけるシーン。
一回Mr.blondが倉庫を出ると音楽も止まる。
再び倉庫に入るとまた続きから音楽が流れる。
というMr.blond擬似体験が出来るのだ!
で、その続きでマービンがオイルがかけられるところではなんとカメラに水滴が掛かるのだ!
これをokテイクにしているタランティーノの粋さ。
まとめると、
ヒッチコックの「裏窓」よろしくな
ほぼ一部屋の会話で完結するストーリー
+
バイオレンスなシーン
+
絵画的な構図&謎なカット&音楽
ストーリーも面白く絵画的。
時に激しく時に謎。
正に非の打ち所がない名作である。