中華7000円プロジェクターでPC作業してみた
我が家には、中華製7000円プロジェクターがあります。
で。こいつでたまーに映画とかアニメを大画面で見て「意外と使えるな……」と思っていたわけですが、「せっかくだから大画面でPC作業もしてみるか!」と思い立って、その辺に転がっていたUSB Type-C - HDMIのケーブルでMacBook Proを接続してみました。
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ちなみに、画像がむちゃくちゃ暗いのは、部屋が散らかっているので、それを隠すために暗いまま撮りましたw
プロジェクタの輝度が低いので明るくなると、そもそも映ってるかどうか写真に写らないというのもありますが……
感想としては「思った以上に使える」という意外な高評価です。
問題点を挙げていく
まずは問題点を挙げていこうと思います。
ピントが合わない
解像度が小さい
ピントが合わない
プロジェクタの問題なのか設置の問題なのかはわかりませんが、4隅のピントというか、画面全体にきっちりピントが合ってません。
動画だとまったく気にならないのですが、PC画面だとかなり気になります。
メニューバーが鮮明に見えないので……。
細かい作業にはかなり支障が出そうだなーと思います。
動画だとまったく気にならないんですけどね……。
解像度が小さい
この中華プロジェクタ、1080p入力に対応していますが、プロジェクタ本体の解像度は720pっぽいです。
どうも、中華プロジェクターには良くあることらしく、4K入力可能なFHDプロジェクタとかもあるみたいです。
その他プロジェクタというジャンルそのものとしては、4Kのプロジェクタ自体がかなりレアというか高価です。
10万円台〜で売っている4Kプロジェクタは厳密にいうと4Kじゃなくて擬似4Kというべきものらしいです。
プロジェクタには詳しくないので曖昧なのですが、フルHDの画素を縦横(4KはFHDの4画面分の解像度なので4方向)にずらすことで4Kを表現しているらしいです。ずらす、というのは時間的にずらすということです。
なので、ゲーミングプロジェクタとかだと4K/60HzかつFHD/240Hzだったりします。
本当の4Kプロジェクターっていうのは、前ソニーストアで視聴してきた90万のプロジェクタとかのことらしいです。
ただ、実際にPC作業に使ってみて思ったのは、解像度の小ささはそんなに悪影響はないかな、って感じです。少なくとも僕の作業についてはそうです。
良かったこと——異常にでかい文字は意外と書くことに集中しやすい。
画面がデカくて解像度がでかいので、文字は異常にでかいです。
PCから離れても同じ部屋にいたら書いてある内容が大体読めるぐらいでかいです。
これが謎の集中力というか、謎の解放感を生みます。
書くことに詰まって部屋をうろうろしてもスクリーンの方を見れば書いてある内容が見えるので、読みながらうろうろできるのがなんかいいなって感じます。意味不明ですが、我ながら!
PC画面に向かっている時というのは、ある程度姿勢を整えていないとディスプレイが見えないと思うのですが、どういう姿勢でもパッと文字を見られるというのは、なんか書き仕事をする上で結構やりやすいなーと思いました。
なんか解放感があります。
個人的にシングルタスクに集中するのなら小画面小解像度でいい説を唱えているのですが、大画面小解像度も意外とアリだなとやってみて思いました。
プロジェクタの画質がなんかPC作業しやすい説
中華プロジェクタというのは基本的に暗いです。
10000ルーメン!とか謎の謳い文句がありますが、これは中華ルーメンとあだ名されている何の参考にもならない数字で、ANSIルーメンというしっかりした数字があるらしいのですが、10000ルーメンを謳っている中華プロジェクターがANSIルーメンだと200とか300しかない、みたいのは珍しくないらしいです。
(徹頭徹尾、「らしい」とか伝聞調で進めていくスタイル)
ただ、このぼんやりとして暗い文字がなんかPC作業しやすく感じます。
文字がデカくて明るくないので、なんか見やすいというか目の疲労感があんまりないんですよね。
そんなに物凄い長時間作業したわけじゃないんで、厳密に細かいところを突っ込まれるとボロが出る気はしますが!
ノートPCの画面+超大画面意外とアリかも
僕は基本的に(気が散るから)デュアルディスプレイ否定派なのですが、ノートPCの小さい画面と超大画面、という組み合わせのデュアルディスプレイはアリかもというか、結構使いやすいかもなーと思いました。
プロジェクタという非日常感が集中力を高めている疑惑はありますが!
この環境にして改めて感じるMacBook Proの使いやすさ
Windowsと厳密に比較したわけじゃないんですが、この環境にするとMacBook Proって使いやすいなーと感じました。
タッチパッドが大きいのでカーソルの操作がしやすいというのもありますし、タッチパッドのジェスチャーで仮想デスクトップを切り替えられるのが便利です。
プロジェクタ側にエディタを表示させっぱなしにして、ノートPC側に仮想デスクトップで下調べ用のブラウザと構成をメモしたアップル純正メモ帳を配置しておいて、状況に応じて、ノートPC側の仮想デスクトップを切り替えつつ執筆をしていく、というスタイルがかなり使いやすかったです。
Macだとウィンドウを最大化すると、タスクバーとかメニューバーとかが隠れて完全にアプリだけが表示される状態になります。
なので、noteの編集画面をプロジェクタ側に表示させてウィンドウを最大化すると、エディタしか見えない状態になって、かなり集中しやすいです。
WindowsからMacにメイン作業環境を切り替えて1年半近く経つと思いますが、その中で一番Macを使いやすく感じる瞬間だったかもしれません(大袈裟)
総評:問題点はいっぱいあるけど意外とアリ
というわけで、結論の方に行きたいと思います。
正直この環境、問題点はいっぱいあります。
四隅がよく見えないとか!w
プロジェクタ邪魔すぎるとか
ただ、それを補って余りある楽しさがあります。
PC作業するのがこんなに楽しいのはいつぶりだろうかと思うぐらい楽しかったです。
たまにこれやってみようと思います。
最後に極めてどうでもいいことを書きます。
この中華プロジェクタに余っていた中華サウンドバー(TaoTronics製)をつなげているのですが、意外といいです。というか、あれだ。作業用BGMとして考えると、オーディオ的に音質がいいとものすごく気が散る、ということをあらためて実感しました。