【ネタバレあり】とある地底人のACVI一周目プレイレポ【成長したな……フロム】
というわけで、今更ですが、ACVIの一週目をクリアしました!
2週間に1度しかプレイできなかったので、なかなか進まなかったんですよねぇ……。最終的に痺れを切らして、PS5を部屋に持ってきてプレイしました。
一週目を終えた上で、素直に感想を述べるのなら、「成長したな、フロム……!」
って感じです。
ACVI、シリーズで一番売れているらしいですけど、正直シリーズで一番出来がいいかも(暴言)
と言っても、僕が知っているのはAC3以降(ACVDは未プレイ——箱○が故障してしまったからプレイできなかったのだ……!)なので、あくまでそこからの比較になりますが!あ、ちなみに、僕はダークソウルとかはプレイしてないです。フロムゲーは基本ロボゲーしかしてないです。
というわけで、ここからは、ACVI1周目プレイした上での感想をネタバレありでガッツリ書いていこうと思います!
ストーリーについて
1周目で選んだルートは「ルビコンの解放者」ルートです。
ストーリーについても、序盤、中盤、終盤、と分けて書いていこうと思います。
序盤:ハンドラー・ウォルターいい人では……?と思い始める
事前情報とかでは、結構「ハンドラー・ウォルター畜生説」みたいなのが流れていて、最終的にウォルターが裏切るか何かして、ハンドラー・ウォルターの元を離れてからが、本番かな?みたいな見方をされていたんですが……。
実際に、ACVIをやり始めると、猛烈に「この人いい人なのでは……?」感が溢れるというか。
多重ダム襲撃のミッションで「G13……か。名前が増えたな、621」って言っているところで、パパ感が半端なかった。
しかし、色々変わったところはあっても、ミッションのブリーフィングを聞いていると、「ああ……アーマードコアだ……」と強く感じる。
やっぱり、ブリーフィングは大事。はっきりわかんだね。
あと、今作の「フレイムフライ枠」ことテスターACくん。
このこに与えられるコールサインがG13説が僕の中で醸成されて、テスターACくんの全てを奪った感がヤバい。
でも、実は初見の時割と苦戦した(小声)
中盤:異常に印象に残るブルートゥ
みんな大好きブルートゥは最高に印象に残る。1ミッションしか出ないのに!
ここで華麗にブルートゥ語録を使えたらかっこいいのになぁ。残念です、レイヴン。
あと、印象に残っているのは、ヴェスパー7排除の時のスウィンバーンですね。
もちろん「取引に応じる」の後、蹴り殺しました。大爆笑。
たった一人のAC乗りに、腹筋は深刻な大爆笑を強いられる。ヴェスパー第七隊長とも呼ばれた彼は、(ACVI)史上最も多くの笑いをもたらした個人でもある(謎のナレーション)
というか、スウィンバーンをいつも殺してしまうせいで、なかなか六文銭のバトルログを集めるのが大変でした。
バトルログ集めようと思ったら、レーザータレットの猛射撃で取引に応じる前に死んでしまったりすることがあったりなかったり。
六文銭に対するエアちゃんの反応がまた笑える。あれは策とかではなくて普通に素なんだよなあ……。なお、六文銭は普通に強い模様。アリーナの六文銭の再現度低すぎて草ァ!まあ、カーラの再現度も低いからね、しょうがないね。
終盤:「解放者ルート」に向けて
「シンダー・カーラ排除」のミッションが表示された時、両方のブリーフィングだけ聞いてどうしよう……?みたいな感じで割と真剣に悩みました笑
「フロイトとも戦ってみたいが、一度シンダー・カーラ排除してみるか。勝てなければ、フロイトと戦おう!」
みたいな感じでやり始めたのですが、普通に勝ってしまいました。
いやま、恩人を速攻で殺しに行くのはいかがなものか?ここはハンドラー・ウォルターの意思を継いだほうがいいのではないか?という思いはあったのですが!
よくよく考えると、陽動とか言って一般人の乗った乗用車を踏み潰しまくったり、橋に爆弾仕掛けたり、一般人の乗ったモノレール撃ったり、1億人虐殺したりとかしておいて、今更恩人を殺せないとかいうのもおかしな話だなと思って、殺しに行きました(レイヴン特有の畜生ムーブ)。
脳内で誰かが「選んで殺すのが、そんなに上等かね?」っていうから……!
とはいえ、シンダー・カーラ排除をクリアした時「やっべぇ俺とんでもねぇことをしでかしたかも!」みたいなショックを受けましたw
裏切ってるんだから、普通に恨み言を言ってくれてもいいのに、「友達ができたらしいじゃないか」みたいなことを言ってくるからね、もうね。オーバーシアーの人たちいい人すぎでしょうよ。
ショックを受けつつ、次のミッションを始めるとラスティが駆けつけてくれて、下では解放戦線が決起した!みたいな感じで、テンションが再度上がり始めます。いいやん、いけるやん!みたいになってから、ラスティが死んで、「死んじゃったよ戦友……!」。
で、最後のミッション。
エンジン破壊するだけだからいけるやん、と「どうせラスボス出てくるんやろ?」と思ってたら、まさかのラスボス、ハンドラー・ウォルター!
企業に洗脳されて、もう何がなんだかわかんなくなってるのに、「621、お前が稼いだ金だ……再手術をして……普通の人生を……!」
心が抉られる😭
まあ容赦無く撃つんだけど(レイヴン特有の畜生ムーブ)
アーキバスに捕まる→ハンドラー・ウォルターが「火をつけろ、燃え残ったすべてに」→シンダー・カーラが助けに来てくれる→シンダー・カーラを速攻で殺しに行く→「とんでもねぇことをしでかしてしまった(今更」→ラスティ「ルビコンの解放者」→なんかいける?→ハンドラー・ウォルター「621、お前が稼いだ金だ。再手術をして、普通の生活を……!」😭
テンションの乱高下!フロムの手のひらの上でいいように転がされている!悔しい!
今、2周目で「フロイトと戦う」ところなんですけど、
1周目は普通にハンドラー・ウォルターの意思を受け継いで、ルビコンを燃やしておくのがベストなのかもなあと思いました。
2周目だと、ルビコン解放戦線がらみのミッションが増えるので、追加されたルビコン解放戦線がらみのミッションをやってから、ルビコンの解放者した方が、テンション上がるよなあと。
ストーリー面に関しては、まだ1周目なので、全部知っているわけじゃないんですけど、「意☆味☆不☆明☆」ってことがないので、その意味でも「フロム、成長したな」って思いました!
A.C.E初代の投げっぱなしのストーリーとか、ACfAの(ハードモードで)なぜか襲ってくるオッツダルヴァ(お前が「俺の意思を継げ」的なこというたんやろがい!)、ACNXの唐突に「小さな存在」とか言い出すロリコン疑惑のランク1とか、「排除排除」言い出す謎のボスを倒したと思ったら特攻兵器が降り出して暗転「どういうことなの……?」とか。
あんまりそれらについて言い出すと、本題とずれまくるので、この辺にしておきますが、「フロム脳」と言われる原因になった超展開がなくて、話がすごくわかりやすいです。当社比。
アーマードコアにあるまじき聖人「ハンドラー・ウォルター」
発売前は「黒幕」というか「裏切ってくる」みたいなイメージで語られたハンドラー・ウォルターですが、裏切ってくる畜生どころか、アーマードコア史上最高クラスの聖人という「騙して悪いが」でした。
とはいえ、序盤でもうなんか「この人裏切りそうにねぇな?というか、ACfAのセレン・ヘイズくらいのポジなのでは?」とか思っていたら、もう聖人ぶりがやば買ったです。
一応セレン・ヘイズとの共通点を挙げてみよう!
ラスボス(ただし、セレン・ヘイズと戦えるのはハードモードのみ)
主人公のオペレータ兼依頼の仲介人
なんか意外と共通点なかった。
前半からして「この人もしかしていい人なのでは?」とか思っていたら、後半のシンダー・カーラとの会話パートで確信したわけです。こいついい奴すぎる!と。
ハンドラー・ウォルター「これからの命運は621が握っている。だからあいつ自身の意思で依頼を受けて欲しい」
シンダー・カーラ「それが『友人たち』の遺志に反することになってもかい?」
ハンドラー・ウォルター「友人か……それなら、あいつにもできたのかもしれん」
この時点で、これですよ!
自分にも「友人たち」から託された遺志があるにも関わらず、621の意思を尊重してくれる上に「友人ができたかも」みたいな感じのこと言ってくれるわけです。
それが、最終的にシンダー・カーラ排除の時の「友達ができたらしいじゃないか」につながるわけで、ちゃんと伏線が機能してる!おかしい、フロムソフトウェアのゲームでこんなちゃんとしたストーリーになるなんて(暴言)
で、最後には、企業の再教育でなんか洗脳されてもう何がなんだかわかんなくなって、「企業の命令を、友人たちの意思を」みたいな状態なのに、出てくるのが「621、お前が稼いだ金だ。再手術をして、普通の人生を」ですよ。
なんだお前、徹頭徹尾いい人か。
というか、畜生しかいないであろうアーマードコアの世界で、よく今まで生き延びられてたな、ハンドラー・ウォルター!って感じです。
難易度は「クリアするだけならそこまで苦労はしないけど、やり込むには骨が折れる」
一週目を終えた時点での感想ですが。
難易度については「クリアするだけ」なら「そこまで難しくはない」っていうぐらいかなーと思います。
もちろん、2周目以降、難易度の高いミッションが出てくるとは思いますが!
ミッションとしては「レッドガン部隊迎撃」が難しいなーと思いましたが、これは選択制ミッションなんで、もう一方のミッションを選べば比較的簡単に進められます。
まあ、「レッドガン部隊迎撃」をクリアするのに固執したので、結構苦労したんですけどね……!
ボスに関しては、チュートリアルのヘリ、ルビコプター以降だと、アーキバス・バルテウスぐらいかな、苦戦したのは。
ただ、バトルログコンプリートとか全ミッションSランクとかやろうとすると、難易度は途端に跳ね上がりますね、これは。
「執行部隊殲滅」でキャンドルリング倒した後執行機体に勝てないし、「未踏領域探査」で橋の下にたくさんいるコマみたいなやつを倒すのも厳しいし、色々困ってます。
チェックポイントからリトライできて、かつ、負けた後だとアセンも変えられるので、すごくやりやすくなっていると思います。リトライ使いたくない!とかアセン変えるのは邪道!みたいなこだわりがなければ、本当にクリアするだけ、ならだいぶ簡単だと思います。
ボスも一回負けたら、「あーはいはい、こういうアセン組めば勝てそうだな」ってわかるので、リトライするときにアセン変えれば普通に勝てる感じです。
ACVの時はアセンは変えられなかった気が……いや、ロザリィのヘリを呼べば変えられるんだけども。チェックポイントで再開する時全部では変えられなかった気がするので、その辺はすごくやりやすくなっていると思います。
なので、1周目をクリアした感想としては見出しに書いた通り「クリアするだけならそこまで苦労はしないけど、やり込むには骨が折れるちょうどいいバランス」だと思います。今のところは!
追記:「難しいけど、プレイしやすい」
この文章の第一稿では、そんな感じで「クリアするだけなら難しくないけど、やりこむと難しい」みたいなことを書きました。上記の通りに。
ただ、改めて考え直してみると、もう少し違うかなあと思います。
上で書いたことも間違いなく自分の感想なんですけども、伝えたいことの半分ぐらいしか伝えられてないですね。
一週目で結構詰まったところ(アーキバス・バルテウスとレッドガン部隊迎撃)がある時点で、やっぱり難易度は高いと思います。
スマートクリーナーも初見では勝てずにリトライすることになりましたし、BAWS第二工廠のミッションもそうです。
それらがあんまり苦にならなかったのは、「難易度は高くても、それに挑戦しやすい仕組みがあったから」だと思います。
アーマードコアって、基本的に難易度が高いシリーズなんですけど、R-TYPEシリーズのような死に覚えゲーというよりは、試行錯誤が重要なゲームです。
失敗したら、立ち回りを変えてみたり、アセンブルを変えてみたり、といった感じ。YouTubeとかニコニコ動画にはドミナントがたくさんいますが、そういう人たちは例外としてw
先ほどR-TYPEの話を出しましたが、STGってコンティニューの回数とかが決まっているので、ある一カ所で詰まっているだけなのに、何回もそこにいかないといけない、とか、ボスに勝てないのに、何回も道中をプレイしないといけない、道中でどうパワーアップを獲得するのかとか、詰まっているところにいくまでの立ち回り、というのも考えないといけないです。
それは、チェックポイントからのリトライがない過去作も同じです。
でも、チェックポイントからのリトライ、そこでアセンブルを変えられる、という仕組みが加わると、ボスに勝てないなら、道中のことは考えず、ボスのことだけ考えて試行錯誤ができるので、一気に敷居が下がるんですよね。
なので、「難しくない」というよりは「難しいけど、難しさを感じないぐらいにプレイしやすい」というのが、適切なのかな?と思います。
迷うからマップ機能が欲しい(過去作にはあった)
難点というか、希望というか要望を挙げるとすれば、昔のACにあったマップ機能が欲しいと思う時が結構あります。
特に地中探査系のミッションを受けている時はそう思います。
排気ダクトを探すために十数分探し回るとかちょくちょくあるねんな……リアルだと方向音痴ってわけじゃないんですが、ACVIの中だとかなり高確率で迷いますw
結論:ストーリー面でもゲームプレイ面でも、完成度が高い
そんなわけで、ゲーム面としてはすごく完成度が高くて、フロムソフトウェアというゲーム会社の成長ぶりを如実に感じました。
というわけで、僕は、燃え残ったすべてに火をつけきます。それでは。
あ、でも、先にバトルログ収集を先にやろうかな…………?
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