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「マリッジブルーを乗り越えたい」というお悩みへの回答

本日はココロノマルシェに回答します。
ご相談内容に共感される方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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本日は「マリッジブルーを乗り越えたい」というお悩みについてです。

私は結婚相談所で婚活し、婚約を控えている35歳女性です。
恋愛経験がなく、現在絶賛マリッジブルー中です。
自分では、その原因を以下の通り分析しています。
①失敗したくない。
→もし上手くいかなかったら?考えても仕方ないと頭では分かりながらも不安で仕方ありません。
②変化への恐怖。
→婚活を10年くらいやってきました。一人暮らしは15年以上です。他人とうまく暮らせるのか?自分の時間がなくなってしまうのではないか?これまた相手との擦り合わせの上で成り立つ結婚生活であると理解しながら不安なままです。
③自分は幸せになれない
→婚活を長くやりすぎて、結婚できない事実に自己肯定感が下がっていました。いざ目の前に結婚というものが来た時に、私には無理!と思ってしまっています。
④本当に結婚したいのか?
→婚活の時は上手くいかなくて泣いていた自分が、こんなことを言うのは信じられないです。親のため、世間体のため、子供が欲しいから…そのような理由で結婚したい気もしてきました。

相手にもマリッジブルーであることは伝えており、私も色々検索しまくって、覚悟が決まる瞬間もあるのですが、気分が沈んだり上がったりを繰り返しています。メンタルに来ると食欲が落ちてしまうので、最近はとにかく食べれるものを食べるように頑張っています。

マリッジブルーの乗り越え方について、アドバイスいただけますでしょうか。

ご相談への回答です

はじめまして。ご相談ありがとうございます。

マリッジブルーは、多かれ少なかれ、誰もが通る道だといわれています。

かくゆう私も、現在離婚したものの、マリッジブルーを経験しています。離婚したからこそみえる、婚約期間中の気持ちの葛藤、そしてその乗り越え方を、少しでもご参考になれば、と、心理学の観点を交えてご紹介します。
このマリッジブルーは、さらに2人の絆を深めるチャンス、とも言えるのです。


■そもそも、「マリッジブルー」とは

例えばこんな感じが特徴的です
・相手の嫌なところが目について、「この人でいいのか?」と不安になる
・「ほかにもっといい人がいるのでは?」と結婚に迷いがある
・これからの結婚生活にいいイメージがわかない
・結婚したいのかわからなくなってきた
新居や結婚式の準備の意見の食い違いや、「私ばかり奔走している」といった場合にも生じます。こういった具体的なことだけでなく、漠然とした不安からブルーになることも。

人生を左右する大きな決断です。迷いが生じるにも無理はありません。選択肢があると、その分迷います。選べる自由がある一方、これが、気持ちが不安定になる一因でもあります。
つまり、自分が選択した内容に自信が持てない、と言えるかと思います、

かくゆう私も、結婚経験があり、婚約中にマリッジブルーを経験しています。全く喧嘩をしなかった(良くも悪くも)私たちですが、結婚準備中に、初めて意見の食い違いが露呈して、「価値観が違うかも」なんて不安になり、式場の予約をキャンセルする事態にまで発展しました。あの頃の私は「結婚したらもう後には戻れない」といった、追いつめられる感じがして、窮屈でしんどく、逃げたくなったのです。「選択しなかった別の選択肢の方が良かった」と思う未来が訪れるのが怖かったのです。
 
ですが、離婚を経験した今、極論を言うと、別れたくなったら「そうなったらそうなったとき」だと、開き直れています。
ただ、開き直るためには、「自分の選んだ選択肢を正しいとする」ようなマインドが必要です。永遠に「あのときこうしていれば」と今に幸せを感じられなくなる。「自分の選んだ選択肢を正とする」には、今こうして、たくさん迷って悩んで、その上で、決断し、覚悟をするプロセスが必要なのです。

いずれにせよ、マリッジブルーは、多かれ少なかれ、「誰もが」感じる・通る道だったりするのです。
なぜなら、新しい環境に身を置くのは、勝手知ったる現状がいくら辛くてしんどいものであったとしても、不安を感じる、というのが人の心理だから。「未知のものはわからない」。この「わからない」というのが、不安の正体だからです。

誰もが、ということは、程度の差はあれ、男性も感じている、と言っていいかと思います。つまり、お相手も、同じように感じている可能性があるのです。

ちなみに、今回のご相談とは少し乖離しますが、例えば、そろそろ結婚の話が出てもいいんじゃないの?とやきもきしているのに、パートナーがなんだか煮え切らないと感じたら、「今は葛藤に苦しみながら乗り越えようとしているんだな」と思ってあげてください。 

■結婚したくないとしたら?それはなぜ?

「結婚=幸せ!」「結婚したい!」と今まで頑張ってきたのに、どういうこと? ですよね^^;
顕在意識、つまり、意識できる自分の気持ちは「結婚したい!」
でも、無意識的に「結婚したくない」という気持ちもあり、それがゆらゆらする原因の一つと考えられます。

たとえば、自由が少なくなる、など。
今までお金の使い方や時間の過ごし方など、気兼ねなく自由に決めることができていたのに、お相手の意向も確認することが面倒くさく感じてしまうだろうな、と想像したり。

ちなみに、「自由を感じる」とは、どんな環境であれ、可能です。自由を感じるのはその人の感じ方だから。つまり、心の捉え方次第だったりするのです。

■処方箋①:パートナーに打ち明ける

どんな不安を感じているか、掘り下げてみましょう。
それと同時に、結婚して嬉しいと感じることも、洗い出してみましょう。
それぞれ20個ずつ、挙げてみてください。できれば紙に書き出してみるとより効果的。

洗い出してみて、その内容をパートナーと共有してみてください。もしかしたらパートナーがその解決策を持っていたり、ご自身が不安に思う事項をお相手は気にしていなかったり、はたまた、同じような不安を抱えている可能性もあります。

いずれにせよ、コミュニケーションを通して不安は小さくなっていきます。その時には二人の間の絆が、さらに深く強くなっていることにも気づくはず。こうして、結婚への覚悟、2人で幸せになる決意を固めていくのです。マリッジブルーは、そのためのプロセス、ともいえます。

「怖い」と思うのは、実は、一瞬。2人で手を取り合って、怖いながらも橋を渡ると、思うより早く、渡り切れるものなのです。
あなたは、もう1人じゃない。1人で乗り越えようとしなくていいのです。

■処方箋②:相手に意識を向ける


よく「パートナーは鏡」という言葉。聞いたこと、ありませんか?パートナーは同じ感情を感じる、と、よく言われます。身近な人の感情は共鳴するからです。例えば、満員列車で、イライラしている人がそばに立っていると、自分もそわそわした、というような経験はありませんか?そのイメージです。
先ほど述べたように、「相手も不安を感じている」可能性があるとするならーーー

こんなときこそ、
・パートナーは今、何を感じているのだろう 
・どんな家庭を夢見ているのだろう 
・パートナー自身も気づいていない気持ちがあるなら、どんな気持ちだろう
と、相手に意識を向けてみてください。そして、そんなパートナーに、今自分ができることを考えてみてください。

こんな風に相手に意識を向けると、そして、相手に「与える」という姿勢を取ることで、自分の感じる不安や怖さが軽減されます。実際に、何か行動にできなくても構いません。「意識を相手に向ける」ことが大切なのです。もし「彼も怖がっているんだな」とわかれば、少し気持ちに余裕が出ませんか?また、その意識を持つことで、自分は地に足がついて、落ち着いてきます。落ち着くあなたをみて、パートナーも安心し、またさらに、2人の覚悟や絆も強まるのです。

■処方箋③:覚悟を決める

やはり、何より、覚悟。マリッジブルーを乗り越える絶対必要条件です。
幸せになることを許し、幸せになることを覚悟する。
年貢の納め時、という表現もされる「覚悟」。「コミットメント」とも言われます。

「どんなことがあったとしても、どうにかして私はこの人と幸せになると腹を決める」
「決める」という考えをすることで、自分の選択の自信の無さが作り出していた心のぶれがおさまり、不安や、迷い、憂鬱さや、イライラから脱出することができることがあります。

れもんさんが、笑顔いっぱいの、幸せな結婚生活を送れますように、心より応援しています。
ご相談ありがとうございました🌸


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