タチの悪いシロアリ
こんにちは。
防虫ライターの丸永〔マルエイ)です。
本日のテーマは「タチの悪いシロアリ」というお話。
シロアリは世界に約3000種、国内では約20種類以上が確認されています。
そのうちの建物を加害するのは約7種類ほどです。
大概のシロアリはタチが悪いと思われているかもしれませんがそーでもないんですね。
建物を加害するシロアリはたったの7種類しかいないということです。
その代表的なシロアリはさらに少なく約4種類
ヤマトシロアリ
イエシロアリ
ダイコクシロアリ
アメリカカンザイシロアリ
その中でもヤマトシロアリとイエシロアリの2種が代表的なシロアリになります。
私がいつも書いているシロアリというのはヤマトシロアリについて書いています。
こちらはヤマトシロアリの兵蟻です。
ヤマトシロアリとイエシロアリを見比べる際には兵蟻の頭部の形を確認することにより判定することができます。
ヤマトシロアリは長方形に対し、イエシロアリ
イエシロアリの兵蟻の頭部は卵形をしています。
さらにイエシロアリの兵蟻の頭部を触ると乳白色の液を出します。
ではどちらがタチが悪いのかという話ですが、タチが悪いシロアリはイエシロアリになります。
これは巣の規模も違うためイエシロアリがタチが悪いということもありますが、イエシロアリには水を運ぶ能力があるため、乾燥していた木材を腐らせことができます。
一方ヤマトシロアリにはその能力がないため、湿気っている場所でしか繁殖できません。
イエシロアリの能力の方が高いということで被害箇所も甚大になりますし、タチの悪いシロアリとなるわけです。
イエシロアリがあなたのお家に発生する日が来るかもしれません…
少しイエシロアリについて補足しますと、イエシロアリは必ずしも床下から侵入してくるということはありません。
先ほども話しましたように水を運ぶ能力があるため、上から降りてくるという食害も珍しくはありません。
イエシロアリにだけは入られたくないものです。
本日も一読くださいましてありがとうございます。
またお会いしましょう。
バイバイ‼️
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