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#Transcending Time
通勤途中にDREAM THEATERのアルバム「A View From The Top Of The World」を聴いていた。
そういえばこの前彼ら日本に来ていたな、と。
ライヴの様子がちょこちょこyoutubeにあがってましたが、ステージセットが自分達の楽器くらいで、他は後ろ、両脇に巨大なスクリーンが配置されていて常時映像が映し出される感じ。MEGADETHの武道館公演もこんな感じだったかな。
最近はステージにMarshallのアンプの壁とか作るの流行らないのかな。
でも彼らの音楽性から考えれば、イメージにあった映像流した方がより楽しいと思う。
DREAM THEATERというバンドは前から聴いていたけど、好きでも嫌いでもなかった。凄いバンドだと思う。でもなんというか曲が時々同じように聴こえる時もあった。
印象が変わったのは2011年発表のアルバム「A Dramatic Turn Of Events」から。ドラムのマイク・マンジーニが加入した頃、同時にバンドに前任ドラマーのマイク・ポートノイが関わらなくなった頃だ。
一番思ったのは随所にメロディが強調されるようになったこと。
彼らの持ち味であるプログレッシヴな展開はそのままに、歌メロ含めたフレーズ達がとても印象深く耳に届く。
同時に以前は曲名も覚えてないくらいの印象が、はっきりと曲名まで覚えるくらい記憶に残るようになった。
今のバンドの音楽性を握っているのはギターのジョン・ペトルーシとキーボードのジョーダン・ルーデスだろう。より彼らのメロディ志向が表面に出てくるようになっているように思う。
僕が持ったこの印象は、2013年発表のアルバム「DREAM THEATER」、2019年発表の「Distance Over Time」でより確信へと変わった。
そして今彼らの最新アルバム「A View From The Top Of The World」を聴いていて、中でもその最たる曲が「Transcending Time」だと思う。
昔からのファンからすれば「こんなのドリームシアターではない!」と思うのではないかと心配してしまうくらいの幸福感を携えた楽曲。
やはり随所に現れる少し80年代っぽいキーボードのフレーズがそう思わせるのだろうか。
次のアルバムがまた楽しみなバンドの一つ。今の自分の音楽的志向、メロディ、メタルなエッジ、スリリングな曲展開、全てを満たしてくれるバンドは彼らくらいではなかろうかと、通勤途中でふと考えた次第。
余談1
この機会にドラムのマイク・マンジーニの加入オーディションの様子をyoutubeで見た。実は過去にボーナスDVDに収録されていたものを見た事があるのだけど、
数人オーディションした中で、マイクが一番「受かりたい!」という気持ちが前に出ていたと思う。そして何よりオーディションを楽しんでいたと思う。
掴みたいものが目の前にある時、臆せず掴み取る姿勢って凄く大事だと思った。
余談2
「今のバンドの音楽性を握っているのはギターのジョン・ペトルーシとキーボードのジョーダン・ルーデス」と書いたが、二人のミュージシャンとしてのテクニックに圧倒されるのはアルバム「The Astonishing」収録の「The Gift Of Music」。
曲の最後あたりに始まるギターと鍵盤のフレーズの「激しくない」ぶつかり合いは一瞬何弾いているのかわからなくなる(笑)。
それではこの辺で。またお会いしましょう!