
ふたたび、花びら染めの日。
古い白いシャツを
花びら染めしてみよう、と
種蒔きから育てた
マリーゴールドの花を
切り戻したので、
やってみることにした。

袖口にもすこし

40分くらい蒸し器に入れて。
こんな風に、染まった!
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着てみた。


2023年のマリーゴールドさんの
元気ないろの、シャツ。
庭の村で、着よう。

植物さんの上で
花びら染めされた布が揺れている。
ある日は、空想のものを
染めてみることに、した。

Plan
《薬花の店》で
使われていると思われる、
包帯をつくる。
わたしのもうひとつの
文字のリアルワールド
《はちゃめちゃの町)の
上空を飛ぶ《飛び森》に
隠れ棲んでいるヤッカが、
つくりそうな包帯。
ヤッカが開発した
代表的な装着系クスリ
*矢車草の義眼

*矢車草の義眼を処方された
シュトルムのオハナシ(一部)


染めてから、包帯たちに
なまえを付けてみた。

おんなたちの軽い症状には
ヤッカは花びら染め包帯を処方します。
矢車草の義眼などは
滅多に処方しません。
強いクスリは
副作用もあるからです。

襖の桟に、吊るした。
また、ある日も
花びら染め包帯をつくった。
ホワイトセージや、
黒紫のサルビア、
赤葉千日紅などを摘んで。

あまり、たくさん、
花や葉を散らさないようにして。




わたしは、花びら染めは、
生活のなかで役に立ち、
ずっと使えるもの
には、縁なきものとして
考えている。
こどものころの
チラシの裏の落書き
みたいに、
ただ、楽しくてやる、だけ
にしよう、と思っている。
そういうものが
わたしをいちばん
満たしてくれるから。
庭から、アパートに帰り
ヤッカの包帯たちを
窓ベに吊るし、
紅茶(milk tea)を淹れ、
パート勤務が無い日に
オハナシを紡ぐとき、
しあわせ、で、ある。

オハナシを書いている。

包帯の近くて冷まし、

一緒に眺める。
Novemberになったら、
紅葉した葉っぱたちも
花びら染めに加えようと
思っている。