小径づくり、半分、の日。
小径をつくりたい、と
ふと、立ち寄った
エクステリアのお店で
フランス産の煉瓦を
20ほど買ったのは、
もう半年も前だ。
その日、には、まだ、
庭のどこに小径をつくるのか?
も、わかっていなかった。
ただ、煉瓦のいろを
気に入って、とりあえず
庭へ、つれてきた。
それから、数ヶ月、
庭を耕したり、
植物さんの苗を植えているうちに
ある日、ふと
ここに、まず、
ひとつめの小径をつくろう!
と、思いついた。
暑さに負けず、
植えた植物さんたちも
育ってきたので、
ようやく今週、煉瓦を敷いてみた。
でも、煉瓦が足りなくて、
小径は《半分だけ》となった。
半分、できる、というのは
良いもの、だ。
続きを、深く、空想できる。
また、お金を貯めて
煉瓦を買おう。
それまで、深く夢見る。
🕯️
去年の10月終わりに
ここ(ナンニモナカッタ場所)を耕して、
左側にジギタリスさんやペンステモンさんを
右側に、一年草のヴィオラさんたちを
植えたとき、
こんな小径ができる、なんて
思っていなかった。
母が去り、父も去った
荒れ果てた、土だらけの、庭が
ただただ、寂しくて、
独り、庭へ通った。
庭は、わたしの悲しみを吸って
応えてくれている。
寂しく荒れ果てた地を
ふたりで、変えよう、
変えられるよ、と
いつも、励ましてくれる。
さて、この秋から、
わたしはもうひとつ、
小径をつくろうとしている。
ここは、
シルクハットの小径という名が
すでについていて、
明るい日陰を好む、植物さんを
いろいろお迎えしたい、のである。
しかし、木の根が張り、
土も硬く、なかなかに手強いエリアで、
ゆっくりゆっくりしか、進まない。
空き地に隣接しているので、
雑草の種もどんどんやってきて、
バッタやなめくじなども、
群れて押し寄せ、
きづけば、すぐに荒れ果てる。
でもきっと、
小径になる日が来たら、
大好きな場所になる。
(と、空想する)
新しい花壇も、つくろうとしている。
この夏は長くて、
あまりに過酷だったので、
涼しくなってきたら、
やりたいこと目白押し、だ。
体調に気をつけながら、
楽しく、たゆまず、
庭と、ふたり、がんばりたい。