LGBT問題に関する女性達の意見⑩
10-1. 無題(30代女性、匿名希望)
トランス女性が女性スペースを使用するなら、男性器を取り除く手術は必須だと思う。そこが女性たちの最高レベルの妥協ラインだと思う。だからこそ運用だけで手術要件をなくした司法のやり方が許せない。前例ができることによって起こる影響をもっと深く考えてほしい。「命懸けの手術をしないと女性と認められないのか!」って言うけど、女性たちは日々命に関わるからって自衛を強いられてる。それを甘く見過ぎだと思う。
それに命に関わるから手術したくない、が認められるなら、そのうち健康を損なうからホルモン注射もしたくないって人がきっと出てくる。それが通っちゃったらもうセルフIDじゃん。性自認女ですって嘘ついて犯罪者がばんばん押し寄せそうで怖い。
本音を言えばMtFもFtMも、男性的な要素のある人は女性スペースに入ってきて欲しくない。でもどこかで妥協も必要なんだと思う。けど一歩譲ったらどんどん侵略してくる人がいてそんな気になれなくなってきている。
10-2. 無題(40代女性、匿名希望)
このような場をつくってくださり感謝しています。
私は今のところ共産党を支持しており、与党の悪政を暴いたり弱者のために活動していることなどには心強さを感じていますが、昨今世界で起こっている事件がある中でLGBT思想を推進する姿勢にはどうしても納得できず葛藤を感じています。
私には子どもはいませんが、もし娘がいたらとか、姪たちや友人、友人の子どもたちや職場の同僚が被害にあったらと考えると、自分だけの嫌悪感や取り越し苦労だけで片付けられる問題ではないと思うのです。
各政党がLGBTの考え方を推進することを前面に押し出す時に、一部のLGBTの方々がおっしゃるように、それは政策の具にしていると思われても仕方がないと思うのです。
多様性が認められることに異論はありません。ですが同時に、実際起こっている問題も直視してほしいと思うのです。
支持政党と社会問題、個人の思想など、どう切り分けるのか考えがまとまらないまま書きつらねてしまいました。苦しいけれど向き合い続けて自分なりに落とし所を見つけていけたらいいなと思っています。
10-3. トランスウィドウ(30代女性、匿名希望) ※紹介NG
トランスウィドウになって数年が経ちます。何度もSNSアカウントを作っては発信を試みてきましたが、いつも嫌になって削除してしまいます。この場が率直に意見を述べられるとのことでしたので、これをネット上最後の発信にしたいと思います。
「最初に聞かなかったからダメになった」
「家族ならどんな問題も受け入れるもの」
「人を見る目がない、雰囲気や見た目から分かるだろう」
「私の相手は⚪︎⚪︎だけど、私は受け入れた」
「あなたは男だなんて、女だと思ってる人に言ってはいけない」
「あなたの相談はここ(LGBT専用ホットライン)では受け付けられない(ドチャクソ怒られながら)」
全てネット・電話上で私がトランスウィドウになって聞いたことです。
直接顔を合わせて相談した人々は、このようなことは言いませんでした。
あなたが女性で男性が好きとして、学校でも職場でも趣味の場でも好きだな、と思った人と恋人として「付き合う」際に「あなたは男か?」と確認してきましたか?するのが普通という認識を持った人はどれだけいますか?
「私は女だった。昔から心の檻に女の自分を閉じ込めてきた」
「友達の家で女物の服を着て友達(男)といやらしいことをした」
「男の見てくれの自分を愛したというなら、君は幻想を愛した。」
「私は自分が何者か、それを知るために生きている」
「このパンツ(私のもの)、持っていていい?」
「血液検査がしたい、できる場所を探して(ホルモン剤を飲むため)」
「そんなもの(精神科で処方された薬)を飲まないと私と一緒に出かけられないなんて、ひどい」
「ごめん、やっぱり自分は男だった。前に⚪︎⚪︎(有名男性俳優)に似ていると言われたのが嬉しい。もう一度やり直そう」
「私は女になれて幸せ、この幸せを分けてあげたい」
「⚪︎⚪︎、××(性分化疾患患者を揶揄する文言)、私のことは何とでも呼べ」
全てmtfとなった元夫から言われたことです。
私はまともな精神状況を保てなくなりましたが、他の人は保てるのが普通ですか?
元夫はいわゆる18禁の同人誌大好き、ポルノ大好きです。当たり前のようにポルノのモノマネをしました。そんな人が自分を女だと言うこと、想像できますか。こんなの心が女な訳ないと思った場合、その線引きはどう判断したのですか。
今はもう2度と、LGBT関連にもトランスジェンダー関連の話題にも関わりたくないと思っています。でも、関わらざるを得ません。
今私が住んでいる場所ではセルフIDが始まりました(エスケー様が他の記事でも取り上げられている国です)。始まる前もう既に、私が通う語学学校で明らかに男性と思われる人が女性用トイレを利用していました。クラス内にも別の人でそうだと思われる人がおり、グループワークの際は吐き気で死にそうになりました。普通に接しようとしても言葉が出ず、「英語わかる?(学校で学ぶのは英語ではない言語)」と高圧的に何度も聞かれました。私は英語が話せますが、ずっと笑ってヘラヘラするしかありませんでした。それ以外の反応はできませんでした。本当は叫んで教室を出ていきたいくらいでした。誰と組まれるか、グループワークの際はいつも動悸がおさまりません。教師には「私はLGBT関連の話題になると精神的に不安定に見えるだろうが、話は聞いているしタスクもこなすので、そっとしておいてほしい」と伝えました。具体的に話したところで差別者だと言われるのは私だと思ったので、それ以上のことは言いませんでした。教員はLGBTだろうが何の国籍だろうが問題ない、という態度でした。私の言いたいことが理解される日は来ないだろうな、と感じました。他の教員は文法問題に「人々はホモフォビア、トランスフォビアと戦わなければならない」といった例文を何度も使用していました。私がトランスウィドウと言ったらどうなるだろう、といつも思っていました。
彼らが何をするわけでもない。そうかもしれませんが、ならばなぜ私の心臓は死ぬほど動いて泣きたくなるくらい嫌な思いになるでしょうか。なぜ離婚の際に経験したあの苦しい感覚が蘇るのですか。私が経験したことは「彼らが何かしたこと」には入りませんか。人を疑ってはいけない、人の良い方を見ろ、勝手に私物を盗み見てはいけない、家族として当然のことをしたまでなのに、そのままでいれば相手が「自分は女だ」と思っていることに気づけない。気づけないことをバカにされ、家族として添い遂げないことで人間扱いされない。戸惑う時間や態度すら許されない。私、本当にどうすれば良かったですか?
私はこの先この辛さとどう折り合いをつければいいのか何度も考え、結局できることは、苦しみながら憤っては自分を慰めることを繰り返すただそれだけです。誰がその苦しみに気が付いてくれるのでしょうか。今の世間ではカムアウトした人、その人と一緒に生きていく相手にのみスポットライトが当たり、私の苦しみは誰からも見えません。一緒に生きていく人がいることも、私のように変わられたことへの怒りが収まらず事実別れを選んだ人もいることも当たり前だと思ってくれる人がどれだけいるでしょうか。
そして別れを選ぶには、自分一人で生きていける力がないと実現が難しい事実をどれだけの人が分かっているでしょうか。私はたまたま大学を卒業し、仕事がありました。自分のことを自分だけで養っていける状態でした。そうでない人は同じ選択肢を選べるのでしょうか。
私はいまだに再婚相手におりに触れて何度も何度も「あなたは男か。女になりたいという気持ちはあるか。」と聞いています。夫には結婚前に自分の身に起こったことを全て話し、今後もきっと尋ね続けると言い、「問題ない」と言われています。トランスウィドウの苦しみに出口はないです。自分の好きな性別、身なり、人を好きになる時に重視するもの、人を疑ってはいけないという思い、それら全ての私の尊厳を培うものをボロボロにぶち壊された人間の行き着く先です。
この気持ち、一体誰が共感してくれるでしょうか。
なお、現在の元夫は男性のパートナーと同居、SNSにて数万人のフォロワーがいるアカウント主で、頻繁に自分の姿や際どい体のセルフィーをアップし続けています。でもホルモン剤投与は止め、「mtf」とは名乗らず「femboy」と名乗っています。
(紹介NGとしていますが、本文をそのまま載せるのはこちらのnoteのみとさせていただき、その他のSNS媒体では、エスケー様が端的に要約された内容であれば紹介OKです。この本文もかなりストレートな文言を使用しているため、センシティブだと思われる場合は、エスケー様のご判断で掲載を頂かなくても問題ございません。)
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