【遊戯王】ティンダングルと初動札【6/26更新】
※2024.6.26、『捕食植物オフリス・スコーピオ』からの展開を追加しました。
皆様こんにちは 黒烏賊と申します。
今回から、様々なカードやギミック等をティンダングルの視点から見る記事を書いていく予定です。
第一回となる今回は情報の整理も兼ねて、ティンダングルにおける「初動札」について、それぞれのメリット・デメリットをまとめて行きたいと思います。
新たに使えるカードが登場した場合や展開が思いついた場合はその都度更新して行きますので、よければフォロー等をしていただけると嬉しいです。
ティンダングルを基本から知りたい、という方がいらっしゃればまずは先にこちらの記事をご覧下さい。
前書き
「初動札」と一口に言っても様々な解釈が存在するため、今回は「確定でティンダングルを1枚墓地へ用意する+α」が出来るカードとさせていただきます。
確定の無いランダム墓地肥やしについてはまた別の機会に記事を書く予定ですので、よければご覧下さい。
ティンダングル・ジレルス関連
テーマ内に用意されている初動札である『ティンダングル・ジレルス』は、ティンダングルを1枚を墓地へ送りつつ、自身もティンダングルなので墓地へ行けば1枚分のカウントになります。
その為ジレルスをサーチ出来るカードも条件に当てはまると考え、それぞれの特徴をまとめていきます。
裏風の精霊
召喚時にリバースモンスターをサーチする、という非常にシンプルなカード。
【メリット】
・打点がそこそこ高め
・サーチ範囲が広く制約も掛からないため、中盤以降でも腐り辛い。
・デッキ内に余計なカードを入れる必要が無い
【デメリット】
・コンボ性が低く属性も異なる為、初動で使った場合はサーチ後に棒立ちで残りやすい。
ソウル・リゾネーター
召喚時にレベル4以下の悪魔族をサーチ出来るモンスター。
【メリット】
・このカードをサーチする手段が非常に多い
・特殊召喚しやすいチューナーの『ヴィジョン・リゾネーター』とサポートを共有出来る。
・サーチ効果を使わずにただのレベル3チューナーとして使うことも出来る
【デメリット】
・制約が重く、中盤以降はサーチ効果を使いにくい
・素材にできない場合、攻撃力が低いモンスターが残る事になる
魔界発現世行きデスガイド
様々な動きが可能なカードなのでこの記事に複数回登場しますが、この項目では「ジレルスをサーチする」という点で考えます。
このカードからジレルスを手札に加える流れは以下の通り。
【メリット】
・ケルビーニの耐性付与により、リバース前に除去される可能性を減らせる
・中盤以降も展開要因として機能する
・ジレルスを引いている場合でも強く使いやすい
・墓地に魔竜将ディアボリカが残る
【デメリット】
・メインデッキに余計なカードを入れる必要がある
・素引きケアに使う『魔界特派員デスキャスター』を含めるとエクストラを2枠使う
・打点が低いケルビーニが残る
クローラー・ソゥマ
クローラーモンスターを2体リクルート出来るカード。
このカードからジレルスをサーチする手段は以下の通り。
【メリット】
・場に居るモンスターで『ヴァレルガード・ドラゴン』を出せるので、能動的なリバースが可能
・ソゥマは中盤以降も展開要員に出来る
・墓地のクローラーを『ティンダングル・エンジェル』での蘇生対象として使える
・星遺物カードなどを増やせば『星遺物の醒存』で墓地肥やしとソゥマのサーチが狙える
【デメリット】
・ソゥマに加えてモンスター2枚が手札に必要
・デッキに入れるカードが多い
・シャドールの素引きケアが必要
捕食植物オフリス・スコーピオ
「オフリスダーリン」と呼ばれる組み合わせが出張パーツとして有名なカード。
このカード+「モンスター含む手札コスト2枚」の3枚から、「ティンダングル・ドロネー』+ティンダングルモンスター3枚にアクセスが可能。
【メリット】
・オフリスをリクルート出来る『ローンファイア・ ブロッサム』や、オフリスをサーチ出来る『捕食植物ビブリスプ』を使うことで初動枚数を増やせる。
・⑥と⑦の順番を入れ替えて、最後にバフォメットとプロキシーを素材に自主退場可能なリンクモンスターを出すと、EXゾーンを空けつつ墓地にドロネー+ティンダングルモンスター3種、という盤面にも出来る。
・ 墓地にHAM、場にバフォメットが残る
・手札のカードを捨てられる
【デメリット】
・エクストラデッキの消費がやや多め
・ダーリングコブラの素引きケアが必要
・手札消費が多い
合成獣融合からの幻獣魔王バフォメット関連
自分としては今1番オススメしたい初動。
類似した展開が可能な札が多いため、デッキ枚数をあまり増やさずに初動札の枚数を増やせるのが優秀。
バフォメットを場に残す展開の場合、『ミラーソードナイト』や『コーンフィールドコアトル』が墓地で妨害や防御として機能します。
「『幻獣魔王バフォメット』と『合成獣融合』が墓地に残る」は共通したメリットのため、この項目の【メリット】欄では割愛します。
『幻爪の王ガゼル』+「悪魔族or幻想魔族」+手札コスト1枚から、1妨害しつつ任意のティンダングルモンスターとイントルーダーを特殊召喚
【メリット】
・『ミラーソードナイト』『コーンフィールドコアトル』『幻爪の王ガゼル』『幻惑の見習い魔術師』で実質初動12枚
・合成獣融合を素引きした場合、代わりにレベル5ティンダングルをサーチ出来るので無駄が無い
・『ミラーソードナイト』からガゼルを出していた場合、『幻惑の見習い魔術師』の効果で任意の幻想魔族をサーチ出来る。
(既にミラーソードナイトが墓地にいる状況になるため、2回目の融合でガゼルを素材にすることで追加のサーチも可能。)
【デメリット】
・融合素材・手札コストが必要なため、完全1枚初動ではない
・『ティンダングル・ドロネー』に直接アクセス出来ない
『魔界発現世行きデスガイド』+コスト1枚から、2妨害しつつ悪魔族2枚墓地
【メリット】
・展開の最後に『ティンダングル・ドールス』等をサーチ可能
・『魔サイの戦士』『トリック・デーモン』は素引きしても問題無い
・「レベル3モンスター2体+モンスター1体」を並べられれば、『彼岸の黒天使 ケルビーニ』で魔サイを落として同様の展開が出来るため、初動札を増やしやすい。
【デメリット】
・『大翼のバフォメット』を素引きすると同様の展開が出来ない。
(魔サイでトリック・デーモンを墓地へ送りデスキャスターで魔サイを蘇生することで、1妨害しつつ悪魔族を2体墓地へ送ることは可能。)
・ティンダングル・ドロネーに直接アクセス出来ない。
ライトロード・ドミニオン キュリオス関連
デッキから任意のカードを墓地へ送りつつ、追加の3枚のランダム墓地肥やしが可能なカード。
出し方は様々ありますが、ティンダングルと何らかのシナジーを持てる物に絞ってまとめて行きます。
『七精の開門』『暗黒の招来神』
いわゆる解門キュリオスと呼ばれる初動。
【メリット】
・手札のティンダングルをコストで捨てられる
・開門が残る為、次ターン以降のリンク素材供給などに使える
・レベル10モンスターさえ用意出来れば、ティンダングル関連永続魔法や『ティンダングル・ドールス』で墓地へ送った永続魔法等をサルベージ出来る
・2枚目以降の開門・招来神を引いた場合、打点作成や場を空ける役として相性の良い、『幻魔皇ラビエル―天界蹂躙拳』をサーチ出来る
【デメリット】
・エクストラの枠を初動専用カードで3枠使う
スケアクロー・ライヒハート
【メリット】
・相性の良い除去効果を持つ『肆世壊=ライフォビア』がフィールドに残る。
・後攻の場合アストラウドとカオスアンヘルで2枚除去が出来る。
・カオスアンヘルが墓地へ落ちるため、『デーモンの呼び声』や『魔界特派員デスキャスター』などの蘇生手段を採用すると除去として機能する。
【デメリット】
・メインデッキやEXデッキに入れるカード枚数が多い
ヴィサス=サンサーラ
上記のスケアクロー展開の派生系
【メリット】
・相性の良い除去効果を持つ『肆世壊=ライフォビア』がフィールドに残る。
・後攻の場合アストラウドで除去が出来る
・ディアボランティスで昆虫族・植物族が墓地へ送れる
※リバースモンスター以外の、ディアボランティスでのオススメ墓地送り先
・『捕食植物ビブリスプ』
『捕食植物ブフォリキュラ』をサーチして、『スターヴ・ヴェノム・フュージョンドラゴン』『ガーディアン・キマイラ』などの融合召喚に使える。
・『グローアップ・バルブ』
緩い条件で蘇生出来るのでシンクロ展開に使いやすい。
【デメリット】
・メインデッキやEXデッキに入れるカード枚数が多い
フォーマッド・スキッパー
こちらも上記のスケアクローを使う展開の派生
【メリット】
・スキッパーにアクセスできるカードが多い
・相性の良いライフォビアが残る
・御影志士を経由するため、相性の良い『天獄の王』や『原始生命態ニビル』、その他強力なリバースモンスター等をサーチできる
【デメリット】
・メインデッキとEXデッキに入れるカードが多い
花騎士団の駿馬
【メリット】
・ティンダングルモンスターを1体多く墓地へ用意できる
・『肆世壊=ライフォビア』が場に残る
・駿馬に繋げられる『聖騎士の盾持ち』を『聖杯の継承』『増援』でサーチできる為、駿馬が実質10枚体制になる
・『聖騎士の盾持ち』のサーチ対象にチューナーの『ホップイヤー飛行隊』や、『忍者』を出張させる場合に役立つ『獣の忍者―獏』などがいて使い分けられる。
【デメリット】
・メインデッキとEXデッキに入れるカードが多い
マナドゥム・リウムハート
上記の駿馬を使った出し方の亜種
【メリット】
・ティンダングルモンスターを1体多く墓地へ用意できる
・『肆世壊=ライフォビア』が場に残る
・墓地のカードを除外して『ヴィサス=アストラウド』が出せる
【デメリット】
・メインデッキとエクストラデッキに入れるカードが多い
スクラップ・リサイクラー
【メリット】
・リサイクラーにアクセス出来る『スクラップ・ラプター』をサーチ出来るカードが多い
・次ターンに墓地の星杯を除外することで、『星遺物の傀儡』や『星遺物に差す影』などをサーチ出来る。
・後攻の場合ワイバーンで相手のカードを破壊出来る
【デメリット】
・デッキに入れるカードが多い
・素引きケアが必要。
・先行の場合ワイバーンで破壊するカードが必要。
デスガイドからのその他の展開
他の項でも登場しましたが、この項目ではデスガイドから可能な別の展開について。
イントルーダー+魔神童
イントルーダーと魔神童を落として裏守備モンスターを並べる展開
【メリット】
・ケルビーニの耐性付与によりリバース効果を使いやすくなる
・メインデッキ入れたカードが単体で来ても腐りにくい
【デメリット】
・低打点のケルビーニが残る
悪魔族2体墓地
悪魔族モンスターを2体墓地へ送る展開
【メリット】
・エクストラデッキの消費が少ない
・相手によって魔サイが墓地に送られる状況なら、悪魔の技で代わりに相手のカードを破壊できる
・トリック・デーモンを素引きしてもデスキャスターで捨てて効果を起動できるため、素引きケアが必要無い
【デメリット】
・墓地が肥えるのが相手ターン
・『ティンダングル・ドロネー』を墓地へ送れない
妨害しつつ悪魔族3体墓地
上記展開の派生で、悪魔族モンスターを3体墓地へ送る展開
【メリット】
・相手のカードを破壊出来る
・素引きケアがしやすい
・竜飾灯が手札に加わる
【デメリット】
・メインデッキに入れるカードが多い
・手札コストが2枚必要
・墓地が肥えるのが相手ターン
・『ティンダングル・ドロネー』を墓地へ送れない
悪魔族1体墓地&トップ3枚墓地肥やし
【メリット】
・デッキ枠をあまり使わない
【デメリット】
・『ティンダングル・ドロネー』を確定で墓地へ送ることができない
宵星の騎士ギルス
単体ではそこまで強くない初動ですが、ソゥマを使った初動と相性が良いので紹介。
【メリット】
・『星遺物の傀儡』が場に残る
・星遺物カードとクローラーモンスターを使う初動のため、『クローラー・ソゥマ』を初動として使う場合にデッキとしてまとまりやすい
【デメリット】
・単体では墓地肥やし能力が高くない
・交心の素引きケアが必要
おわりに
今回の記事はこちらで以上となります。
ティンダングルの初動札についてまとめてまいりましたが、この記事の情報が少しでも読者の方のお役に立つことが出来れば幸いです。
今後もティンダングルについての記事を投稿する予定ですので、機会がありましたらご覧下さい。
それではまた何処かで。
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