【遊戯王】ティンダングルと自分のモンスターを退かす手段
皆様こんにちは 黒烏賊と申します。
様々なカードやギミック等をティンダングルの視点から見る記事、第六回となる今回のテーマは『自分のモンスターを退かす手段』となっております。
自分の場のモンスターを退かしつつ何らかのアドバンテージを得られるカードを紹介していきますので、よろしければ最後までご覧ください。
また、ティンダングルについて基本から知りたい、という方がいらっしゃればこちらの記事をご覧いただけると幸いです。
前書き
さて、ティンダングルにおいて自分のモンスターを退かす目的は主に
①『ティンダングル・ドロネー』の発動条件のため、EXモンスターゾーンを空ける
②展開の邪魔になっている裏守備モンスターを退かしてメインモンスターゾーンを空ける
(強制効果で蘇生する『ティンダングル・イントルーダー』など)
③リバース後の低攻撃力モンスターが攻撃の的になるのを防ぐ
などが挙げられます。
今回紹介するカードもそれぞれに向き不向きがありますので、採用する場合は「何の目的で使うか」を明確にすると適したカードが選べるかと思います。
自力で退場出来るリンクモンスターについては以前の記事でまとめているため、興味があればご覧ください。
また、単純に自分の場のモンスターを退かしてアドバンテージを稼げるカードは無数に存在します。
そのため今回は、ティンダングルの長期戦型の戦い方に合う「2回以上効果が使えるカード」に絞ってご紹介しますので、あらかじめご承知ください。
破械神シュヤーマ
自分の裏側カードまたは悪魔族を破壊して蘇生出来るモンスター。
EXゾーンのモンスターなど上記の条件に該当しないカードでも②の効果で破壊でき、同時にバック除去まで出来る点が優秀。
自己蘇生した場合は場を離れた時にデッキの下に戻ってしまいますが、レベル6なので『ティンダングル・イントルーダー』とエクシーズ召喚することでデメリットを回避可能。
悪魔族かつ破械モンスター故にアクセスが容易で、特に『魔界発現世行きデスガイド』『暗黒の召喚神』『幻爪の王ガゼル』等から『永遠の淑女 ベアトリーチェ』を出す初動を使った場合は、墓地にシュヤーマが残ることになるのでそのまま次ターン以降に活用できます。
黒魔女ディアベルスター
自分の手札・フィールドのカードを墓地へ送ることで特殊召喚でき、特殊召喚時効果でリソースを稼いだり妨害札を用意したり出来ます。
相手ターン中に墓地へ送れば同条件で蘇生出来るため、『ティンダングル・ドールス』等を相手ターン中に捨てることも可能。
レベル7なので『ティンダングル・ハウンド』と合わせてランク7エクシーズも可能で、『原罪宝―スネークアイ』でレベル1チューナーをリクルートすれば『psyフレームロード・Ω』のS召喚にも使えます。
幻魔皇ラビエル―天界蹂躙拳
自分フィールドのモンスターをリリースして自己サルベージ出来るモンスター。
闇属性・悪魔族なのでアクセスが容易で、初動札になれる『暗黒の召喚神』『七精の開門』からもサーチ可能。
モンスター3体をリリースすると特殊召喚出来る攻撃力4000のモンスターなので、裏守備モンスターを打点に変換するのにも使えます。
『ティンダングル・ハウンド』の対象にして、『ナーゲルの守護天』を使ったワンショットキルを狙うのも面白い。
ヴァレルロード・R・ドラゴン
自分の手札・フィールドのカードを破壊して、ヴァレル・ヴァレットモンスターをサルベージ出来るカード。
自身をサルベージすることも出来ますが、ヴァレットチューナーをサルベージしてシンクロに繋げたり、『ヴァレルガード・ドラゴン』をEXデッキに戻して再利用したりすることも可能。
『ティンダングル・ハウンド』の破壊時効果は手札で破壊されても発動出来るので、その起動役にも使えます。
星杯の妖精リース
手札・フィールドのモンスターを墓地へ送って自身をサルベージ出来るモンスター。
攻撃力が低い光属性・レベル2モンスターなので、『エターナル・カオス』『スプライト・スプリンド』等でアクセスできます。
基本的には各種手札コストにするのが良いですが、召喚時にサーチ出来る『星遺物―星杯』から『星遺物の傀儡』『星遺物に差す影』など各種リバースサポートをサーチすることも可能。
サブテラーの戦士
自分のモンスターをリリースして「サブテラー」モンスターを疑似リクルートする効果と、「サブテラーマリス」モンスターがリバースした場合に自己蘇生する効果を持つ。
「サブテラーマリス」モンスターは強力なカードが多く、リクルートした後も『ティンダングル・エンジェル』での蘇生先として充分な性能。
また、『サブテラーの戦士』は地属性・レベル4・戦士族なので、ランク3エクシーズの『MX―セイバー インヴォーカー』でリクルートができます。
星遺物―『星鎧』
星鎧を通常召喚している場合、相手のEXから出たモンスターと星鎧自身をフリーチェーンで手札に戻すことが可能なので、アドバンス召喚して繰り返し使用可能。
召喚・特殊召喚時に星遺物カードをサーチ出来るため『星遺物の傀儡』などのリバースサポートをサーチできて、同名サーチも可能なのでそれを①の効果で特殊召喚して打点やランク7エクシーズの素材などにも出来ます。
星鎧を採用する場合は必然的にデッキ内の星遺物カードが多くなるので、『クローラー・ソゥマ』等も採用すれば『星遺物の醒存』での墓地肥やしも狙えるようになります。
「溟界」モンスター
自分のモンスターをリリースすることで自己蘇生ができる。
『サブテラーマリス・リグリアード』など強力な爬虫類族リバースモンスターもいるため、爬虫類サポートをそちらと共有することも可能。
特にリグリアードは『溟界の大蛟』で蘇生しても自力で裏守備になれるので相性が良い。
『溟界王アロン』・『キングレムリン』からサーチ出来る「レプティレス」モンスターや、溟界モンスターを素材に出せる『レプティレス・エキドゥーナ』などを使うことで相手モンスターの攻撃力を0に出来るため、『ナーゲルの守護天』と合わせて大ダメージも狙えます。
A★スペキュレーション
PROMOTION PACK 2024で登場する融合モンスター。
テキストは以下の通り
ティンダングルは全て守備力2500以下なので素材条件を達成しやすく、『超融合』で相手のモンスターを素材にしやすい。
相手モンスターを素材にしやすくティンダングルだけでも素材条件を満たせるモンスターとして、『共命のガルーラ』『スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン』等が存在するため、状況に応じてそれらと使い分けることも可能。
超融合以外だと、初動で使える『合成獣融合』などでも融合召喚が出来ます。
ナイトメア・ペイン
手札・自分の表側モンスターの中から闇属性モンスターを破壊して、ユベル関連カードをサーチできる永続魔法。
ユベルはティンダングルの初動札になる『七精の開門』とも相性が良く、レベル10が用意しやすくなるので『ティンダングル・ドールス』で落とした永続魔法を『七精の開門』で回収する、という動きもやりやすくなります。
また『マチュア・クロニクル』は除外されている『ティンダングル・ドロネー』を回収したり、『超融合』をサーチして『A★スペキュレーション』等の融合召喚に繋げたりもできて役割が広め。
相手の場に特殊召喚出来る『ガイストーチ・ゴーレム』は攻撃力が高く守備力が低いため、『ティンダングル・ハウンド』の効果対象にしてハウンドに貫通を付与すると、『ナーゲルの守護天』と合わせてワンショットキルが可能。
サブテラーの継承
今さら説明するまでもない有名なリバースサポートカードですが一応ご紹介。
モンスターを墓地へ送って同属性のモンスターをサーチするリバースサポート通常罠。
「裏側のモンスターを墓地へ送れない」「対応する属性がデッキにないといけない」などの弱点はあります、サーチにより後続展開に繋げやすく手札捨てにも使える点が優秀。
特にティンダングルを墓地へ送ってサーチ出来る下級闇属性には、『生きる偲びのシルキィ』や『ゴーストリック・ランタン』など相性の良いカードも多い。
また、墓地に送るのが効果なので「シャドール」との混成だと特に便利。
闇の増産工場
自分の手札・場のモンスターを墓地へ送ってドローが出来る永続罠。
『サブテラーの継承』と異なり、表示形式や属性などを問わないので場面を問わず使いやすいのが強み。
また、「墓地へ送るのがコスト」という点も特徴。
例えばEXモンスターゾーンが埋まってる時に相手が墓地除外効果を発動してきた場合に、「チェーン2の増産工場のコストでEXゾーンを空ける」→「チェーン3でティンダングルドロネー」という動きで対応できます。
ハイレート・ドロー
自分のモンスターを破壊してドローが出来る通常罠。
墓地効果で自分のモンスターを破壊して再セット出来るため、『ティンダングル・ドールス』で墓地へ落とすことでもアクセス可能。
相手ターン中に『ティンダングル・ハウンド』を破壊して自分のモンスターをリバースさせたりも出来る。
Vivid Tail
自分のモンスターを手札に戻せるため、EXから出たモンスターの使い回しに便利。
ティンダングル内だと『ティンダングル・ジレルス』『ティンダングル・ドールス』等が戻せると有用。
自分のモンスターを戻して墓地からセットできるため、ドールスで落としてそのままドールスを戻してセットする動きがとれます。
後書き
自分ののモンスターを退かしつつアドバンテージが得られるカードを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回は明確にシナジーが持てるカードに絞って紹介しましたが皆さんの構築次第では『炎王の孤島』『ドラゴニックD』『機関重連アンガー・ナックル』など、今回紹介していないカードが最適の可能性もあります。
ティンダングルには無限の可能性がありますので、「自分はこんなカードを使っている」みたいなのがあればコメントしていっていただけると、1人のティンダングル使いとして参考にさせていただきます。
また、今後もティンダングルに関する記事を投稿していく予定ですので、機会があればご覧ください。
それではまたどこかで。