【ランキング】ニュータイプ能力ランキング
・一体全体、何番煎じ?
100番目くらいかもしれないし、ブログやSNSで発表されていないものを含めれば1万は超えているかもしれない。それくらいガノタ(ガンダムオタク)はNT(ニュータイプ)が大好きだし、語りつくしても語りつくせないネタでしょうね。
「NTとは何か論」(いわゆるニュータイプ論)も盛りあがるネタではあるとはいえ、私個人はどちらかといえば、NTはエスパーと言い切ったマチルダ少尉や、D.O.M.E.のように「幻想」と切って捨てる考えに賛同しています。
そもそもが打切り番組(初代ガンダム)だったので、最後を駆け足で進めるために登場させざるを得なかった苦肉の策のような気もします。
ですから、そもそも論として、NTの定義というか概念自体がけっこう、フワっとしているんですよね。「場当たり的」だったのでしょう。だからこそ論争になる。
もう論争自体が何十年も続いている始末です。まあ、それがガンダムの醍醐味のひとつであるのは事実でしょうし、ガンダムの歴史=NT論争の歴史みたいなところがあります。
尤も、水星から入ったニューカマーのティーンは、そんなNTの手あかにまみれたUC世界を「おじさん趣味」と思っているかもしれませんが///。
もっと掘って、メタ的なことをいえば、ニュータイプはスターウォーズのフォースの模倣で間違いないと確信しています。
なぜかガノタは高尚ぶって、ガンダムはSF小説「宇宙の戦士」がモチーフとはいいますが、ビームサーベルがどうみてもライトセイバーだったり、ジオンの雰囲気がどこか銀河帝国っぽかったりと、ガンダムの元ネタはSWでファイナルアンサー? と思いますが、あくまでも個人の見解です。
オタキングこと岡田斗司夫が「宇宙の戦士」について書いています。
さて、この岡田氏が触れている、「宇宙の戦士」を原作としたハリウッド映画「スターシップトゥルーパーズ」の一作目は神映画ですよ。ガンダムとは直接関係ないけども、一見してほしいですね。
ちなみに二作目以降は駄作なので見なくていいです。
話が逸れましたが、では、その何番煎じかわからないネタをなぜいまさらするのか?
理由は「私が納得できない」から、です。
え? と思われたかもしれません。一体全体、何が納得できないのか? と。
ネットの海に溢れ返る最強ニュータイプランキングは星の数ほどあれど、どれも、どうにもこうにも納得できないところがあるのです。
原作者の富野氏自身がカミーユが最強とインタビューで言っていたとしても、劇中の描写からして、そうかなあ? という疑問が芽生えてしまうのですね。だって、覚醒していなかったにせよ、クワトロと組んでもアッシマーを操るブランに勝てなかったわけです。
アッシマーはややオーパーツ気味の性能とはいえ、量産機であってワンオフ機ではないし、ブランはエリートぞろいのティターンズにスカウトされたわけではなく、所属組織がティターンズに鞍替えした関係上ティターンズの制服を着ているものの、MS自体は連邦仕様です。
さて、前置が長くなってしまいましたが、それでは個人的な偏見によるNTランキングを始めたいと思います。
・私見と偏見のランキング
ではいきましょう。あまり多くてもかったるいだけですので、10人程度に抑えておこうと思います。私もガノタの端くれですから、そりゃあもうたくさんニュータイプを知っています。
しかしながら、素人のランキングにどれだけの意味があるのか? ということで10人に絞りました。
では、10位から発表していこうと思います。
10位 ジュドー・アーシタ ガンダムZZ
純粋なパイロット能力でいえば傑出していると言えると思います。正直、カミーユより全然強いと思うんですよね。とはいえ、ZZガンダムが非常に強力な機体ではあるので、そこを差し引いてみるべきかもしれませんが。
また作中でも、オールドタイプですら気圧されるような広範囲のNT圧(プレッシャー)を放出しているシーンがある数少ない人物でもあります。強敵でありUC世界でも屈指のNTであるハマーンカーンを倒した功績もあり、10位としました。
シャア、カミーユよりも明らかに強いと個人的には思います。メンタル強者ですしね。
ところで、シャアといいハサウェイといい、なんでNTって精神が脆弱な人物が多いのでしょうか。
ニュータイプが精神感応の力だと知ればメンタルが強いことは大事なはずです。この点、シャアがNTとしては最高位扱いになっていないのはメンタルが弱いからかもしれませんね。シャアはもっと早くナナイと出会っておくべきでした。
逆に言えばジュドーはメンタルお化けなのでニュータイプとして優れていると思います。
9位 ティファ・アディール ガンダムX
アナザー作品ではあるものの、ガンダムXにはNTと呼ばれる能力者たちが登場し、作中でも重要なキーワード(概念)であるため、ティファもランキング候補としました。AW(アフターウォー)世界は、UC以外では唯一のランクイン対象です。
ティファは戦闘員ではないのでパイロット能力は不明ですが、動物と意思疎通が可能というあまり例のない能力を有していること、コロニーさえも破壊するサテライトシステム(フラッシュシステム?)が起動できることから9位としました。
おそらくですが、彼女はGビットを自在に操れるのではないでしょうか? と個人的には思いますが、そのあたりには反論もあるでしょう。
というのも、Xの世界観では、ルチルやアベル・バウアーのような戦闘向きのNTとティファのような非戦闘NTがどうも別種の能力として区別され、描かれているようなのです。
ゆえに、フラッシュシステムを起動できなくても、フロスト兄弟はNTの一種みたいな解釈もXでは可能です。あくまでも、フラッシュシステムと対になるニュータイプという概念自体は新連邦の定義、というのがXの世界観です。
ティファは劇中でも追われる身であり、Xの作中では傑出したNTとみられ、彼女より能力が上なのは明らかに人智を超えているD.O.M.E.だけでしょう。
ちなみに、ティファはガンダムヒロインでも屈指にかわいいですよ。一途さではレイン・ミカムラくらいしか張り合える相手いないし。どっちも最後ラブラブになりましたね。
8位 ウッソ・エヴィン Vガンダム
ほぼ最年少のNTと思われる12歳頃(生年がはっきりしない?)のウッソ。嘘のような少年、ということからウッソと名付けられたようです。トリアーエズとかTINコッド、ガロード・ランとかわりとガンダム世界は安直な名前が多いですが、ここまでド直球なのはなかなかないのでは? と思います。
確かに、12歳とは思えない精神力とパイロット能力ですからウッソ。好意的な表現で換言すれば、言い得て妙ともいえましょうか。
また余談ですが、私の記憶が正しければシャアの子孫説(裏設定?)が確かあった気がします。結果、8位としました。
ジュドーもメンタルモンスターでしたが、ウッソもそうですね。
わかりません・・・母さんです。
7位 D.O.M.E. ガンダムX
明らかに人智を超えた能力を発揮しており、また、ガンダムX世界(AW)では最初にして最強のNT。そして、ニュータイプ論に終止符を打たんとしたメタ的な英雄、ということから7位としました。
もっとも、Xは初代ガンダム同様、視聴率の低迷から打切り番組でしたし、現実の世界でNT論に終止符が打たれることはありませんでした。ガンダムXが種くらい人気なら終止符が打てたのでしょうか?
とはいえ、作中でのつわもの感というか、最後にでてきてデウスエクスマキナ的にふるまう様子は、まさに人間を超えた何かという印象はなかなか強烈なものがあったと記憶しています。
私はガンダムXが好きで何回か通しで見ているので、思い入れが強いかもしれません。
富野氏はガンダムXを酷評していて、ガンダムしか知らない連中がつくったと発言したらしいのですが、むしろXはガンダムらしくないエピソードが割と多いです。
避けているガノタは多そうなので、ぜひ見てほしい!
6位 アムロ・レイ ガンダム
純粋にパイロット能力で言えば最強格。というか最強じゃないかな。
また、それだけではなく、アクシズを押しとどめるというオカルトもなしとげました。このあたりが、パイロット能力のみのシロッコやジュドー、カミーユとの違いです。
彼らは巨大で広範囲にわたるような奇跡を発現させていませんが、アムロは奇跡で巨大な質量を押し返したのです。このレベルのオカルトは実はあまりなくて、非パイロットであったとしても、やっぱり最強格は間違いないですね。
5位 リタ・ベルナル ガンダムNT
並み居るNTの中でも、死してなおMSを長期間動かし続けるという芸当(奇跡)をやってのけたのはリタのみ。ゆえに5位としました。
4位 ララァ・スン ガンダム
NTといえば、彼女であろうというくらい。
劇中では戦艦を撃滅した以外、活躍らしい活躍はあまりないですが、死後何年経っても現世に念が残っているような描写はもはや人外です。また、アムロとシャアを惑わした魔性の女という印象もあります。
ニュータイプ能力というよりは、アムロとシャアを惑わした女という印象がガノタたちの脳裏にこびり付いていることでしょう。
3位 シャクティ・カリン Vガンダム
ティファ同様非戦闘員ではあるものの、彼女のNT能力もまた非常に高いと言わざるを得ません。終盤の局面で、1万人のサイキッカーを搭載したエンジェル・ハイロゥを止める奇跡を発現したのですから。
どうもこの手のNTランキングでは戦闘力ばかりがフィーチャーされていますが、私の基準はMS戦という小さな影響ではなく、もっと巨大な影響を周囲に行使できるNT能力があるかどうか? につきます。
先のあげたアムロもパイロット能力だけなら6位にはなりません。10位のジュドーと僅差にも思えるし、実際、ギュネイに結構追い詰められていますよね? 彼は強化人間ですが歴代ガンダムパイロットでもかなり強い方だと思います。
さて、シャクティが制止したエンジェル・ハイロゥはガンダム世界の最強兵器の一角であると個人的には思っています。確かに攻撃力は0です。しかし、敵を完全に無力化してしまうことのできる恐ろしい兵器なのは間違いないでしょう。
別に殺さなくても無力化できれば勝ちなのです。もっとも、カガチの狙いは人類滅亡だったわけですが……。
ちなみにたまに論争になるサイキッカーについてはwikipediaにはこうあります。
サイキッカーとは、TVアニメ『機動戦士Vガンダム』に登場する、ニュータイプのように感応波を発するだけにとどまらず、特殊な能力(ヒーリングやテレパシー)を持つ人々を指す。劇中の時代背景(宇宙世紀0153年以降)を同じくとする漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』、及び漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴーストにおいても描かれている。サイキッカーとニュータイプが同一の存在で時代の変遷による呼称の変化なのか、ニュータイプが新たな能力を覚醒させた存在なのか、それともニュータイプとは全く別の突然変異種なのか劇中で詳しい説明はないが、巨大サイコミュ要塞エンジェル・ハイロゥを稼働させているため、サイコミュへの対応は可能である。該当する人物は、シャクティ・カリン、マリア・ピァ・アーモニアなど。なお、彼女らが各種ゲームなどに出演した場合、ニュータイプとして分類される場合がほとんどである。
ついでにエンジェル・ハイロゥについても引用しておきます。
ザンスカール帝国が建造した巨大サイコミュ兵器。“エンジェル・ハイロゥ(Angel Halo)”とは、“天使の光輪”を意味する。 戦艦のような形状のコアをとりかこんだ5重のリングが回転する構造で、中心部分には「キールーム」と呼ばれる部屋がある。リングの最大直径は20kmほどと設定されている。そのリングの中には、多数のマリア主義を信奉するサイキッカーが2万人も格納されており、強力な「サイコ・ウェーブ」を放射することが可能である。
この兵器を建造したザンスカール帝国宰相フォンセ・カガチと将軍ムッターマ・ズガンによれば、最大限の威力を発動した場合、人類全てを眠りにおちいらせる事も可能だという。作中では感覚の鋭いウッソがエンジェル・ハイロゥの起動後に幻覚を見ており、地球に向けて照射した際には地上で多くの人々に退行現象が現れ眠りにおちいった。
宰相フォンセ・カガチの抱いている人類抹殺の野望にのっとり、当初は女王マリア・ピァ・アーモニアが、後にシャクティ・カリンが中央のキールームで祈り、強力なサイコ・ウェーブを発信したが、シャクティはこの兵器の恐ろしい実態については、何も知らされていなかった。カガチの目的は、このサイコ・ウェーブで地球上の人間に闘争心を忘れさせることにより眠らせ、退化(作中では幼児化とも表現)させる事であった。完成までリガ・ミリティアや地球連邦軍に捕捉されなかったことから、ウッソ・エヴィンは木星船団を利用してパーツ単位で地球圏へ運び込んだと推測していた。
リガ・ミリティア、地球連邦軍とザンスカール帝国の最終決戦の場となり、ここでの決戦で初めてV2ガンダムのオプション兵装を両方装備したV2アサルトバスターガンダムが戦線投入された。また、カサレリア以来ウッソと行動を共にしてきた仲間たちや新シュラク隊の面々、そしてマリア以下ザンスカール帝国の主要人物たちもここで多数戦死している。
最後は、キールーム内でのシャクティの戦争を終わらせたいというする真摯な祈りによって、未知の“暖かな光”をコア部分から発生させ(この現象を目の当たりにした戦場の者たちは、単純に“暖かな光”などと表現していたが、カガチはこの光を「ウォーム・バイブレーション」と呼称していた)、その“暖かな光”を受けて浄化されるように分解され、地球に不要な両軍の兵器を排斥するように巻き込みながら、宇宙の果てまで飛んでいった。
小説版ではリングの幅は2kmから3kmで、最も内側のリングの直径は24kmとなりその最大直径は約120kmとなり、アニメに登場したものとは形状も若干異なる。
アニメーション作品以外では、PS2用ゲーム『G-SAVIOUR』においてチェコスロバキア方面にエンジェル・ハイロゥの残骸の一部が登場し、『Vガンダム』の時代から70年間経っても放置されている様子が描かれている。
2位 フル・フロンタル ガンダムUC
ニュータイプの中でも、まさかの時間移動が可能なのはおそらく彼だけでしょう。ネオジオングの能力という解釈もあるのかもしれませんが。
ネオジオングが見せる刻について、Wikipediaより。
ハルユニット自体にはサイコフレームを搭載していないが、“本体”であるシナンジュのサイコフレームに鋳込まれたナノサイズのサイコミュ用コンピュータチップを外界に放出、チップを核として結晶状疑似サイコフレームである「サイコシャード」を、光輪のような形状で展開する。
これにより、サイコフレームの実総量を増加させることで、ネオ・ジオング単体でサイコ・フィールドに限りなく近い現象(疑似サイコ・フィールド)を意図的に再現する事が可能となる。
上記の疑似サイコ・フィールド展開時には、どこまで実現可能で、正確な有効範囲は不明だが、操縦者(フロンタル)が望むイメージを具現化できてしまう、敵対する者にとっては恐るべき空間を形成する。
本兵装は感応波によるハッキング機能も有しており、劇中では前述のジャック機能と併用して、敵拠点要塞の管制システムの掌握に用いられたほか、ユニコーンガンダム及びバンシィ・ノルンとの最終決戦においては、敵機体の武装に干渉し自壊に追い込んでいる。この疑似サイコ・フィールドの効果を“武装破壊”のみに留めた理由については、フロンタル自身がバナージの懐柔を諦めておらず、圧倒的な戦力差を見せつける事で戦意喪失を狙おうとしたためである。
更には、ネオ・ジオングのサイコシャードとユニコーンのサイコフレームの共鳴によってフロンタルとバナージが、かつての一年戦争においてアムロ・レイとララァ・スンが辿り着いたのと同様に、「刻の流れ」(宇宙の記憶)を、精神的フラッシュバックのような形象として垣間見ている。
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