【ピクミン4感想】ピクミンという存在を自分に重ねる
今更ながらピクミン4プレイしました!
いや〜大変面白かったです!
ピクミンは1〜3やったことなくて、いきなり4からプレイしました。キャラだけはスマブラに出てきたりするので知ってはいましたが。
体験版をやって、まんまと続きが気になっちゃいました。
どんな方にオススメかというと、じっくり謎解きするのが好きな方ですね〜。私、脱出ゲーム好きなんですよね。ピクミン4はどこか脱出ゲームに似たところがあります。
アクション技術はあまり求められていないというか。主人公は足を滑らせて落ちても問題ありません。ピクミンには容赦ない世界ですが。
雰囲気が怖くないところもいいですね。ホラーは苦手なもので…。
子供には文句なしに勧められます。
「ここまでね」という辞めどころが用意されている。キリの良いところまで、が出来る。クリアするのが難しいときの救済措置も用意されてる。
あとピクミン可愛い。
ただロード時間の長さは気になりました。
それを補って余りある面白さのおかげでプレイはしちゃうんですが。
それでもロード時間の長さは改善されると嬉しいなぁという気持ちと、それがあるからこそあのグラフィックが出せてるのだろうなぁという気持ちでぐらぐらします。
親にゲーム時間制限されてる子供だと「今セーブするちょっと前のところだから待ってぇぇ!!」と叫ぶことになるだろうと想像できるくらいには気になります。
ここからはストーリーネタバレ含むので、知りたくない方はお戻りください。
オリマーが歴代ピクミンの主人公だということはなんとなく知っていました。だから、ピクミン4の体験版をプレイした時も「あ、やっぱりオリマーなんだ!」と思ったのですが、一区切りついたあとまさかの主人公交代。主人公はレスキュー新人隊員である自分。軽くキャラメイクもできる。今風のものを感じました。
確かに、ピクミン自体がメインだからなあ。
しかし、オリマーというキャラは大事にされている。
オリマーはダンドリのことしか考えられない葉っぱ人になってしまっていて、主人公に立ちはだかります。
一応、顔が葉っぱだらけになっているので、誰かわからないようになっています…が、もう、顔のフォルムがオリマーやん!モスを連れてることからもプレイヤーにはあまり隠すつもりはなかったのでしょうね。
オリマーの救難信号によって、レスキュー隊員以外の人物たちもこの惑星を訪れています。オニヨンの生態に興味津々な研究者、スランプ中の小説家、企画の撮影のために惑星に来たテレビレポーターなどなど…。
数名はオリマー同様に葉っぱ人にされています。
ここで怖くなってくるのがオリマーの航海日誌#71「ピクミンの目的」ですね。
この惑星では、ピクミンは とても弱い存在だが私のような異星人を ブレーンにして戦うことで、生態系の頂点に 立とうとしている、とすると…。
利用されているのは、私の方なのかもしれない。
わぁ、なるほど!と思いました。
だから、ピクミンたちは異星人を葉っぱ人にしているのか!と。
ただ私たちも社会で生きていくうえで似たようなことしてるよね。組織に属すことで、一人では出来ないことを可能にする。組織になるとリーダーが存在する。
ピクミンは簡単に潰されたり、食べられたり、落ちていったりします。いつの間にか「ピェェ!」と悲鳴が聞こえてきます。
なるべくピクミンが死なないようには気をつけるのですが、プレイしていくなかで、オニヨンがあるピクミンの命は軽くなっていきました。だって簡単に増やせるもの。
自分でそう考えて、その考え方が怖くなりました。社会でも特別な力を持った人は重宝されるし、持たない人は軽く扱われる。
ピクミンとは私のことだ。明日は我が身。
そんなことをぼんやり考えながら、ダンドリが下手な私もすべてミッションをこなし、全プラチナを取得しました。
ひと段落終えたので、YouTubeでピクミンの動画を見漁りました。やはり凄い人がいるもので、モノスゴイダンドリ、メガマワル〜。
オリマー遭難記はやりこんでいる人多数いるだろうなと思っていましたが、4日でクリアとは…。
久しぶりにやりこみ要素までがっつり楽しませてもらったゲームでした。航海日誌やオタカラ図鑑も読んでいてとても面白かったです。オリマー航海日誌は#51スクラップディスコと#63見間違えがお気に入り。言い回しが好きです。