結果と過程、どちらが大事?

考えていても行動していないなら、考えてない人と同じ。

これを聞いた時、酷い言葉だと思った。
それと同時に言葉の説得力に気圧された。

これって、例え勉強していても結果が出なかったら勉強していなかったことと同じってことでしょう?

そんなこと、学校じゃ絶対習わなかった。
学校で先生は「結果よりも過程が1番大事だ」と言っていた。

なのにどうして、社会に出たら急に「結果を出さなければ、どんな過程も無意味になってしまう」のか?

『何かしなければ。なんとかしなければ。』

ある人に「自分には強迫観念のようなものがある、そのくせ何もできない」と吐き出した事がある。
ある人は「そこまで自分を追い詰めなくてもいいんじゃない?」と答えた。
その時、自分は確かに救われた気持ちになった。

一種の赦しのようなその言葉。
かつて救われたはずの言葉。
今は何故だか、ゆっくりと痺れていく毒のように感じている。

ある人はもう側にいない。


はたして、どっちの方が酷い言葉なんだろう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?