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自分の中にいる裁判官に対峙するための装備を手に入れるまで【ポジウィル体験談】

『人間の負の感情は、全て裁判官などの妨害者が引き起こすものであり、 人間が生き残っていくために備えられた脳の生存脳の部分に起因する ものである』

シャザド・チャミン著『スタンフォード大学の超人気講座 実力を100%発揮する方法』

シャザド・チャミンは、
著書である「実力を100%発揮する方法」の中でこう述べている。

裁判官とは、ネガティブな面ばかり強調し、最悪の事態を予想する傾向のことである。 自分自身の過去の過ちや現在の欠点を責めたり、他人のいいところを評価せず、悪い所ばかりに注目したりもする。

皆さんの心の中に必ずいるのが裁判官である

もちろん、これを書いている私も例外ではない。
数か月前の私は自分の業種に対する苦手意識が強く、自分の短所ばかりに目が行って、長所がうまく言えなかった。 日々もやもやしながら職場に行き、「どうやったら楽しく生き生きと働けるのか、どうやったら楽しく毎日過ごしていけるのか」がわからず悶々と過ごしていた。 存在しているどころか、むしろ裁判官に支配されまくっている。ああ、恐ろしや裁判官。

そんな私がポジウィルを通じていろいろな装備を手に入れ、少しずつ裁判官に対峙できるようになった。 その過程の一部を皆さんにお話ししたい。

①ポジウィルと出会うまで

大学院卒の30歳、食品メーカーで開発技術職として働くこと6年目の私。
メタ認知力(自らの認知を客観的にみて、言語化できる能力)や、様々な
ジャンルの話についていけるという得意技も相まって、 老若男女、職場の
みなさんに良くしてもらい、仕事もある程度は評価してもらえている。
同僚も先輩後輩問わずバリバリ仕事ができ、人格者ぞろいである。

こんな有難い職場環境であったが、業務では短いスケジュールの中で多数の品質・技術的な課題をクリアしていかなければならない毎日。
年次が上がるについて難易度もあがり、テーマも頻繁に変わっていた。
周りの人の良さで何とか働き続けていたが、入社当初から1度も開発技術という仕事が自分に合っているとも、楽しいとも思ったことはなかった私は、 6年目にしてそれも難しくなってきた。もう私、会社辞めたいです状態

そんなこんなで日々適職診断をしてみたり、転職・働き方系のことを載せているInstagramの記事を読み漁ることが増えていった。

とあるインスタグラマーさんのストーリーを眺めていたとき、
「POSIWILLの無料カウンセリング」という文字が目に入る。
ポジウィルのホームページや、Twitterを見てみると、転職活動メインではなく、キャリア・人生についてじっくり話させてもらえそうな雰囲気だった。 転職に関してフットワークが軽くなり始めていた私は無料カウンセリング
くらいだったら受けていいかなぁなんと思い申し込んだ。
(※無料カウンセリングのリンクはページ最下部を参照されたい)

初めてのカウンセリングを受けた印象は、
「ポジウィルであれば自分の気づいていない部分に気づき、 転職の有無も含めて、自分の人生やキャリアに対するイメージが描けるようになるのでは?」 だった。

キャリアプラン研修は勤めている会社でもやってくれていたし、自分でも
いくつか適職や考え方に関する啓発本は読んでいた。だが自分の過去や
内面にマンツーマンで向き合ってもらう機会はなかった。一人で自己分析を行うことにも限界を感じていた。
結果の見えないもの、実態のないものに30万越えのお金を払うのはだいぶ
勇気が必要だったが、 「自分に甘ちゃんの私にとっては、お金を払って取り組んだほうがいいかも?」と思ったので、思い切って申し込むことにした。

②日々のワークを通じて装備を手に入れていく

私を担当してくださったトレーナーは、藤江理子さん。
(日頃理子さんとお呼びしているので以下そのように記載する。)
第一印象は「すごいちゃきちゃきされている!素敵!」だった。
理子さんは私の気づいていない部分を気づかせてくれ、私がまとまらないことも一緒に悩んでくださった。最初の面談の時に、人の発言の裏を勘ぐることが多いという自分の傾向を伝えていたこともあり、面談では言葉は真っ直ぐ伝えてくれ、「ここが出来てますね」と毎回たくさんほめてくださった。

カウンセリングが終わる度、その日の振り返りと次までの宿題をいただく。 日々行っていたのは内省ワークだ。もやっとした感情が発生したとき、自分の感情を客観的に捉え、どう捉えなおすかの練習をした。

ワークの序盤で「感情の捉え直しまでは行けるものの、それをうけて具体的な行動に移していくところが上手くできていない」と理子さんから指摘してもらった。 よくみると、行動しているつもりが全部決心して終わっていた。 これは自分でも気づいていないポイントでだった。まさにアハ体験。
そこから、自分のもやもやが発生しているタイミングや、行動に移すということを徐々に意識・認識するようになった。

内省ワークはその他にも、「自己効力感を欲している」、「不透明なことに強く不安を感じる」など、自分の思考の癖を治すうえで必要な数多くのキーワードを抽出するのにとても役に立った。 今ではもやもやしたときにすぐ内省ワークに落とし込むなど、自分に欠かせないツールになった。

もう1つ日々とりくんでいたのは読書ワークだ。
理子さんに私に合いそうな本を少しずつ教えてもらい、その本の内容や気づき・感じたことを書いていくワークだ。当時の私は、寝る前の30分で図書館で借りてきた本を読むのにはまっていたので、非常に取り組みやすいワークだった。 借りれるものは図書館を利用して読んだ。その中でも印象に残ったのが冒頭紹介した「実力を100%発揮する方法」という本だ。

日々の内省ワークで、自分の思考の癖を徐々に認知できるようになっていた私は、自分の中の裁判官も認知できるようになっていた。

 「相手に怒りの感情を抱いているなんて、自分はダメな奴だ!」  
 「なんで思うとおりに物事を進められないんだ!」
 「自分に甘すぎる!常にだらだらしすぎだ!!」  
 「なんで他の人みたいに、仕事を楽しめないんだ!」

などなど、私の中の裁判官は、ここには書ききれないくらい大量の罵声を私に浴びせていた。 なんか自分かわいそうだな、甘ちゃんだと思ったけど意外と厳しいんだなあと思って涙が出た。心が浄化されたような気持になった。

これをきっかけとして少し気持ちが軽くなり、自分に対しても優しくなれたと思う。

③5年後10年後のワークでつまづく

日々の内省ワーク・読書ワークを行いながら面談も回を重ね、自分の思考の癖を認知できるようになってきた私は、次に5年後10年後を考えるワークに取り組んだ。すると、急に自分の考えが抽象的で意志のないものになった。
原因は大きく分けて2つ。

・家庭  
私には結婚して2年の夫がいる。夫は自分の感情をコントロールすることに
長けており、感情の起伏が少ない。そのせいか執着も少ない。
仕事はお金がもらえるし、面白い(interestingの方)と思いながら
やっている。人生設計について2人で話したことはあるが、
どちらも特にこだわりもなく、ざっくりとした感じで終わっていた。

・仕事
自分がいつ社内で異動できるのか、転職する場合どういう職種につきたい のかわかっていなかった。また、現職から離れたいと思っていることを
人に主張してはいけないと思っていたので、上司に対して異動など意思
表示もしていなかった。

理子さんから出た宿題は、それぞれについて話し合うこと。
上記2つは自分がこれまで話し合うことを避け、曖昧にしてきたことだったので、ちゃんと向き合わないといけないなと思った。

話し合いの結果はすぐにチャットで理子さんへ報告した。まずは話し合えたことを褒めてもらえた。ありがたい。 夫との話し合いは喧嘩しながらになってしまったことを遠回しに伝えたが、 そこも客観的に捉えて返事をくれ、仲直りのきっかけになったのはここだけの話🤫

④POSIWILL CAREERでの体験について

これが、私の中の裁判官や自分の人生に対峙する勇気を備えるための装備を手にいれるまでの体験である。自分の人生について真剣に一緒に考えてくれる人がいることの安心感を感じつつ、凝り固まった頭や心をほぐしてもらいながら、正面から向き合うことができた。
当初の目的は「転職の有無も含めて、自分の人生やキャリアに対するイメージが描けていること」であり、まだ達成できていないので、1年をかけて伴走してもらうプランを追加し引き続きサポートいただいている。

もともとメタ認知力があるということもあり、魔法のように180度自分が変われたかと言われればそうでもない(いや、客観的に見たら100度くらい変わったのかもしれない)。期間内にやりとげられなかった点に関しては、ちょいと裁判官に責められるポイントである。(このnoteも改めて伴走してもらってから4か月後に書いている。裁判官登場。)ただ、客観的に自分の頭や心に向き合えたこと、会社の人や夫に自分の意見を言えたこと、内省ワークという素晴らしい装備を手に入れられたことは今後の人生において大きなプラスであると思っている。

今後も自分の中の裁判官と対峙し、ポジウィルで手に入れた装備を使いながら、ある程度の柔軟性と納得感のある自分のキャリアイメージの構築に向けて、引き続き取り組んでいきたいと思う。

【無料カウンセリングリンクは下記】


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