vol.01『低資金‐店舗での再現性』具体と抽象についてのお話

高値傾子

2024年10月28日 05:59

おはようございます
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今朝のテーマは『低資金‐店舗での再現性』について

経営学者の楠木建さん
皆さん、ご存知でしょうか？
この方が語る経営学の切り口が実にセンスが良いのです

まず、文体が小難しくない
そして、ユーモアたっぷり

ほんでもって、ビジネスの原理原則を突いているから実務的で汎用性がある

実はせどりを始めた頃、楠木さんの書籍を本棚から引っ張り出しては、読み返すことを何度もしました

ほぉ、せどりの本質がここに書いてあるなぁ、、、と

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今朝の初回は、楠木さんの少し古いコラムですが『抽象』と『具体』から引用して、せどりに落とし込んでお話していきます。

ごく具体的な詳細のレベルでは、一つとして同じ仕事はないからです。
必ず少しずつ違ってくる。

引用①

そうなんですよね、例えば過去にワンピースを実売した具体的な経験があっても、当然ですが店舗に行けば目の前にある商材は少しづつ違ってきます

抽象化で問題の本質を押さえておかないと、論理的には似たような問題に直面したときでも、せっかくの具体的な経験をいかすことができなくなるという成り行きです。

引用②

この下りは凄く、せどり的

具体的に実売となったワンピースを抽象化してどのような構成要素で成り立っているのかを押さえておかないと、その経験を店舗でいかせなくなります

これ、どういうことかというと
抽象化してみますね

✅素材：リネン100％
✅シルエット：Aライン
✅丈：ロング

という感じで、抽象化します

抽象化した構成要素を押さえることができたら、ひらすら同じ傾向のものだけに反応していきます

てな感じで、そこそこの利幅が取る可能性が高まります

こちらのブランドはよく知らなかったので、以下の３つの条件で検索してブランドバリューをリサーチしてみました

✅検索：パラスパレス(のみ)
✅状態：目立つ傷や汚れなし
✅表示：おすすめ順 / 実売
（2024年10月26日検索）

すると、こんな感じで表示されます
ニット、カーディガンなどで5,000円前後

おすすめ順は、おそらく平均値が表示されていると仮説するとブランドバリューは平均並み

リネン100%、Aライン、ロング丈という抽象化した要素が売価を高めてるかもしれません

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では、次に
春夏から秋冬へお話を続けます

どんな仕事も最後は具体的な行動や成果での勝負です。ただし、具体のレベルを右往左往しているだけでは具体的なアクションは出てこない。抽象度の高いレベルでことの本質を考え、それを具体のレベルに降ろしたときにとるべきアクションが見えてくる。

引用③

抽象度の高いレベルでの本質とは？

具体性がワンピースからコートに変わっても、抽象的に本質を捉えることを変える必要はありません。というのが私の見立です

✅素材：カシミヤ100％
✅シルエット：Aライン
✅丈：ロング
このように素材を季節感に合わせ変えるだけ

ノーブランドコーナーでは特に抽象的に捉えた方が、高値なアイテムにたどり着きやすい印象です

襟下のブランドタグでの確認は、利幅をどの程度を見込むのか、最後の判断のために押さえておく感じ

ひとつめのお品と同じく、こちらのブランドもよく知らなかったので、以下の３つの条件で検索してブランドバリューをリサーチしてみました

✅検索：ソフール(のみ)
✅状態：目立つ傷や汚れなし
✅表示：おすすめ順 / 実売
（2024年10月26日検索）

ご覧の通りブランドバリューは高いものではありません。最下段の真ん中はコートですが、かなり安価な実売です

抽象化した要素が売れ筋であれば、ある程度の利幅を作ることが出来ます

✅今朝のまとめ
具体的に実売となった経験を、抽象的に振り返り、繰り返し店舗でピックを実践していく。特に低資金でノーブンドコーナーでの再現性は高い。

では、今週も皆様にとって、
素晴らしい１週間でありますように

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週刊-高値傾子スケジュール
✅低資金
①店舗での再現性（10/28）

次回はこちら↓↓↓
②電脳はここに注目（11/4）
・仕入先の選択について
・1,000円以下の仕入れ基準
・実売を通じての振り返り

③店舗&電脳セット売り（11/11）
④店舗経験を電脳へ（11/18）
✅中資金
⑤手堅いミドルブランド（11/25）
⑥電脳リサショ比較（12/2）
✅高資金
⑦店舗での再現性（12/09）
⑧電脳での利幅作り（12/16）
⑨卸仕入れという選択（12/20）
✅まとめ
⑩別冊-高値傾子（12/23）

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