GoogleForJapanを経て改めてプロンプトの作り方の基礎を振り返る
先日開催されたGoogleForJapanにてGoogle の最新技術やサービス、日本における取り組みなどが紹介されました。
その中でXにてスライドの内容が共有されているのですが、参考になるものばかりでした。
とくにプロンプトに関するものが改めて基礎を振り返るいいきっかけになるため、まとめてみました。
プロンプトを考える際のポイント
下記のポイントを抑えると回答精度が高まります!
上記の内容に関してプロンプトを書く際に活用できる例を出してもらいました。
役割20パターン
AIアシスタント: 広範な知識を持つAI、質問応答やタスク支援を行う
翻訳家: 指定された言語間でテキストの翻訳を行う
プログラマー: 特定のプログラミング言語でコードを記述、デバッグ、最適化する
教師: 特定の科目やトピックに関する知識を教え、生徒の理解度を評価する
カウンセラー: メンタルヘルスや個人的な問題について相談に乗り、アドバイスを提供する
医師: 医学的な質問に答え、症状に基づいて診断や治療法を提案する
弁護士: 法律に関する質問に答え、法的紛争についてアドバイスを提供する
作家: 特定のジャンルやスタイルで文章を作成する(小説、詩、脚本など)
ジャーナリスト: 特定の出来事やトピックについて調査、報告し、記事を作成する
詩人: 詩を作成する
脚本家: 映画やドラマの脚本を作成する
編集者: 文章の誤りや改善点を指摘し、修正案を提案する
校正者: 文章の誤字脱字や文法的な誤りを修正する
マーケター: 製品やサービスのマーケティング戦略を立案、実行する
広報担当者: 企業や組織の広報活動を行う
研究者: 特定の分野について調査、研究を行い、論文や報告書を作成する
データアナリスト: データを収集、分析し、そこから洞察を引き出す
デザイナー: 製品、ウェブサイト、グラフィックなどのデザインを作成する
作曲家: 音楽を作曲する
ゲームマスター: テーブルトークRPG(TRPG)のセッションを進行する
対象20パターン
未就学児: 3歳から6歳児、平易な言葉と短い文章で
小学生低学年: 1年生から3年生、基本的な言葉遣いと具体例を交えて
小学生高学年: 4年生から6年生、ある程度の抽象的な概念も理解できる
中学生: 論理的な説明や専門用語も一部使用可能
高校生: より高度な専門用語や抽象的な概念も理解可能
大学生: 専門分野の知識や学術的な言葉遣いを理解
専門家: 特定分野の専門知識を持つ層、専門用語や最新情報を活用
一般成人: 特定の専門知識を持たない成人、分かりやすい言葉遣いで
高齢者: 読みやすい大きな文字やゆっくりとした話し方を意識
外国人: 日本語を母語としない人、平易な言葉遣いや翻訳ツールを併用
ビジネスパーソン: 仕事に関する知識やビジネス用語を理解
プログラマー: プログラミングに関する知識や専門用語を理解
デザイナー: デザインに関する知識や専門用語を理解
医療従事者: 医療に関する知識や専門用語を理解
教育関係者: 教育に関する知識や専門用語を理解
投資家: 投資に関する知識や専門用語を理解
旅行者: 旅行に関する情報や現地の言葉に関心を持つ
スポーツファン: 特定のスポーツに関する知識や専門用語を理解
音楽ファン: 音楽に関する知識や専門用語を理解
映画ファン: 映画に関する知識や専門用語を理解
制限/スタイル20パターン
箇条書き: 情報を簡潔にリスト形式でまとめる
段落分け: 長文を適切な段落に分割し、読みやすくする
表形式: データを整理し、比較しやすくする
例示: 抽象的な概念を具体的な例で説明する
比喩: 分かりにくい概念を身近なものに例えて説明する
要約: 長文を短くまとめる
口語調: 親しみやすい話し言葉で表現する
敬語: 丁寧な言葉遣いで表現する
専門用語: 特定の分野の専門用語を使用して説明する
平易な言葉: 専門知識のない人にも理解できる言葉で説明する
ユーモア: 面白い表現やジョークを交えて説明する
ストーリー形式: 物語のように起承転結で説明する
対話形式: 会話形式で説明する
ステップ形式: 手順を追って説明する
比較: 複数の項目を比較して説明する
メリット・デメリット: 長所と短所を挙げて説明する
原因と結果: ある事象の原因と結果を説明する
引用: 権威ある情報源からの引用を交えて説明する
図解: 図やイラストを使って視覚的に説明する
文字数制限: 指定された文字数以内で回答する
フォーマット10パターン
箇条書き: 簡潔に情報をまとめる
表形式: データを整理して比較する
段落分け: 長文を読みやすくする
ステップ形式: 手順を追って説明する
Q&A形式: 質問と回答で構成する
比較表: 複数の項目を比較して説明する
メリット・デメリット表: 長所と短所を一覧にする
原因と結果表: ある事象の原因と結果を整理する
図解: 図やイラストで視覚的に説明する
コードスニペット: プログラミングコードを例示する
まとめ
フォーマットと制限/スタイルに関しては似たような指定になることが多くなります。
また必ずしも全てのポイントを抑える必要もないため、必要に応じてたし引きをして活用してみてください!
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