見出し画像

1日目|構造:ジェンガとお餅で学ぶ!反力とつり合いの3条件

構造ってカチカチの理系用語ばかりでムズかしそう…」と思ったあなた。今日はジェンガとお餅で、「反力」と「つり合いの3条件」を楽しく、わかりやすく解説します!


◆ 反力って何?ジェンガで考えてみよう!


ジェンガを積んでいるとき、1本抜いても上のブロックはすぐには崩れませんよね?なぜでしょう?

上からはブロックの重みが下にかかっていますが、その下のブロックが「下から押し返す力」で支えているからです。

この下から押し返している力が「反力」です!

つまり…
⚫︎ 荷重(上のブロックの重み) → 下に押す力
⚫︎ 反力(下のブロックの押し返す力) → 上を支える力


◆ つり合いの3条件も、ジェンガとお餅で解説!


建物が安定するには「つり合いの3条件」が必須。ジェンガとお餅を使って見てみましょう!

1. 水平のつり合い(ΣX=0):押してもズレない
ジェンガを横からちょっと押してみます。下のブロック同士が摩擦で押し返すから、すぐには崩れません。
→ 建物なら:壁やブレースが横揺れ(風や地震)を抑えます。

2. 鉛直のつり合い(ΣY=0):下に沈まない
ジェンガの上に、もちもちのお餅をのせます。お餅は重いけれど、ジェンガが下から支えてくれるから沈みません。
→ 建物なら:柱や基礎が建物の重さを地面へしっかり伝えます。

3. モーメントのつり合い(ΣM=0):ぐらつかない
ジェンガタワーを少し傾けても、下のブロックが左右均等に支えていれば倒れません。でも、1つ抜いてバランスが崩れると一気に倒れます。
→ 建物なら:耐震壁や構造フレームが、地震や風での“転倒”を防ぎます。


◆ 二級建築士試験ではここが出る!

「つり合いの3条件(ΣX=0、ΣY=0、ΣM=0)」は、二級建築士試験で超頻出です。特に「反力計算」は避けて通れません!

試験で狙われるのは主にこの2パターン:

ピン支点・ローラー支点の反力を求める問題
 出題例:「単純梁の両端支点にかかる反力を求めなさい。」
 → 梁にどれだけ力がかかり、支点がどのくらい支えているかを計算します。
 ポイントは、つり合いの3条件(ΣX=0、ΣY=0、ΣM=0)を使うこと

片持ち梁(キャンチレバー)や単純梁の反力計算問題
 出題例:「片持ち梁の先端に100Nの荷重がかかる場合、支点の反力はいくらか?」
 → 荷重によって支点がどれだけ押し返すかを計算します。モーメントのつり合い(ΣM=0)がポイント!


《 この単元は過去問演習必須! 》

特に、過去10年分の「構造」過去問に反力計算は毎年必ず出ています。


◆ 今日のまとめ

◎ 反力は「ジェンガ下段が上段を支える力」!
◎ つり合いの3条件(ΣX=0、ΣY=0、ΣM=0)は、建物の「崩れない・沈まない・転ばない」ルール!
◎ 二級建築士試験では反力計算は必ず出るから、今日のイメージを忘れないで!


◆ 次回予告:シーソーで学ぶ「モーメント」!


ジェンガの次はシーソー!「回転する力ってなに?」をシンプルに理解して、試験で差をつけましょう!

この100日で、ジェンガのように一つずつ「構造の土台」を積み上げて、合格まで一緒に駆け抜けます!

いいなと思ったら応援しよう!