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7日目|施工:防水工事の種類(アスファルト・シート防水)

〜水との戦い!家を守る最強バリア〜

「水は建物の大敵!」
雨漏りはもちろん、ちょっとした水の侵入が原因でカビや腐食が発生し、建物の寿命を縮めてしまいます。

そこで活躍するのが防水工事
防水工事はまるで「家にレインコートを着せる」ようなもの。でもレインコートにも種類があるように、防水工事にもいろいろなタイプがあります。

二級建築士試験では「防水の種類」と「適した場所」がよく問われるので、今日は文系目線でわかりやすく解説します!


ステージ1|防水工事の役割とは?


防水工事は、「水を侵入させない」ための仕上げ工事。

主に使われる場所はこの3つ:
1️⃣ 屋上(ルーフバルコニー):雨ざらしなので最強の防水が必要!
2️⃣ ベランダ・バルコニー:雨だけでなく、人が歩くので耐久性も重要
3️⃣ 地下(基礎部分):地面の水分が染み込むので、水圧に耐える防水が必要


ステージ2|防水工事の種類と特徴(試験頻出!)


防水工事には大きく分けて4種類
どの工法がどんな場所に向いているかを覚えることが、試験対策のポイントです。

① アスファルト防水(防水界の“タンクトップ”)

🏗 特徴:防水層が厚くて頑丈高耐久
🟢 向いている場所:屋上大規模建物(マンション・ビル)
⚠ デメリット:重い&施工に時間がかかる

「アスファルトシートを重ねて貼る→バーナーで熱して密着させる」
→ 暑い現場で職人さんが汗を流しながら頑張る、THE・職人技の防水工事!

☆ 試験ポイント:「アスファルト防水は高耐久で屋上向き!」


② シート防水(防水界の“カッパ”)

🏗 特徴:ゴムや塩ビのシートを敷くだけでOK!
🟢 向いている場所:屋上・ベランダ(比較的大きな平面)
⚠ デメリット:細かい場所や複雑な形には不向き

「防水シートをペタッと貼って固定するだけ」なので施工が簡単!
(カッパを羽織るように、サッと水を弾くイメージ)

☆ 試験ポイント:「シート防水は施工が簡単で屋上・バルコニー向き!」


③ ウレタン防水(防水界の“液体レインコート”)

🏗 特徴:どんな形にも塗れるメンテナンスも簡単
🟢 向いている場所:バルコニー・屋上・複雑な形状の屋根
⚠ デメリット:厚みを均一にするのが難しい

「液体のウレタン樹脂をローラーで塗って、防水膜を作る」
→ どんな形にも対応できるので、バルコニーなど狭い場所に最適!

☆ 試験ポイント:「ウレタン防水は塗るだけで簡単!複雑な形にも対応!」


④ セメント系防水(防水界の“防水塗料”)

🏗 特徴:コンクリートに直接塗れる!水圧に強い!
🟢 向いている場所:地下・プール・水槽
⚠ デメリット:表面が固くなるので伸縮性はイマイチ

「セメント+防水材を混ぜたものを塗る」
→ 水圧に耐えるので、地下室やプールなどにピッタリ!

☆ 試験ポイント:「セメント系防水は地下やプールなど、水圧がかかる場所向き!」


ステージ3|試験で狙われる「防水トラブル」


防水工事は適当にやると、あとから大変なことになります。試験では、「よくある防水の失敗」が出題されることも!

✅ 試験で出る「防水トラブル3選」

1️⃣ 膨れ(ふくれ) → 防水層の下に水蒸気がたまると、ポコっと膨らむ
→ 対策:「脱気装置(空気を逃がす仕組み)」を設置!

2️⃣ シートの浮き → シート防水がしっかり接着されていないと、風でペロッと浮いてしまう
→ 対策:「接着剤をしっかり塗る」「端部をしっかり固定

3️⃣ ひび割れ(クラック) → コンクリートが動いて防水層にひびが入る
→ 対策:「ウレタン防水など伸縮性のある防水を使う」

☆ 試験ポイント:「防水トラブルは施工ミスや環境変化が原因!」


ステージ4|試験対策!防水工事の特徴まとめ


【防水の種類と適した場所】
🔴 アスファルト防水 → 屋上向け(耐久性が高い)
🟡 シート防水 → 屋上・ベランダ向け(施工が簡単)
🟢 ウレタン防水 → バルコニー・複雑な形に対応
🔵 セメント系防水 → 地下・プール(水圧に強い)

【試験で出るポイント】

アスファルト防水は屋上向け!
ウレタン防水は塗るだけで簡単!
シート防水は施工が簡単だが、シワや浮きに注意!
地下はセメント系防水で水圧対策!


次回予告|8日目:内装仕上げ工事の流れと品質管理


家の“顔”とも言える内装仕上げ。「クロス貼り」「フローリング」「塗装」など、試験に出る仕上げ材と品質管理のポイントを、わかりやすく解説します!

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