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8日目|施工:内装仕上げ工事の流れと品質管理
〜建物に「服」を着せる仕上げの魔法〜
建物が「骨組み」だけだと、なんだか寒そうですよね。
だから最後に大事なのが「内装仕上げ」!
内装仕上げ工事は、建物に“服”を着せるようなもの。
同じTシャツでも「素材」や「縫製」が悪いとチクチクして着心地が悪いように、内装も仕上がりの美しさや耐久性が大事です。
しかも、二級建築士試験では「仕上げ材の種類」「施工方法」「品質管理」が頻出!
今日も楽しく&試験に役立つ知識を学んでいきましょう!
ステージ1|内装仕上げ工事って何をするの?
内装仕上げは、大きく3つのパートに分かれます:
1️⃣ 壁・天井仕上げ(クロス、塗装、タイルなど)
2️⃣ 床仕上げ(フローリング、タイル、カーペットなど)
3️⃣ 建具・造作工事(ドア、クローゼット、棚など)
ステージ2|内装仕上げ工事の流れ(試験に出る順序!)
内装は順序が命!「床を貼ったあとに天井を塗る」なんて順番を間違えると、ホコリや塗料が床に落ちて台無しです。
✅ 正しい施工の順序はこれ!
1️⃣ 下地工事(下地ボードや下塗りなど)
2️⃣ 天井仕上げ(クロス貼り・塗装など)
3️⃣ 壁仕上げ(クロス貼り・タイル貼りなど)
4️⃣ 床仕上げ(フローリング・カーペットなど)
5️⃣ 建具・造作工事(ドア・クローゼット・棚など)
ステージ3|仕上げ材の種類と特徴(試験頻出!)
① 壁・天井仕上げ(クロス・塗装・タイル)
☆ ビニルクロス:コスパ最強&汚れに強い!住宅の定番。
☆ 和紙クロス:調湿性があり、和室にピッタリ。
☆ 塗装仕上げ:モルタルやコンクリ壁には塗装が定番。補修しやすい!
☆ タイル仕上げ:キッチンや浴室など水回りに最適。耐水性バツグン!
👉 試験ポイント: 「ビニルクロスはコスパが良く、住宅に多用される」
② 床仕上げ(フローリング・カーペット・タイル)
☆ フローリング:木の温かみがあり、リビングに定番。
☆ 複合フローリング:キズに強く、施工も簡単(マンションはこれが多い!)
☆ 無垢フローリング:木そのもの。風合いは最高だが反りやすい!
☆ カーペット:足触りがよく、ホテルや劇場に多い。
☆ タイルカーペット:取り外し可能でメンテナンスが簡単!
☆ タイル:キッチンや玄関など水や汚れに強い。
👉 試験ポイント: 「無垢フローリングは温かみがあるが、湿度で反りやすい」
③ 建具・造作工事(ドア・クローゼット・棚)
☆ 建具(ドア・ふすま・障子など):動線と防音に関わる重要ポイント!
☆ 造作(造り付け家具):クローゼット、カウンター、ニッチなど。
👉 試験ポイント: 「造作家具は現場で組み立てるため、寸法精度が大切!」
ステージ4|試験に出る「品質管理」のチェックポイント
仕上げは見た目も大事ですが、品質管理を怠ると…
「クロスが剥がれた!」「フローリングがベコベコ!」なんて悲惨なことに。
そこで、試験でよく問われる品質管理のポイントをまとめました!
【1】壁・天井仕上げの品質管理ポイント
• クロスの継ぎ目は目立たないか? → 試験では「ジョイント部分は目立たない位置に!」が基本。
• 塗装はムラがないか? → 特に照明を当てたときにムラが見えることが多いので、検査は必須!
【2】床仕上げの品質管理ポイント
• フローリングは浮きやきしみ音がないか? → 試験では「下地合板とフローリングの接着不良が原因で床鳴りする」と出ます!
• タイル目地は均等か? → 目地(タイルのすき間)がズレると見た目が悪いです。
【3】建具・造作工事の品質管理ポイント
• ドアや引き戸はスムーズに動くか? → 「建具は建て付け調整が大事!」は試験の鉄板ワードです!
• クローゼットや棚はガタつきがないか? → ビスの締め忘れなどの施工ミスが原因です。
ステージ5|試験対策!内装仕上げ工事の重要ポイントまとめ
✅【内装仕上げの施工順序】
1. 下地工事
2. 天井仕上げ
3. 壁仕上げ
4. 床仕上げ
5. 建具・造作工事
✅【仕上げ材の特徴とポイント】
☆ ビニルクロス:コスパよく住宅で多用(壁・天井)
☆ 複合フローリング:キズに強くマンション向き(床)
☆ タイルカーペット:部分交換できて便利(床)
☆ 造作家具:寸法精度が大切(建具・造作)
✅【品質管理で見るべきポイント】
▷ クロスのジョイントは目立たない位置に!
▷ フローリングは下地接着不良で「床鳴り」する!
▷ 建具は「建て付け調整」がスムーズな開閉のポイント!
次回予告|9日目:施工現場での安全管理の基本
「現場は命がけ!」――ヘルメット、足場、保護具など、安全対策は命を守るルール。試験に出る「安全管理の基本」を、わかりやすく解説します!