2021年9月 危険予知
【メモNo:004】
※過去のメモです。
目が合った。
こういう時の直感ていうのは、危険。
この感覚は今まで経験したことがある。
現実になってしまうのを、知っている。
絶対ダメなんだけど。
【補足】
私はある日、初めてTさんに対してある違和感を感じ始めました。
この日、会議室で2人きりになり、用件を終えて廊下に出た際に、ふとお互いに至近距離で目が合いました。
その瞬間、冗談でも何でもなく、大真面目に
お相手の目に吸い込まれるような感覚があったのです。
今まで、仕事上で目を合わせることなんて何度もあったし、Tさんの目はどちらかというと茶褐色で、吸い込まれそうとかそのような感覚はありませんでした。
ただ、この時は何故か違いました。
ふと目が合った瞬間、いつもは茶褐色の目が、真っ黒で大きく見えて、私はその目に吸い込まれてしまいそうになりました。
その感覚がなんとなく怖くなって、これ以上見つめてはいけないと思って、咄嗟に目をそらしました。
その時に、直感で
〝この人とはこの先、何かがある〟
そう思いました。
実は私はこれまで、
この〝この人とはこの先、何かがある〟と感じた経験があります。
実際に、そう感じた方とは恋愛関係に発展しましたが、周りから祝福されるような健全な関係ではありませんでした。
それと同じ感覚を、上司であるTさんに対して感じてしまったのと、お互いに既婚者であることから、危険だと思ったのです。
だけど、過去の感覚と決定的に違ったのは
相手の目に吸い込まれそう、という謎の感覚でした。
それ以来、私は
その目がどうしても忘れられなくなってしまったのです。
この時の出来事をきっかけに
私の中でも、明らかな変化が訪れます。
(次回メモに続きます。)