2021年11月 時が止まる


話は少し、遡ります。

Tさんが、私が対の相手だと気付いたであろう瞬間を、私は知っています。

私が気付く前に、Tさんが気付きました。

お相手に、ツインレイであることを確認したわけでも、お相手から言われたわけでもありません。

完全に自分の感覚だけで、そうだと確信しています。


一度だけ、Tさんと話していたら、時が止まったような不思議な感覚になったことがあります。

この日のメモはありませんが、その不思議な感覚は、今でもはっきりと思い出せます。

職場での帰り際、雑談をしていて、
Tさんのご実家が自営業という話から、うちの実家も自営業で酒屋だという話をしました。

Tさんが、明らかに驚いた顔をしました。

その瞬間、突然、社長や周りの人のガヤガヤとした声が遠くなり、2人だけの時間がゆっくり流れる不思議な感覚がしました。

まるで、時が止まって、周りの人たちが静止してしまい、2人だけが普通に会話しているような、不思議な感覚です。

Tさんはその時、気付いたのだろうと思います。

私はその時はまだ、気付いていませんでした。

話半分に、私だけ先に帰りました。

今日はなんか不思議な感覚になったけど、帰り際にTさんと会話できて、いい1日だったな、なんて思っていました。


先に明かしてしまうと、Tさんは前職、私の実家の近くの町で、お酒を卸す仕事をしていたのです。

私の実家は、酒屋です。

私がTさんの前職を知ったのは、この出来事の1ヶ月後、年末年始休業に入る前日のことでした。

そしてその事実が、私が〝ツインレイ〟というワードに行き着くきっかけとなりました。

(続きます。)

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