〈番外編3〉物件探し、最初に知っておきたかった5つのこと
さて、フルリノベーション前提で中古マンション探しの旅に出た我々。
その道中でぶち当たった、「最初に知っておきたかったよ」なことを5つほど書いてみます。
①まさかの「内見断られる」問題
我々は物件探し〜リノベーションを、ワンストップで提供している業者と提携し、内見をしていました。
気になった物件があると、
パートナーである不動産屋さん→取り扱っている不動産屋さんに内見申込みをしてもらっていたのですが、なんと内見できないものが数件ありました!
その理由は、「売主さんの体調が優れず、一時的に内見をストップしています」。。
もっともらしい返事ですが、これ、両手仲介※を狙う不動産屋が、囲い込みをする際の常套手段の断り方だそうです。
物件を囲い込むような不動産屋から家を買うのは嫌だと思っていましたし、
これまでパートナーの不動産屋さんに10件弱同行してもらった恩もあるので、この人から買いたい(=高い仲介手数料を払うならこの人がいい)とも思っていました。
しかし、
どうしても見たい物件があるなら、
そこは割り切って、自分たちから売主側の不動産屋に再度、内見を申し込みましょう。
人生がかかっています。
とは言え…せっかくワンストップで不動産屋と組んでいるのに、別の業者を介することになるかもしれないなんて。
不動産業界の闇ですね。
②お早めに、住宅ローンの仮審査
〈番外編2〉でも書きましたが、物件の購入希望が重なった場合、ローンの事前審査に通っていると有利になることがあります。
私たちはパートナーの不動産屋さんが提携している、赤い色の大手都市銀行で事前審査を通しておきました。(しかし実際に借り入れるのはネット銀行の予定)
そのため、内見申込み〜買付がスムースに進みました。
③諸費用に入ってない「手付金」
中古マンション購入の場合、物件価格の6〜10%ほどが諸費用としてかかると言われていました。
そんなん貯金使い果たすよ、頭金にまわす分なんて残らないわぁ〜と思っていたら、「手付金」という新たな刺客が!
売買契約時に、物件価格の5%を売主さんに支払うとのこと。
どこから払う!?親に借りる!?
滝汗を流しながら不動産屋さんに相談しました。
確かに売買契約時に一時的に支払わなくてはいけないけれど、物件金額の全額をローンで借りる場合、ローンの融資実行が行われるタイミングで戻ってくるとのこと。
(商慣習的にはキャッシュで持っていくらしいですが、私たちは売主さんの口座に直接振り込みました)
売買契約〜融資実行までの期間は一時的に耐えねばなりませんが…。
※ゼロリノベさんのわかりやすい記事はこちら
④どうする!?
競った場合の買付書の書き方
とあるご夫婦と物件を競ることになった我々。買付証明書を提出することになったのですが、
これにまた悩みました…。
・「購入金額」高く書いた方がいいのか!?
・「手付金」高く書いた方がいいのか!?
・備考欄に何か書く!?
最終的に選ぶのは売主さんなのですが、その後押しをさりげなくするのは仲介業者。
というわけで、我々は仲介業者の不動産屋さんに直接塩梅を聞きました。
そしてアドバイス通り以下のようにしました。
・購入金額→ シンプルに売出価格で。
・手付金→ 相場の、物件価格の5%で。
・備考欄→ あえて何も書かない。
ちなみに、元・不動産業の知り合い2人に相談したところ、私だったら…という前置きで、
「購入金額を高く書く」「仲介業者に金券を手渡す」などのアドバイスを貰いました…。
正直、これは正解はないと思います。
結局、間に入っている仲介業者さんが、今後よりスムースに引渡しまで終えられそうな方を、さりげなく売主さんに勧めるんじゃないかなぁ…なんて思っています。
我々の場合、ライバルのご夫婦の方が手付金を多めに記載&引き渡し日に猶予を設けていた(備考欄に記載)そうなので、そちらの方が売主さん的には魅力的だったようです。
ただ、別の問題があり、我々にチャンスがまわってきた、ラッキーなパターンでした。
⑤結果的にリノベしない可能性もある
さて、我々がこのパターンでした。(リノベしないで住むことにした理由 参照)
フルリノベーションする気満々で、リノベ関連の本を事前に読み漁り、リノベーション業者の見学もした上で内見を始めたのに(苦笑)
住みたいエリアや周辺環境など、重視する内容によっては、条件に見合う物件が予算内で見つからない可能性もあります。
何年も待っていれば、もしかしたら出てくるかもしれませんが、こればかりは誰にもわかりません。
そういった可能性もあるということを、事前にちょろっとでも知っときたかったなぁ〜なんて思います。
以上、事前に知っておきたかったよ、な5選でした。
皆さんの物件探しのお役に立てば嬉しいです。
よいお家に巡り会えますように!