
アーユルヴェーダ・リトリート in スリランカ 14
気を取り直して航空機のチェックインを終えると、早速出国手続きに向かう。出国手続きを終えると、空港内の店を見る。制限エリア外にあった店は、ポーターがスルーしたせいで見られなかったからだ。
今回は滞在中に一度、少しだけスーパーマーケットを覗いた以外は、ずっとリゾートにいたので買い物をしていない。土産も足りないだろうし、そもそもまだ会社の土産をまだ買っていない。夫をプライオリティパスのラウンジに押し込んで(誤解のないように言っておくと、彼は空港ラウンジでのんびりするのが大好きなのだ。ましてや今回はスリランカで一滴もお酒を飲んでいないので、ビールを熱望していた)、私は買い物に出かけた。
雑貨店などもあるが、特に買いたいと思う土産はない。ドライフルーツやココナツオイルなども売っているが、ココナッツオイルを私は普段使うことがない。
紅茶もいろいろな店に売っているが、面倒なことに値段が書いていないので、いちいち店員に尋ねないといけない。
私がドイツの会社だと勘違いしていた、スリランカ発ブランド、ディルマの紅茶店もあった。こここはパッケージに値段が書いてあった。しかしマジックペンで消されているもの多数。わけがわからなかった。
ティーバッグに、3ドルと書いてあったので、それならば買ってもいいかと思っていると、いかにも日本人日本人した雰囲気の日本人が、店員に値段を尋ねた。すると6ドルと言われている。空港価格なのかもしれないが、倍とはぼったくり過ぎではないか。もともと紅茶は欲しくなかったし、それを見たら面倒くさくなって、買うのをやめてしまった。
紅茶店のほかには、アーユルヴェーダを冠した店がいくつかある。中でもスパセイロンという店は、余程人気なのか、やたらたくさんある。石鹸などもパッケージがかわいい。しかし私なら、石鹸をもらっても嬉しいが、ボディソープしか使わない人がいるなど、石鹸は土産としての好みが分かれるところだろう。
その点、質のよいハンドクリームは、贈って喜ばれるものの鉄板だと、個人的には思っている。いろいろな香りがあったので、好きなのを何本か買った。自分の手は2本しかないので、あとは土産にするよりほかない。
土産は多すぎても困るし、少なすぎても困る。インドではちょっと買いすぎたし、今回はおそらく少なすぎるだろう。まあ買う機会がなかったのだから仕方ない。
ちなみに地元の菓子のようなものは、空港にはほとんど売っておらず(少なくとも私は見つけられなかった)、免税店のチョコレートなどしかなかったので、会社の土産は買わずに帰ることにする。しかもスリランカでは、免税店のチョコレートが必要以上に高い気がする。
去年インドに行った時は、自宅や親戚用にインドのお菓子を買ったのだが、個包装ではないし、インドの微妙なお菓子なんかもらっても、あげるほうはよくても、もらうほうは迷惑だろう。
そう思って帰国してから、コストコでゴディバのチョコレートを買って会社で配った。以前イギリスで土産を買い忘れ、帰ってからウォーカーズの個包装のショートブレッドを買ったこともある。今年もその作戦を取ることにする。(15へ続く)