土曜ドラマ「Shrink」感想
NHK土曜ドラマ「Shrink」最終話を見た。パーソナリティ症がテーマ。
自分と重なる部分が多くて、また泣いてしまった。
風花ちゃんの症状(パーソナリティ症)も友だちの彼の症状(共依存)も私に似てる。
私も白黒つけたい人間で、人間関係は苦手。若い頃は、好きだなと思った相手にはとことんアピールして。嫌がられた上に、相手にされないと思ったら、自分からプイッと離れてしまっていた。
今でも人との距離感が難しいけど、年の功で乗りきれるようになってきた。
パーソナリティ症の根っこは家族関係にあると思う。
風花ちゃんは親に愛されたかった。
私は愛されなかったわけではないが、ずっと根底に満たされなかった気持ちは残っている。
私には歳の離れたきょうだいがいて、母親は下の子の世話に忙しかった。
小学高学年くらいの時、思いきって母親にくっついてみたら、すごく邪険に扱われた。友だちと遊ばずに、家で過ごすこともとても嫌がられた。道路でこけて、顔に擦り傷が出来た時、血が流れているのに、私を置いてさっさと行ってしまった。この時の衝撃は忘れない。
下の子の世話と同居している祖父の顔色を伺いながら、我慢して暮らしていた母親。もしかしたらその頃の私は八つ当たりされていたのかもしれない。
最近になって母親に話すと、その頃はしんどかった、と言っていた。大事にしてほしかった私の子供時代はもう戻らない。母親にそういう話が出来るだけでも、親子関係は良い方なのかもしれない。
もうひとつ私と重なる、風花ちゃんの友だちの彼。
共依存と診断された彼は、風花ちゃんの回復が怖かった。置いていかれそうで。
風花ちゃんのメンタルが悪ければ悪いほど、優しく良い人でいられる。それでなんとか自分を保てていたのに、自分の居場所がなくなりそうだったんだよね。
私も夫との以前の関係は共依存だったと思う。今は紆余曲折を経て、気持ちの上で(良い意味で)決別出来ている。
私は私。夫は夫。違う人間。私は夫を変えることができない。
しんどくなった時、自分に言い聞かせる言葉。
それについては長くなるので、またの機会に。夫には恨みつらみが山ほどあるので\(^_^)(^_^)/