ふつうの日常ってありがたい【妊娠エッセイ#3(妊娠12週~15週)】
(前回の妊婦エッセイ#2はこちら ↓)
日中に話し相手がいるって、ありがたいんだなぁ……。つわり中の私は、しみじみと感じていた。
話し相手のいるありがたさ
つわり期間中に夫の海外出張があり、その間は実母(たまに実父)が来てくれていた。
今まで出張時は私が実家に行っていたのだが、まだ安定期前ということで行くのは断念。つわり前の私は、自宅で一人で過ごそうとのんきに考えていた。
でも夫が「念のため誰かにいてもらった方がいい」と言うので、実家に相談し、母の来訪が決まった。今になって振り返ると、ほんとうにそうして貰ってよかった。何しろつわり中は、ほとんど何にもできなかったのだから。
料理・洗濯・掃除といった家事をやってもらえてもちろんありがたかったが、特に感じたのは日中に話し相手がいることのありがたさ。
いつもは夫が働いている日中は私一人。一人きりだと、どうしても良くない体調が気になり、思考がぐるぐるしていた。
でも母がいると何かしら話したりして、気が紛れる。体調を気にする時間が減り、心も身体もラクになった感じがあったのだ。話し相手、大事だね。
少しずつお仕事再開
つわり発生から約1ヶ月経ったころ、やっと少し落ち着いて、パソコンが見れるようになった。
休んでいたライターのお仕事も再開でき、気が休まったなあ。クライアントも快く復帰を受け入れてくれたし、体調を気遣っていただいてありがたかった。普通に日常生活を送れるのって、ありがたいものだなって改めて感じる。
動画で残せるなんてすごい!
そうこうしている合間、12週の健診へ。エコーで赤ちゃんの様子を見てみると……だいぶ人間らしくなってきた!
まだまだ小さいけど、手足をぐーんと伸ばす様子も見られて、とっても可愛かったなあ。なんか、エコーの機械に抗っているようにも見えたけど。「のんびりしてたのに邪魔するな~!」みたいな気持ちだったのかな?(笑)
あと、通っている病院では、12週の健診からエコー動画を残せるというのでお願いしてみた(もちろん有料)。ログインするとスマホで気軽に見れるので、家族にもシェアできるし、気づいたら自分で何度も見返していたな。
まだ自分では何も感じない時期だったけど、動画で赤ちゃんの様子を見ると、お腹の中で一生懸命成長してるんだなあとしみじみ。
血液検査、侮るなかれ
10週に行っていた血液検査の結果が返ってきたのだが、唯一血糖値だけが異常に高かった……。高血糖は妊婦特有の病気が隠れている可能性があるため、再検査に。今まで高血糖とは言われたことがなかったので、少なからずショックを受けた。
でも思い返すと……そういえば血液検査の前に、お昼ご飯としてこってり系のつけ麺食べたな……。そのせいだな、うん。
つわり中にも関わらず、食欲はあった私。血液検査があるというのに、何も考えず直前にハイカロリーグルメを胃袋に収めていたのだった。
再検査の結果、異常なし。無駄に追加検査してしまいました(笑)みなさまは、どうぞお気をつけください。
義母と自動調理鍋のすごさを思い知る
夫のお盆休みの間に、義母と義妹が家に来てくれた。せっかくの長期休暇なのにどこにも行けず、暇を持て余すと危惧した夫が、来てくれないかと打診したのだ。
義母は、つわりで料理ができない私に代わり料理をすると言って、大量の食材と巨大な自動調理鍋を持参してくれた。事前に聞いてはいたのだが、思ったより鍋が大きくてびっくり。4人分だとそうなるのか。
「自動調理だから簡単よ~」と言いつつも、大量の食材を切りまくる姿は、大変心強かった。来てくれていた間の昼食夕食と、帰った後も食べれるようにと肉じゃがを作って置いていってくれる徹底ぶり。ほんとうに頭が下がる。
しかもご飯の合間には、義妹と山梨観光に出かけるというハードスケジュール。雲が多くて富士山が見れなかったけど、観光地を色々巡って満足していただけたようだ。改めて義母のパワフルさを思い知った。
あと自動調理鍋ってすごいね。食材を入れて待つだけで、美味しくてあったかい料理が出来ているのは便利すぎるな~。特にチャーハンがパラパラにできてたのが衝撃だった!うちは持ってないんだけど、出産後に導入しようかな……。
ふつうの日常に感謝しつつ、マタニティライフを過ごしていこう
妊娠4か月目は、少しつわりが収まったのもあって、だいぶ気を楽に過ごせる日が多かった。ふつうの日常ってありがたいんだなあって、体調不良を経験すると思うよね。
つわりが終わったら何しよう~と考えられるようになったのも、この頃だった。やりたいことリストを作ると、気分転換にもなるのでオススメ。同じ時期の妊婦さんは、そろそろ安定期だ! という希望を抱きつつ、なるべくのんびり過ごしていきましょうね。