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成長する自作オーディオ

 なぜオーディオ機器を自作するのか?人によって理由は様々であろう。私の場合は、それが趣味だからである。趣味であるから、一度作ってそれで終わりにはならない。ある時点で気に入った音が出たなと思っても数年聴き込むうちに不満が出てきたり、拙い私の技術力がレベルアップすれば過去の設計や実装の中に見落としや不完全さを発見し再び手を入れることになる。

 聴き込むうちに不満が出てくるということは、(オーディオ機器側は基本的に変化していないから)私の耳が肥えてきたということであり、広い意味で私が成長したということである。つまり、自作のオーディオ機器は私の成長に合わせ成長するのである。逆に言えば自作品のオーディオ機器を見れば(聴けば)作者の成長度合い(成熟度)がばれてしまう、ということでもある(結構怖いことだ)。

 このように考えると、「オーディオ機器の自作」は趣味としての要件をきちんと備えているな~と思えるのである。上には上の世界があり、下には下の世界がある(貧乏オーディオetc.)。課題は尽きることがない。安心して精進しようと思う。

(以下引用)

師匠「ラグのいいところはさ、後から部品を取替えやすいんだよ。」
弟子「いえてます。一旦プリント基板に取り付けた部品をはずすのって、ものすごく気が重いです。第一、基板そのものをはずして裏返さなきゃならない。」
師匠「だいたい自作アンプなんてものはさ、いつまでたっても試作品みたいなもんだし、いつでも気軽に回路を変更したり部品を取り替えられるのは重要だと思わないか。」
弟子「それは人によりけりでしょう。後々いじろうとは思わないで、完成度の高いきれいに仕上がったやつを作りたい、という人だっていますからね。」
師匠「僕の場合は、後になってから必ずといっていくらい改良の余地が発見されるのでプリント基板はやはり具合が悪いわけ。」
弟子「平ラグになった理由のその一は後から修正がしやすい、ってことなんですね。」

本音爆裂・神経逆撫
師匠と弟子のいいたい放題-28
平ラグパズル
2006.9.14
by ぺるけさん

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