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人生で初めて書いた漫才


前置き


こんにちは、ゆうらん飛行國玄です。

 皆さんは漫才の台本を書いたことありますか?僕は書いたことがあります。

 デビューして約2年、NSCと大学時代を入れると約3年漫才をしています。日々作ってはライブでやって「あそこは良かった」「ここ好きなのに何でウケないんだ」などなどと一喜一憂しながら、試行錯誤の毎日です。

 つまり約3年間、僕は漫才を作っている



 わけではないんですな。



 どういうわけかと言いますと、僕は舞台に立ちだす、そのはるか前からネタを書いていました。これはオタクあるあるなのではないでしょうか。どこでやるわけでもない、誰に見せるでもない、ただ人のネタを見すぎた結果、自分でも書いてみたくなってしまう。

 これを読んでいる皆様もあるんじゃないですか?

 だから最初に問いかけてみました。

 1本書ききったことは無いにしても、ふと設定やボケが思いついたりしたこと、沢山ネタを見ている皆様ならあるはずです。特にまだまだ未熟な我々若手芸人を追ってくださっている皆様なら、1度ぐらい「ここもっとこうだったら面白いのに!」「ここもっと広げられるんちゃう?」とか思ったことあるはずです。

 この時点で皆様はもうネタ書きへの道は開けています。さあ君も漫才を書いてみよう!そして僕にそれを送ろう!我々が勝手にやります。

 話が逸れました。すみません。

 高校生の頃「ネタ」にどっぷりハマった國方君は、自然と設定やセリフを考え出すようになりました。考えるというよりは、生活の中で見たものや聞いた言葉を勝手にネタの設定やセリフとして捉えてしまうようになりました。

 それが形になりだしたのが大学生、パソコンを手に入れます。思いついたネタを何となくワードで書き始めました。当時もちろん相方なんていませんから名前ではなく、AとBの会話として書いていました。その時のネタが何本か出てきました。もうどこかで披露することもないでしょうしここで供養したいと思います。ぜひ見てやってください。

前置きが長くなりました、すみません。

漫才「強い人」


Bこの世で一番強い人って誰やと思う?(パンチ、キックしながら)
A強い人?んーじゃあ白鵬かな。
Bほぉ、なんで?
Aやっぱりお相撲さんの肉体はもう鎧やからねそれでいて白鵬は機動力もあるから、間違いなく人類最強よ。
Bなるほどね
Aお前は誰やと思うん?
Bんーーー、まあトランプ大統領かな。
A土俵が違った!、、まてまてまてまて、権力ありなん?
Bなんで無しやと思ってん
Aいやあんたなんかこんなんやってたやん武力やと思うやろ
B物騒やわ
Aお前のほうが物騒やねん、じゃあこのパンチなんやってん
Bこれはミサイルや
Aこわっ!とびきりの物騒アイテムやん、じゃあキックは
Bこれは......えっと.....普通にキック
A何でや!!何かに例えるなら例えきれって
B今日はどっちが最強かここで決めよう
Aいやいや勝たれへん勝たれへん、ボタン1つでドン!よ 
B鎧があるんちゃうんかい!
A意味ないわ!兵器の前ではただのジャージやから
Bいや、さすがに兵器なんて使わんからな
A使わんの?え?じゃあ軍隊は?
B使わへん使わへん
A何で戦うん?
Bもちろん生身よ
Aえ?ほんまに?じゃあ勝っちゃうよ、軍事力をのないトランプさんはもうほぼ小朝師匠やで
B やめとけ、髪の色だけや
Aこれは白鵬の勝ちやな
Bほお、白鵬は3億人相手にどう戦うのかな?
A全国民参戦!!?
B当たり前やろ、国のトップを相手にしてるんやぞ、全員出てくるに決まってるやろ?
A「ずるいわ」
B「そっちも連れてこれるだけ連れて来いよ。親方とか」
A「意味ないわそんなん、力士のOBはただのふとったおっちゃんやねん。がんばったら俺らでも背後取れるで」
B「まあ仮にトランプの支持率が30%やとして、それでも一億人やろ?ほんでもってそんなかには本場のレスラーや格闘家がおるか........」
A「じゃあ習近平じゃない!!!?
B え?
A習近平、、中国のトップの、、11億ぐらい?おるんちゃう?知らんけど
Bじゃあローマ教皇
A「あもう宗教がでたらこの話終わり」
B「あかんか」
A「あかん、第三次世界大戦が見えた」
B「一回リセットしてやっぱり個人同士の武力だけで一番強い人決めよう」
A「それやったらやっぱ白鵬よ、おまえは?」
B「んーーーーーーーーールフィ?」
A「もう二次元やん」
B「まあせやけど強いやん」
A「Z軸勝手に抜くなよ、なしなし三次元で」
B「えーハリーポッター?」
A「三次元やけど!フィクションやねん」
B「魔法使えるもん!」
A「え?」
B「魔法使えるもん」
A「なんやそれ」
B「魔法使えるもん」
A「何急に小学生になった?」
B「サンタさんはいるもん」
A「なんやそれ、結果だれが一番強いんよ」
B「んーーーーおかあさんかな」
A「間違いない」
AB「ありがとうございました。」

今見た感想

  • AとBの漫才なのに何故Bから喋りだすのかわからない。

  • 政治宗教てんこ盛りすぎ、たぶん金属バットさんに憧れていたからだと思う。

  • 「土俵が違った!!」を言いたかったんだろなこいつは。

  • 軍事力のないトランプ大統領は全然小朝師匠ではない。

  • なんで途中から「」使いだしたん?

  • 1番の大ツッコミで「習近平」なんてワード使って良いわけない

  • 「魔法使えるもん!」←???

  • 「頑張ったら俺らでも背後取れるで」は好き

  • 「Z軸勝手に抜くなよ」も好き

  • オチの感じは今の俺でもやりそう

 とにかくなんか嫌ですね。すごい「アマチュア」って感じがします。このネタは大学1年生の時に書き始めて一番最初にできたネタです。同時に何本か書き進めていたのですがこれが一番最初にできたので正真正銘、國玄いや國方直人の漫才1本目になると思います。後におかえりフェスティバルという大学時代に組んでいたコンビで披露しております。お客さん2人とかでむっちゃ滑りました。そらそうです。なぜ男女コンビでこのネタをしたんでしょうか。理解に苦しみます。

あとがき

 以上、僕が初めて作った漫才でした。書いたはいいもののちょっと恥ずかしいですね。
 こんな風に、もう他では出せないような昔々のネタをここで供養していこうと思います。今回は初回ということで、前書きが長くなりました。次からはすっと本編に行くと思います。

 以上になります。最後まで読んで頂きありがとうございました。


  

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