道頓堀ZAZA

 僕なんかはまだ3年目の芸人ですので、先輩方からすれば大したことないし薄っぺらいと思うのですが、お世話になった箱です。

 学生時代何回もお客さんとして行きました。中でも印象深いライブは金属バットさん、滝音さん、ジソンシンさんのスリーマンライブ「切磋琢漫」、馬鹿よ貴方はさんとランジャタイさんのツーマンライブの2本です。

 当時賞レースオタクの僕からすれば鼻血が出るほど興奮する組み合わせのライブでした。

 演者として初めて出演させていただいたのはpocketsで大学4年生の時。

 Joy-Parkというエントリーライブでした。おかえりフェスティバルというコンビで出演しました。
 
 漫才なのに途中からだんだんグラデーションでオカンと息子の設定のコントになっているという明らかに技術を必要とするネタをして、テンパってネタを飛ばしました。

 飛ばしたところがウケてしまい、なんか3位になってチャンピオン大会に進んでしまいました。

 後から知ったのですが、このライブに同期のともこが出演していたそうです。

 今でも会うとこの時のことをイジってきます。両方です。主犯は倉橋です。

 初めてのHOUSEはおそらくUP TO YOUです。pocketsよりはるかに広い楽屋でびっくりしました。とりあえずがむしゃらに先輩に挨拶し回った思い出があります。

 ネタは「カラオケ」3位でした。今見たら香盤表にぐろうさんがいました。この頃は同じUPメンバーだったんですね。今や天と地の差があります。悔しいとすら思えない自分が情けない。

 最後のZAZApocketsは「堂本公式」でした。あの時はエントリーライブだったのに最後は主催です。なんだか嬉しい。しかもコーナーは僕プロデュースの好き勝手企画でした。ここでハチャメチャに好きなことできるようになったんだとあの頃の俺に教えてあげたいですね。

 最後のZAZAHOUSEは「壇上マッチング」でした。こちらも主催。ここから始まった芸人人生、劇場メンバーになれて主催ができてなんて幸せなんだと思いました。

 いなかのくるまさん(翠星チークダンス)やサンドロップさんやエトセトラさんと同じライブに出ているというか主催ライブに出ていただいてるという事実がまだやっぱりよくわかりません。

 とにかくここで色んな経験をさせて頂きました。楽しいことも悔しいことも。

 どちらかと言えば悔しい事のほうがよく覚えています。

 サバステ2回落ちたのはきつかったです。すぐそこにあるマンゲキが遠く遠く感じました。しゃべくり話芸大賞も結局一度も引っかからなかったな。ウケたと思っても、もっとウケてる人が沢山いて、実力不足を痛感しました。

 でも楽しいこともあって同期ライブもここで沢山して、大体出演させてもらって、のびのびさせてもらった。

 同期ライブじゃないとやらないようなくだりもあったなあ。

 おもかわとか、ビジネスボーイミーツガールとか漫才四二四四とかも呼んでもらって、人がギュウギュウ詰めになってない余裕のある楽屋がらなんだか嬉しかったり。

 何より初めてサバステを突破した時が一番嬉しかったです。ありがとうお客様ありがとう「OL」。

 2回落ちて、3回目で初進出、1度劇場から落ちて再挑戦で2位通過。ZAZAが一番僕らの成長を見届けてくれています。

 そんなZAZAが5月で無くなります。厳密に言うと道頓堀ZAZAがなくなって新世界に移ります。

 寂しい気持ちは正直あります。でもそんなこと言ってもしゃーないです。次のZAZAでまた新たに思い出作っていこうと思っています。

 いろんなライブがしたいな!!引き継ぎZAZAさんお世話になります!!

 将来売れてZAZAで単独3daysなんかしちゃったりして!!!!!わは!!!



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