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ザンダーシャウフェレがスイングで考えてる事を考えてみる。


携帯で記事を流し読みしていると、ゴルフに関する記事は色々と見付ける事がありますが、今回はこの記事について。

今年も活躍した選手ですねー
とはいっても本人はどこまで行ってもゴルフに「探求心」と「向上心」を追ってるようで、ここまでのキャリアが有ってもさらに上を見ているようです。

そんな彼とゴルフダイジェストとの対談の中で見えてくるスイングについて
ゴルフコーチとして勝手に考えて見たいと思います。

お時間が有る方は是非↓の全編記事をから読んでみてください。


前編

後編

素晴らしい成績でしたね!

前編より

スイングを変える理由は?


スイングを改造?
必要ある?
と思う方もいると思ういますが、選手っていつまでも最高最上を目指し続けます、でもそれって失敗のリスクもある。。

ですがリスクなんて考えずに前を向く事が出来る選手は、息長くツアーに残って行くのかも知れませんね。

ショットの精度や飛距離を考えてだけではなく「体に負担のかからない」は本当に重要だと思います。

私は石川遼選手が出て来た時、凄いのが出た!!と同時に「この選手続かないかな」と思いました。
なぜなら身体に負担が大きいからです。
あの体のキレは首にも腰にも多いな負担。

そして松山選手も悩みましたね、スイング改造(修正)完了し様子がちょっと見えます。

ですが若さと柔軟性で進んでこれたと思います、ですがやはり2人ともスイング改造しましたね。
昔と比べるとかなり優しいスイングになったと思います。(石川選手は)

石川選手はスイングはかなりレイドオフよりにしましたが、ザンダーは逆にクロス方向にスイングを変えているようです、ここが面白い所ですねー。



修正箇所について

前回の先日の私の記事↓

と逆の考えに近いように感じますが、よく考えて行くと同じところに行きつくんです。

そのわけは「後編」に続いて行くのですが、最近の「クロスは悪」
「レイドオフ目指す」風潮への殴り込みみたいですね笑

レイドオフ(自分の傾向)で強く振ろうとするとプレーンに乗らない時が有る??

ダウンスイングで上手くプレーンに乗らないことが有る?

キーワードですね。

※記事中にある「クリーンに乗せる」ではなくきっと「プレーン」ですかね・・・



自分のスイング傾向から離れるという事

このテークバックはいずれにしても捕まらないか?

やはり最近の選手なんですね、「もともとレイドオフだった」んです。
だからこそエラーを感じるんだと思うのですが、実際はどうなの??
です。

ここは勇気が必要ですね、自分の持っているスイング、それもしばらくはゴルフがおかしくなるかもしれないリスクを考えてのチャレンジです。


取り組み続ける事の難しさ

右サイドを大きく下げるスイングタイプ

1年はチャレンジしてるみたいです、やはり同じことを「やり続ける」事は重要ですね。
プロとアマの方で違う事はこの「やり続ける」が出来ないんです。
なにか違う事をやり始めてしまうんです。
特に上手く行かない時が長く続くと。。。
それは私も同じ。。
そんな時が続くと段々と心配になって来るのですが、そのためのコーチが居るんです。
聞いてみると良いですね、そんな時
・いつも対処的なレッスンを望んでいるのか?
・今後数年でスコアアップを望むのか?
でレッスン内容は変わってきます。
ここはコーチにとっても皆さんにとっても凄く重要な事なんです。

いつも違う事にチャレンジするのはゴルフを楽しむ上では良いと思いますが、数年先でスコアアップになるかどうかはちょっと微妙だと私は思います。

例えば、、
スライスするからアドレスでフェースは閉じておく?
ボールが飛ばないから右においてハンドファースト強くする?
これは対処的にしばらくは良いと思います、ですがそれって「特殊なショット」ととしてプロでも常用する事ではありません、まずは「ゴルフを楽しむんだ!」って方には良いのですが、この記事を読むような方(多少マニアック)は違うのではないでしょうか。

アマチュアで上達する方は必ず「やり続ける」事が出来る方で、それって練習をやり続ける事はもちろん「課題にとりみ続ける」という事も忘れないでください。

後編

スイングを変える目的を整理する

クロスに対する挑戦ですね!
縦と回す?解剖学的は無い組み合わせじゃない?

ここでは
『上げる』

『回す』
が出てきますね、やはり私の記事と似ているところがあると思います。

『上げる』と『回す』は明確に分ける事はスイングにとってし重要です。

ザンダーと私をそれぞれの傾向で考えて見ます笑
・ザンダー
【身体の傾向として】
右が下がりやすい(右体側の屈曲)傾向でダウンスイングから『回転』になり難く身体が縦に動く。
右サイドがさらるとフェースが開いたり、ダフる事が出てミスになる、だから直したい(『体に優しい』だけではなくここもじゃないか?)

エラーの考えとして:
レイドオフ傾向のためクラブが寝てしまう(特に強く振ると)のでシャフトが立ちやすいクロスにしたい。
その結果まずは『右サイドが多少下がってもシャフトが立っていれば何とか大丈夫じゃないか???」

って考えていると思います。

でも下記にあるように合わせて右体側の屈曲(右が下がるのか左が上がるのか?は本来重要だがここでは置いておく)も制限を掛けているようです。子※ここはクロスの度合いと屈曲の強弱はコーチと確認しながらやってるはずです。

では私(どうでも良いのだが比べるために)
【身体の傾向として】
私は本来横回転が強くザンダーと逆に右サイドの屈曲が上手く出来ないタイプです。(4スタンス的にはB1)なのでクラブが外から入りやすいスイング傾向。
そのためザンダーが取り組んでる「テークバックでクラブをインサイドに使う」という形が勝手に起こりそのためシャフトクロスが発生しやすいです、そのままシャフトが立ったまま降りてくると『飛距離が出る』事はありましがスピンと高さが足りず『ボールが止まらない』という事が起こり始めます。
これは私が昔レギュラーツアーに出た時に衝撃を受けた事で、ここからまたツアーを目指すために何をするのか?のきっかけ『ボールを止める』ことへの取り組みへとつながります。
※これって最近のストロングロフト使う方のあるあじゃないですか?

そのためまずは意識的に右を下げる動きを昔は長く取り組んだりもしました、目的は「ボールを上げる事」ですがクロストップから右サイドを下げて使うと私の場合『シャフトが寝すぎてしまう(今でいうシャロ―)』に勝手になっしまいました。

するとフェースの先に当たる事が多くなり飛距離ダウンしボールは曲がり始める、、という事に繋がって行きました。
この時トップの位置を直す思考が無かったのが今となっては残念で、その時私は逆にレイドオフをトライしていれば今はすこし違うプロゴルファーになっていたかも知れません。
あの時内藤コーチに「トップレイドオフにしたら」のアドバイスをもう少し長く取り組んでいれば良かったです。

少し話がそれましたが、トップレイドオフはダウンスイングでシャフトを立たせる事が本来の目的です。
私の場合右サイドが下がるスイングにりましたがシャフトが立ってこないため、トップはレイドオフ気味にして行きダウンスイングでシャフトを立たせるように使おうと練習します。

ですが結局
身体を横に使ってインパクト前でシャフトを立たせるのか?(ザンダー)
身体を縦に使ってインパクト前でシャフトをたたせるのか?(私)
になっているんです。

そしてスイングを考える出発点がザンダーと私では全く逆になる理由は、私の記事にあるようにザンダーは『最近の選手』なんです。
多分『シャロ―』の次はこの使い方をする選手が出てくると思います、なぜなら最近の若い選手の悩みがまさにここだから。



要するに何が言いたい?

全ての目的は『インパクト時の現象』を整えるため
です。

ゴルフの練習をする目的は全てここに集約されます。



素晴らしい考察(コーチから教えられてるね)

「インサイドに上がってもプレーン上に降りてくれば問題ない」は正解。
ですがそんな事アマチュアは出来ません、なので不正解だと思います。

記事でも行ってますが
『アマチュアの場合は、切り返しで身体を開きながら手を前に出してしまう人が多いので、スライスのカット軌道になってしまう』
としっかり説明しています。
さらに、
『そんな人はテークバックを見直し真っすぐ引いたら良いんじゃないか?」
と自分が取り組んでる事と逆のアドバイスをしていますね、ここはしっかりスイングのメカニズムをコーチと確認しいるのだと思います、素晴らしい!

この点について
最近のアマチュアの方はテークバックに対して外から降りてくる事をカット軌道と考えるので、たとえそこがプレーン上だったとしても、自分では「悪いスイング」と考えます、さらにコーチが『それでよい』とアドバイスしても『嫌だ』になると思います。
ここで私は
・テークバックを整えて見た目を良くするのか?
・この動きが機能的であることを理解してもらうのか?
を考えますは大体が後者です。
なぜなら「ほとんどの皆さんはそこまで取り組めないから」です(バッサリすみません)
いや、というより見た目を整える事は私にとってさほど重要ではなく機能的であってコースでスコアを出す事が出来るのか?が重要だからです。

しかしもちろんは直す必要があればそこは指摘します、ですが対象の方の忍耐度と継続度に掛かって来るし、やはりザンダーのように悩み、苦しい期間がしばらく続きます。
皆さんはどちらが良いですか?
簡単に良くなるとすればそれは対処的な事で、スイング改造ではなく、またすぐに対処的な事が必要になります。
ですがスイングをしっかり変えて行くと暫くは『出来ないはず』なんです。
そこを乗り越える事が出来るかがポイントで、それは一人では大体が出来ないと思います、いや出来ないはずなのです。




回転なのか縦なのか。ザンダーのスイングエラーの傾向は

右に倒れない意識はクラブを外から下ろす要素に繋がります、という事はそうとインサイドから右サイドが下がりながらダウンスイングになってしまうのがザンダーのエラーなんだと考えられます。

スイングを『イメージで考えた時』
インから上がってすこしクロス気味にトップに向かて・・・
そこから身体を横回転させてクラブを外から立てて入れる感じで・・・
とスイングし、撮影しコーチと出来栄えとイメージが強くなりすぎていないかを繰り返しチェックでしょうね。

そのイメージがザンダーにとって体に優しくプレーに乗るからミスが出にくいという事であって全員の正解ではないです。

ではなんで体に優しいのか?
右に傾きシャフトが寝てるクラブを立てる動きは身体の動作の中で強い代償動作が必要なんだと思います。
恐らく、寝て遅れてくるクラブを身体の回転で開きながら引っ張って来る動きが必要でそれが腰と首の負担になる事が解って来たんだと思います(年を取って来て)

『今どきの皆さんが目指したい動き(シャローイング)が強すぎてしまう』
といった感じです。
だからこそ先ほどのテークバックの説明をアマチュア向けに行ったように「私の取り組みと皆さんのスイングは違うんだから同じマネしちゃだめだよ!」
って事を伝えているんだと思います。
この部分をしっかり伝えたザンダーとそれを記事に乗せたゴルフダイジェストの記者の方はとても素晴らしいな~って思います。



テンポと飛距離の関係

アマチュアが左をマネするのはNG
あくまでも『ザンダー』のイメージです!!!!!

まずは大事なこの2つの違いを覚えてきます。

リズムとテンポの違いについては音楽で考えてみると理解しやすいでしょう。まずリズムですが、例えばワルツの3拍子だったり、ポップスの定番の8ビートだったり、一音一音の長さやアクセントを置く位置などの規則的なパターンのことを言います。一方、テンポはリズムを刻むスピードのことを指します。同じリズムパターンでもゆったりしたテンポで演奏した場合と速いテンポでは曲の印象が変わります。

転じてゴルフにおけるスイングリズムとは、体の各パーツを動かす順番やトップオブスイングで切り返すときの間の取り方、あるいは力加減の強弱の付け方のことを表します。簡単に言えばタイミングの取り方です。

また、スイングテンポとは始動からフィニッシュまでにかける時間のことです。音楽と同様、同じ順番(リズム)で体を動かしても、そのテンポが遅ければゆったりとしたスイング、速ければクイックなスイングになります。

ホームメイト・ゴルフ
ゴルフスイング講座
大切なのは「リズム」と「テンポ」
より引用

『プロになってからトレーニングを積んで全体の『テンポ』が上がったから飛ぶようになった』
と。
ここからわかる事は?
『これやったから、こうやったら飛ぶ』なんてほとんどないよ。と言う事です。
あえて言うなら『こうやったらスマッシュファクター(ボールの反発指数でインパクトの条件で変わる)を上げるために芯に当たるスイング考えましょう』という事。
スイングを変えたから飛ぶようなるのではなく、そのスイングだと芯に当たるから飛ぶようになった。が正解です。

Youtubeを見ても距離は伸びません。
まずは少しづつ身体を鍛える事と自分にとって『芯に当たる』スイングを探し作って行く事が重要です。

伸びあがっても突っ込んでも、芯に当たっていれば私は良いと思います、しかし見た目が悪いだけでその良い所を変えしまうのはもったいないと思います。
芯に当たる、けどスコアにならに。って方もいると思います。
ですがそれはスイングが悪いのではなくラウンドでのゴルフ偏差値がまだ少し足りないからです。
そんな方が「スイング教えてください」といらっしゃっても「そのままで練習続けましょう!大丈夫!あとはアプローチの精度とパター練習頑張りましよ!」というとレッスンにいらっしゃらなくなります。

最善のアドバイスなのですがなぜでしょうか。

病院にいって異常なし!って言われたら嬉しくないですか?
でも鼻水が出るって?
それ寒いのに薄着だからですよ?
服着て暖かくすれば鼻水止まるか大丈夫ですよ!
抗生物質欲しいって?
そんなの飲んでも意味ないし、必要な時に効かなくなりますよ。
もういい?違う病院で薬出してもらう?
そうですか、薬飲みすぎて病気にならない様に注意してくださいね。。。。

って病院はきっと儲からないのかも知れませんね笑

せっかくの良いスイングを自分で壊したい方はきっと多くいらっしゃるんだと思います。。
皆さんはお気をつけください。


ルーティンの重要性

『テンポが急に速くなる』という事ですね

私が開催した今年の合宿では『ルーティンを作る』など行いました。
合宿でルーティン?って思うかもしれませんが、スコアを良くするには必要なんです。ルーティンの内容や精度はその方のゴルフのレベルによっても変わって来ると思います。
初心者からすぐにプロのように組み立てなくて良いと思います(時間が掛かるため結果逆にぎこちなくなる)が有る程度は順序立てておく方が良いと思います。

初心者:
・クラブ持つ
・2回素振りする
・後ろから目標を確認する
・両足揃えてセットアップ
・スタンスを広げる(幅は習いましょう)
・目標を見る
・スイングする

上級者:
・2回素振りする
・右手でクラブをもって持って、右足から動き始める
・右足からセットアップ開始する
・右手でクラブをもって左グリップをセットしたのち右手を握る
・右足から動かし始めてスタンスをセットアップする
・目標を3回見る
・深呼吸を1回する
(ここまでを10秒から11秒の間で行う)
※あくまでも例です、これら項目ごとに選択肢がいくつもあり自分に合うものを探し出して組み合わせます。

ルーティンは急にできません、記事にあるように練習場で作って行きましょう。



やっぱりアドレスなんです

私のアメブロ

ではアドレスの重要性を多く記事にしていますが、コースでスコアを出す、整えるためには凄く重要です。

ザンダーが言うようにアライメントスティックは必需品です。
普段のラウンドの時などは毎ショットアライメントスティックを置いてプレーしても良いと思います。
『練習とラウンド(ゲーム)は分ける!!』など私は言いますが、普段のラウンドでも使い分けて見ると良い練習になると思います。


まとめ

今回はザンダーの記事を見て感じた事を書いてみました。
・ザンダーはザンダーであってあなたではないので『マネ』はしない事。
・自分の傾向から直す箇所を考え時間をかけて取り組み継続する事
・ルーティン、アドレス、リズムテンポの重要性
などが今回のポイントですね。

こう見るとゴルフ上達のヒントがたくさんあったと思います!

この中から皆さんの参考になる項目があると嬉しいです!

今回のキーワード
上達する方は「やり続ける」事が出来る方で、それって練習をやり続ける事はもちろん「課題にとりみ続ける」という事も忘れないでくださいね!


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