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アドレスがこれだけ違うとスイングに影響がある。
全てのチェックはアドレスから
どんなスイングをするにしても、どんなスイングに変えていくにしても、アドレスが全ての出発点です。
この生徒さんのアドレスですが、何か問題があるでしょうか。
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携帯のカメラはどうしても口角になるので分かりにくいのですが、実際に見ると
❶右肩が下がっている
❷重心が左にある
などが少々強めに見えます。
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右肩を青線まで上げていくようにコントロールします。
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どうでしょうか、整ってきたと思います。
修正前後で比べる
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修正前後で比べますが、重心位置も右肩の高さもバランスが良くなった様に見えますね。
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背中から見るとさらに分かり易かったりします。背骨がうっすら見えますし、見えなかったら触って確認します。その時先ずは直立した状態での背骨の歪みを確認しておくと、その方の体の癖が分かりアドレスの傾向も見えてくると思います。
修正前とジャスティントーマスを比べてみる
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ドライバーはボールが浮いている事もあり、またある程度アッパーに打つことがスピンコントロールのおいても必要になるためある程度右肩が下がることは良しとします。
ですがもちろんその角度には限度はあります。
修正後とジャスティントーマスを比べてみる
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修正後と比べるとやはりこちらの方がバランスは良さそうですね。
これだけアドレスが違うとスイングに影響が出ることは想像が付くと思います。
アドレス時に右肩が下がる傾向になるとどの様な事が起こりやすいか
・インサイドアウト軌道になる
・アッパー軌道になる
です。
先ずはここが最初に現れる現象で、この2つに付随するスイングエラーは幾つもあります。
ここでいくつもの付随する事を説明してもキリがないのでしませんが、こんな現象に自分がなってるとすれば修正したほうが良いと思います。
先ずは『右肩を上げてみる』です、その際は必ず動画を撮るが鏡の前で行う様にしてください。
右肩が下がっている方の傾向として
・重心が左である
・ボールを右から見ている(帽子のつばを確認してみる)
・頭が右にある(軸が右に傾いている)
・ハンドファーストが強い
などが先ずは傾向として現れます。
注意点として
・重心をセンターもしくは右寄りする
まずは骨盤の位置をコントロールすることを心がけてください。
・ボール位置を『右』になりすぎないように
右肩を上げていくと手の位置は体のセンターに寄って行きます、するとはハンドファーストの度合いが少なくなり、ボール位置が中に入ってきます。
ここを注意しないとボールが上がらない事や右に飛ぶ事が出てきます。
・フェース向きに注意
手が中に入るとフェースは左を向き始めるのでコントロールが必要になり、という事はグリップの見直しも考える必要が出てくるかも知れません。
・体の向きを確認する
右肩が低くなると上半身は右を向き、低くなると左を向きはじめます。
これ肩のラインでの傾向ですが合わせて両前腕を結んだ線に注意してください、右肩が出る感じになるため上半身同様に左を向く傾向が出てくるはずです。
ポイント
上記にあるよに右サイドを上げて構えると左に向きやすくなります、その修正として「左肩甲骨の外転」をさせてください。
分かりやすく言い換えると「左腕は体の前面にポジショニングする」という事です。
再度注意としますが、これは必ず鏡の前でチェックするようにしてください。
まとめ
今回はアドレスでの右サイドの高さについて触れてみました。
上記にあるポイントを押さえ自身のアドレスをチェックしてみてください。
『調子悪くスイングを変えてみる?』
いえ、その前にアドレスのチェックから行ってみてくださいね!