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両国国技館‼️第九でつなごう世界の輪🌎
昨日、第38回国技館5000人の第九コンサートが開催されました。
今年のテーマは、「第九でつなごう世界の輪」です。
コロナ禍を経て5年ぶりに復活した昨年より、さらに多くの人が、海外と全国から集まり、合唱団として参加しました。
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今年は、申し込み時に、近くの席になりたい人を記入することができ、以前、団体申し込みでご一緒してた方々と同じマス席になることが出来ました。
普段はお会いすることがなく、第九だけでお会いできる方々ですが、久しぶりにたくさんお話ができ、
並んで歌う喜びを感じることが出来ました。
このような席決めには、担当の方もずいぶんご苦労があったのではないかと思いますが、おかげさまで、また素敵な合唱のご縁を実感できました。
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今年は、コロナ前と同じように全員にお弁当も配られました。後ろの方の席だったので、同じお弁当を食べながら合唱の話に花を咲かせるたくさんの方々を見て、しみじみ幸せな気分になれました。
参加者の3分の1が初参加だそうですが、全体的に年齢層がとても若くなったように感じました。
そして、初参加の方々が、とてもたくさん練習されて臨んでいらっしゃるとのお話も周りの方に伺いました。その熱意と、努力してきた晴れやかな表情が眩しく感じられました。そして、練習やリハーサルの段階でも、音程が確かだと先生方に言っていただいてるのは、そのためなのだと納得しました。
身体を悪くされて、今年はもう無理かなと思ったけど、頑張って練習して参加できたという方もいらっしゃいました。あと何年参加できるかわからないけど、ずっと歌っていきたいというお話も聞けました。
私は、あまり練習に参加も出来ず、結局、付け焼き刃的になってしまった自分を大いに反省しました。
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今年のプログラムは、第一部が、ヨハネ・ブラームスの大学祝典序曲 作品80。第二部が、交響曲第9番 ニ短調 作品125 合唱付でした。
それぞれの曲の前には、利樹之丞さんが拍子木を打ってくださいました。利樹之丞さんは昨年の第九コンサートで、復活を讃え、一人一人の気持ちに寄り添う温かく素晴らしい相撲甚句を作ってくださった方です。
今年は、曲に合わせて異なる趣きの拍子木を披露してくださいました。
高らかに響き渡る拍子木の音に、身が引き締まりました。今年もまた、両国国技館の相撲の神様に見守られ、土俵が下からしっかり支えてくれているのだと感じることが出来ました。
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さて、本番の演奏は‥
全体的に歌声がとっても美しく、ハーモニーが、ピタッと揃って、素敵だなあと、歌いながら泣きそうになることが何回もありました。
「第九でつなごう世界の輪」という、今年のメッセージが、歌っている間に頭の真ん中にバーンとありました。戦火が続き、先の見えない苦しみの最中にいる人も多くいるこの世界に、何か伝えられるはずだという想いで、大友直人先生の指揮に合わせて歌いました。オーケストラの素晴らしい音色とそれを囲む、満員のお客様と、白と黒の5000人の合唱団が一体になって、新しい可能性を開いて行けるような気がしました。まさにそのために、皆んなここに集まったのだと感じました。
そして、何よりも、とにかく、歌っているその時間が、とってもとっても楽しかったのです。その心地良さは、どんな言葉でも足りない、天にも昇る心地というようなものでした。それを周りで歌う5000人の方々も感じているのが伝わりました。
大友先生を中心に、ひな壇のように見える満員の客席の方々、厳粛で美しいオーケストラの佇まい、感動しながら歌う合唱団、というこの光景を、そしてここで広がっているこの奇跡のような音楽を、私は、ずっとずっと忘れないでいようと思いました。
歌い終わって、鳴り響く拍手に、目が眩むような嬉しさを味わいました。皆んなが感動に震えているのがわかりました。
最後に会場の方々全員で、墨田区民の歌でもある、
瀧廉太郎の「花」を大合唱しました。
解団式で、指揮者の大友先生も触れられていましたが、墨田区は、昭和20年に戦争で大きな被害を受けた場所です。その墨田区で、戦後80年のこの年にこうして5000人もの人達が集まって第九を歌うということの待つ意味の重さをひしひしと感じました。
早春の隅田川を臨むこの両国国技館で、またこうして歌えて良かった。こんなにたくさんの方々と、想いを一つに出来て、本当に良かった、と感じました。
初めてお会いした方々とも、ありがとう、また、来年歌いましょうと、笑顔でご挨拶をして、出会えて一緒に音楽を作れたこの奇跡に、心から感謝することが出来ました。
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私は、今回、周りの方々から教えていただいた練習方法を参考に個人練習をしっかりして、墨田区の練習にももっと参加して、じっくりと自分なりの精度を磨いて、来年に臨みたいと思いました。
そうやって、国技館第九をまた作っていく一人であることを誇りに思って、一年を過ごしていけたら、素敵だなと思っています。
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今年も、国技館5000人の第九コンサートに携わった全ての方々、本当にありがとうございました。
温かい笑顔で支えてくださったたくさんのボランティアの方々にも感謝でいっぱいです。
来年も、よろしくお願いいたします🌸