ゼロから始める@イグニスター 第2弾「2枚初動を覚えよう!」
はじめに
第2弾は「2枚初動」についての解説です。
このデッキは初動になる組み合わせが非常に多いうえにそれぞれの展開が長く、覚えるのが大変です。
しかしいくつかの要点を抑えることで完璧に覚えていなくても、ある程度手なりで回せるようになります。今回はその要点の基本的な部分に重きをおいて解説を行います。
※一部特殊展開等には当てはまらない場合もあります。ご了承ください。
1.基本的な考え方
先行展開の目標はガッチリ付与3FW、墓地にダラン+ペガサスです。ここを目指してどのように展開を考えればよいでしょうか。
ポイントは以下の大きく3つです。
それぞれのカードで稼げるモンスター数とリンク値を把握する
ダークナイト前と後で展開を分割して考える
初手にレベル4が2体いるか
1-1.それぞれのカードで稼げるモンスター数とリンク値を把握する
@イグニスターの義務教育です。
モンスター数はダークナイト前で、リンク数はダークナイト後の展開で重要なので必ず覚えておきましょう。
以下稼げるモンスター数とリンク値の早見表です。
モンスター数
・斬機展開 +2(単体ではサーキュラーは+3、他斬機カードは+1)
・ヒヤリ +1
・ガッチリ +1
・ドリング +1
リンク値
・Gゴ +3
・斬機展開 +2(単体ではサーキュラーは+3、他斬機カードは+1)
・デコーダー +1
・スプラッシュ +1
・FWD +1
・ヒヤリ +1
・ガッチリ +1
・ドリング +1 or +3
・トランス +1~3
斬機展開はレベル4×2体でダランエクシーズ召喚、サーキュラーサーチを意味します。エクシーズをした段階で1体減っているのでサーキュラー単体からみて-1で+2としています。
またFWDSもモンスター数1、リンク値1以上稼げますが、基本はFWDを蘇生するので数に入れないほうがわかりやすいです。
1-2.ダークナイト前と後で展開を分割して考える
@イグニスターは展開が長く面倒というイメージがあると思いますが、どのルートも途中でダークナイトの効果宣言が入ります。
ダークナイト効果宣言のタイミングで残っているカードが全く同じであればどんな初動でも同じ盤面が形成できます。なのでその前後で分けて考えると展開の整理が簡単になります。
最終盤面の想定が重要なので、ダークナイト後の考え方を先に解説します。
1-2-1.ダークナイト後の考え方
ダークナイト後のポイントは以下の4つです。
ダークナイト後の合計リンク値別最終盤面
シグマの効果が残っているか
FWDの使い方
FWDS②の効果の起動方法の確保
1.ダークナイト後の合計リンク値別最終盤面
ダークナイト後は、ダークナイト+インファント+@イグニスター3体でリンク値7になります。そこにどれだけカードが残っているかで最終盤面が変わります。(FWDSの効果でFWDを特殊召喚するので、FWDSとFWDDの合計11)
以下最終盤面の早見表です。()内は追加で必要なリンク値を意味します。
・リンク値合計11(+4)、3FW(ヒトソ無し)
・リンク値合計12,13(+5,6)、3FW(ヒトソ経由)
・リンク値合計14(+7)、3FW+ヒトソ
・リンク値合計15(+8)、3FW+ヒトソ+Gゴ回収(デコーダー未使用のみ)
例:アチピカ1枚初動 Gゴ(+3)、斬機展開(+2)、メイジ(+1)、デコーダー(+1)、ガッチリ(+1)=+8で、リンク値合計15
(上記のアチピカ1枚初動から差し引きで考えると計算がしやすい場合もあります。)
2.シグマの効果が残っているか
シグマの効果を使用するために途中で1度EXゾーンを開ける必要があり、これによって展開が大きく二分されます。
ダークナイト後展開はシグマ未使用と使用済みで分けて覚えるようにしましょう。
3.FWDの使い方
FWDの効果は①で墓地から必要なカードの回収、②で盤面にカードの出力とどちらも重要な役割を持ちます。
①は回収先が余った場合、次のターンのリソースとしてGゴやピカリ等、このターン使用したうらら等の手札誘発を回収できます。
②はダークナイト後に手札から@イグニスターを特殊召喚できる唯一の手段です。
また効果使用後はFWDSのリンク素材にすることでリンク値の損失なく展開できます。
展開の都合上ダークナイト前に使用する場合も多いですが、後に出せると盤面が伸びやすく後続の確保や誘発の回収等ができる強力なカードです。
4.FWDS②の効果の起動方法の確保
FWDS②の効果は基本的にFWDを蘇生するので盤面形成で必ず起動しなければなりません。
方法は以下の3つがあります。
シンクロorリンク召喚の素材にする
ダラン②の効果でリリース
ヒヤリ②の効果でリリース
4-1.シンクロorリンク召喚の素材にする
FWDSを出す場所は展開によって大きく2通りあります。
先FWDDの場合:FWDDの2つ隣(メインの真ん中orEXゾーン)
後FWDDの場合:メインの真ん中or左端orEXゾーン
上記を踏まえるとシンクロorリンク素材はEXの直下にあると起動できるといえます。
シンクロ召喚で起動するのはGゴ+ガッチリのみ等リンク値がギリギリの場合が多いです。だからダークナイト直下と右端にブルル+レベル4のクセをつけておく必要があったんですね。
リンク召喚はあまり気にしなくても良いですが、自己効果で特殊召喚したデコーダーとシグマは素材になったあと除外されるので起動できません。
また、最後のリンク召喚で起動するとFWDS以外のリンク先が用意できない場合相互1FWDになってしまうので注意が必要です。
4-2.ダラン②の効果でリリース
ダランの②は自分フィールド上のモンスター1体をリリースして墓地・手札から斬機レベル4モンスターを特殊召喚する効果です。
方程式を使って蘇生し、自身をリリースして起動する場合が多いです。
墓地・手札に斬機モンスターが居ないとリリース効果も使えないので注意しましょう。
4-3.ヒヤリ②の効果でリリース
ヒヤリの②は自分フィールド上のこのカード以外のサイバース族モンスター1体をリリースしてガッチリをサーチする効果です。
自分フィールドに@イグニスターモンスターがいない場合自己効果で特殊召喚できず、ガッチリがデッキにいない場合リリース効果が使えないので注意しましょう。
1-2-2.ダークナイト前の考え方
仕事は段取り8割です。ダークナイト前の展開で盤面が決まるので最終盤面を想定しながら展開しましょう。
ダークナイト前のポイントは以下の5つです。
Aiランドのサーチをどのタイミングで行うか
レベル4以下の@イグニスターを3体以上墓地に送る
リンク値を伸ばせるカードを残す
リンクモンスターの効果以外で場に出せるモンスター数を数える
ガッチリを盤面に出す方法を用意する
1.Aiランドのサーチをどのタイミングで行うか
自己特殊召喚効果を持たない手札の@イグニスターを盤面に出す方法は、召喚権を除くとFWD②の効果しかありません。なので可能であれば召喚権をインファントにしてAiランドをサーチしたいです。
しかしドヨン+斬機等の場合は召喚権を使用したうえで斬機展開に向かいます。その場合はFWD②の効果やメイジの効果を使用して帳尻合わせをしましょう。
2.レベル4以下の@イグニスターを3体以上墓地に送る
ダークナイトの効果で蘇生できるのがレベル4以下の@イグニスターモンスター最大3体なので、最大数の蘇生を目指します。
基本的にはブルル+ピカリ+@が理想です。ダラン召喚済みの場合はブルル+レベル4+@、ペガサス召喚済みの場合はレベル4×2+@、両方召喚済みの場合は何でも良いです。
3.リンク値を伸ばせるカードを残す
目標は3FWです。ダークナイト後にリンク値合計11あれば3FWが成立するのでそれ以上を目指します。
メイジ、トランス、GゴはAiランドと合わせることでモンスター数が1増えます。しかしダークナイト後のリンク値も減るのでこれらのカードは極力残したほうが良いです。(トランスのみダークナイト前に出しましょう、効果は温存する場合もあります。)
斬機展開を行うとモンスターが2体増えます。上記のリンクモンスターを温存する意味でダークナイト前にエクシーズできる場合は積極的に狙いましょう。
4.リンクモンスターの効果以外で場に出せるモンスター数を数える
これによって経由するEXモンスターが変わります。また、初動がリンク展開と斬機展開によっても考え方等が異なります。
4-1.リンク展開の場合
リンク展開の場合は、単純に手札・墓地から出せるモンスターの数で判断できます。
5体:ウィキッド、トランス(アチピカ1枚初動)
4体:ウィキッド、デコーダー、トランス(めぐり1枚初動)
3体:メイジ、デコーダー、トランス(ブルル素引きのみ)
2体以下の場合はメイジトランスデコーダーからFWDインファントで通常召喚したモンスターを回収し手数を増やします。2枚初動は一部を除きこちらの展開です。
FWD回収込みの場合
5体:メイジ、デコーダー、トランス、FWD、ウィキッド、Gゴ
4体:メイジ、デコーダー、トランス、FWD、Gゴ
(Gゴを出すタイミングでダラン作れる場合は、Gゴを残して斬機展開でダークナイトを作る。)
4-2.斬機展開の場合
斬機展開の場合はブルルをどのように場に出すかで展開が異なります。
判断基準として以下3つがあります。
召喚権を使用しているか
初動に@イグニスターを含むか
サーキュラーの効果をシグマで起動できるか
1はブルルを通常召喚できるか、2は先メイジでAiランドをサーチできるか
、3はダランの入れ替え効果を温存できるかで、それぞれの組み合わせにより展開が異なります。
パターン1:召喚権(◯)、イグニスター(✗)、シグマ(◯、✗)
展開はサーキュラー1枚初動と同じです。召喚権を用いてブルルを出します。ダランの入れ替え効果の有無は展開に関係ない為どちらでも良いです。
パターン2:召喚権(✗)、イグニスター(◯、✗)、シグマ(◯)
召喚権は使用済みですが、FWDの効果をダランで起動できます。ウィキッドトランスデコーダーからFWDのリンク先にダランを出して入れ替え効果でブルルを出します。初動の@イグニスターの有無は関係ない為どちらでも良いです。
パターン3:召喚権(✗)、イグニスター(◯)、シグマ(✗)
召喚権は使用済みで、ダランの効果も使用済みです。この場合は先にメイジを作りAiランドをサーチしてからウィキッドトランスデコーダーでダークナイトを作ります。
5.ガッチリを盤面に出す方法を用意する
ガッチリの完全耐性をFWDSにつける為一旦盤面にガッチリを出す必要があります。
方法は以下の4つです。
ガッチリの自己効果で手札から特殊召喚
FWD②の効果で手札から特殊召喚
メイジの効果で墓地から特殊召喚
ドリングで墓地から特殊召喚
5-1.ガッチリの自己効果で手札から特殊召喚
自分フィールド上のサイバース族モンスター1体の効果を無効にして特殊召喚します。効果処理時に対象のモンスターが場にいないor効果が無効になっている場合特殊召喚が行えません。
5-2.FWD②の効果で手札から特殊召喚
このカード1枚で墓地から回収して特殊召喚までできます。
回収は相互リンクの数、特殊召喚はリンク先のモンスターが墓地に送られた場合なので少し手間がかかります。
5-3.メイジの効果で墓地から特殊召喚
守備表示で特殊召喚なのでリンク以外のサイバース族なら何でも蘇生できます。効果を無効にして特殊召喚ですが墓地に送られた場合の効果は使用できます。
5-4.ドリングで墓地から特殊召喚
この方法をとる場合ピカリのサーチをドリングにする必要があります。ブルルの落としや@イグニスターのサーチ順に注意しましょう。
1-3.初手にレベル4が2体いるか
これによって大きく展開が分岐します。
レベル4×2体の場合は、ダランから斬機展開。
それ以外はリンク展開を行います。
斬機展開は最もモンスター数を稼げ、多くの場合ウィキッドトランスメイジを使用するルートになります。GゴやFWDを残してダークナイトに行けるためリンク値が伸びやすく、後続を残しやすいです。
ドヨンのみ相方によって斬機展開かリンク展開かが変わるので注意しましょう。
以上を踏まえたうえで実際の展開を見てみましょう。
2.ブルル+@
ブルル+@はメイジトランスデコーダーから、FWDインファントでブルル効果で落としたカードを拾う動きが基本です。
+@のカードによってブルルで落とすカードと、FWDインファントの後に作るリンクモンスターが変わります。
ブルルでガッチリを落とせないので、アチチ→ヒヤリ→ガッチリとサーチします。(ダークナイトを踏む直前にアチチの特殊召喚を使う)
その為、ブルル+ガッチリ以外基本落としはピカリ→めぐり→アチチ→ヒヤリとします。(ヒヤリ素引きの場合はドヨンサーチ)
ガッチリのサーチが不要の場合、落としはアチチ→ピカリ→ドリングとしましょう。
2-1.ブルル+ドヨン
最終盤面:3FW+ヒトソ
ブルルの落としはピカリ。
ブルルで落としたカードをドヨンで回収するので上記の展開をする必要がありません。手札から4体出せるため、めぐり1枚初動と同じです。しかしガッチリがヒヤリになっているので注意しましょう。
この最終盤面に加えて、Gゴを残す展開もあります。そちらはダークナイト後にトランスコード特殊召喚するためニビルを重く受けてしまいます。特殊展開なのと、紹介している展開でも十分ですので今回は省いています。
2-2.ブルル+ヒヤリ
最終盤面:3FW(ヒトソ経由)
ブルルの落としはピカリ。
FWD回収込みで4体出せるので、FWDインファントからGゴを作り最速でダークナイトを踏む展開です。
出し直したFWD②の効果でドヨンを特殊召喚し、墓地のヒヤリを回収します。
ダークナイト後は、斬機展開+FWD+ヒヤリ+=リンク値合計11です。(リンク値損失無しで展開するのでヒトソを経由可能)
2-3.ブルル+ガッチリ
最終盤面:3FW(ガッチリ無し)
ブルルの落としはアチチ。
FWD回収込みで4体出せるので、FWDインファントからGゴを作り最速でダークナイトを踏む展開です。
FWDS②の効果をウィキッドのリンク召喚で起動します。
最後のドリングでガッチリを特殊召喚すると、ガッチリ相互1、2FW+ヒトソになります。
ダークナイト後は、斬機展開+ドリング(+3)=リンク値合計12です。
2-4.ブルル+アディオン
最終盤面:3FW(ヒトソ経由)
ブルルの落としはピカリ。
この展開は特殊でヒヤリシグマも追加して6体出して、FWDインファントからウィキッド→ヒトソ→斬機展開を経由してダークナイトを踏む展開です。
真ん中のFWDS②の効果をシンクロ召喚で起動します。ダークナイトの蘇生はブルルとピカリを右EX下と右端にしましょう。
ダークナイト後は、Gゴ+ガッチリ=リンク値合計11です。(ペガサスでFWDSの起動が可能なため相互2)
2-5-1.ブルル+シグマ①
最終盤面:相互1、3FW(ガッチリ無し)
ブルルの落としはアチチ。
FWD回収込みで4体出せるので、FWDインファントからGゴを作り最速でダークナイトを踏む展開です。
FWDS②の効果をFWDDのリンク召喚で起動します。
ダークナイト後は、斬機展開(シグマ使用済みで-1)+ドリング(+3)=リンク値合計11です。
2-5-2.ブルル+シグマ②
最終盤面:ガッチリFWDS+FWDS(ヒトソ経由)
ブルルの落としはピカリ。
FWD回収込みで4体出せるので、FWDインファントからGゴを作り最速でダークナイトを踏む展開です。
FWDS②の効果をヒヤリの効果で起動し、メイジを特殊召喚します。
ダークナイト後は、斬機展開(シグマ使用済みで-1)+ヒヤリ+FWDS(+2)=リンク値合計11です。(リンク値は足りますがFWDSでメイジを蘇生するため3FW不成立です。)
ブルル+シグマは展開が2種類ありますがどちらが良いかは残りの手札や環境次第です。
手札については、増殖するG等の強い手札誘発を握っている場合は前者、それ以外は後者と考えていいと思います。
環境については、ティ・フォン等のFWDでしか処理ができないカード等がある場合は必然的に前者になります。
2-6.ブルル+ドリング
最終盤面:3FW+ヒトソ
ブルルの落としはピカリ。
ブルル素引きで3体出せるので、メイジトランスデコーダーからダークナイトを作る展開です。
ダークナイト後が少し特殊ですがヒトソを残せます。
ダークナイト後は、Gゴ+斬機展開+FWD+ヒヤリ=リンク値合計14です。
唯一ドリングが初動になる組み合わせです。
3.ドヨン+@
初めに少し触れていますが、ドヨン+@は組み合わせによって動きが大きく異なります。
レベル4が2体並ぶ斬機側との組み合わせでは、斬機展開から。
それ以外はリンク展開です。
その後の展開は斬機展開ではブルルの召喚方法によって、リンク展開は出せるモンスター数によって異なります。
3-1.ドヨン+ヒヤリ
最終盤面:3FW(ヒトソ経由)
FWD回収込みで5体出せるので、メイジトランスデコーダーからFWDインファントでドヨンを回収、FWDインファントでウィキッド、ドヨンを特殊召喚し効果でヒヤリ回収とブルルサーチ、ヒヤリを自己効果で特殊召喚、ウィキッドをリリースしてガッチリをサーチ、ドヨンヒヤリで斬機展開からダークナイトを踏みに行きます。(斬機展開に行けるためGゴは温存できます。)
ブルル+アディオンと似たような展開です。
ブルルの落としはピカリで、シンクロ召喚で出し直してドリングをサーチします。
ダークナイトの蘇生はドヨンを右端にしましょう。ドリング使用後にリンク素材にすることでドリングの回収を行えます。
ダークナイト後は、Gゴ+ガッチリ+方程式+ドリング(+1)=リンク値合計13です。
ヒヤリ召喚から入るとヒトソが盤面に残りますが、Aiランドサーチが止められると何もできなくなるので紹介している展開の方をおすすめします。
3-2.ドヨン+アディオン
最終盤面:3FW(ヒトソ経由)
レベル4×2体なので、斬機展開からスタート。
パターン2に該当するので、ウィキッドトランスデコーダーからEXゾーンFWD、方程式で直下にダランを出してFWD②の効果を起動します。
ブルルの落としはピカリで、メイジで蘇生しシンクロ召喚で出し直してめぐりをサーチします。サーキュラー1枚初動と同じ動きです。
ダークナイト前にモンスター数が余るので先にヒトソを経由します。
ダークナイト後は、Gゴ+ヒヤリ=リンク値合計11です。(ヒヤリでFWDSの効果起動が可能なため相互2)
3-3.ドヨン+シグマ
最終盤面:3FW(ヒトソ経由)
レベル4×2体なので、斬機展開からスタート。
パターン3に該当するので、先にメイジを使いAiランドをサーチして、ウィキッドトランスデコーダーからダークナイトを作る展開です。
ブルルの落としはアチチで、シンクロ召喚で出し直したドヨンの効果で回収しFWD②の効果で特殊召喚します。
そのためダークナイトの蘇生は右端にアチチから、アチチとインファントでGゴを作ってからシンクロ召喚をしましょう。
ダークナイト後は、Gゴ+FWD+ヒヤリ+アディオン=リンク値合計13です。
4.斬機+@
斬機+@は組み合わせによって動きが大きく異なります。
レベル4が2体並ぶ斬機側との組み合わせでは、斬機展開から。
それ以外はリンク展開です。
4-1.アディオン+ヒヤリ
最終盤面:1バウンスFWDS+相互1FWD
唯一ダークナイトを使用しない展開で、最も盤面が弱いです。
メイジトランスデコーダーからFWDインファントでヒヤリを回収、FWDインファントでウィキッドを特殊召喚。ヒヤリを特殊召喚しウィキッド効果でシグマをサーチ、ウィキッドをリリースしてガッチリをサーチして斬機展開からGゴでFWDSとインファント相互のFWDを作ります。
途中まではドヨン+ヒヤリと似たような展開ですが、ダークナイトに行けません。
4-2.アディオン+サブトラ
最終盤面:3FW(ヒトソ経由)
レベル4×2体なので、斬機展開からスタート。
パターン2に該当するので、ウィキッドトランスデコーダーからEXゾーンFWD、方程式で直下にダランを出してFWDの効果を起動します。
ブルルの落としはピカリで、メイジで蘇生しシンクロ召喚で出し直してめぐりをサーチします。サーキュラー1枚初動と同じ動きです。
ダークナイト前にモンスター数が余るので先にヒトソを経由します。
ダークナイト後は、Gゴ+ヒヤリ=リンク値合計11です。(ヒヤリでFWDSの効果起動が可能なため相互2)
ドヨン+アディオンと全く同じ展開です。
4-3.アディオン+シグマ
最終盤面:3FW+ヒトソ
レベル4×2体なので、斬機展開からスタート。
パターン1に該当するので、サーキュラー1枚初動と同じ展開です。(ガッチリがヒヤリになっている点は注意が必要です。)
サーキュラーで落としたサブトラをFWDで回収するので、サーキュラー1枚初動+1になりヒトソが盤面に残ります。
4-4.シグマ+ガッチリ
最終盤面:3FW(相互1)
シグマ通常召喚からインファント経由してメイジトランスデコーダーでFWDインファントを作ります。ガッチリ回収とシグマ効果を使用してウィキッド、FWD効果でガッチリを出してブルルをサーチしてからダークナイトを出します。
ブルルの落としはピカリ。ダークナイトの蘇生は2体ですが、モンスター数が足りないのでインファントで起動しましょう。あとは真ん中Gゴから展開します。
5.展開できない組み合わせ
サイバース族モンスター×2体で展開できない組み合わせは「ドヨン+ガッチリ」と「ヒヤリ+ガッチリ」と「ヒヤリ+シグマ」の3パターンのみです。展開力が高すぎます。
これ以外にも「ブルル以外の@イグニスター+ドリング」等のモンスター2体分にしかならない手札もこちらに該当します。
こういった組み合わせの場合、目指す盤面は2種類です。
それぞれメリット、デメリットがありますので紹介します。
トランス+ヒトソ(対象耐性付き)
FWD+インファント(相互1FWD)
5-1.トランス+ヒトソ(対象耐性付き)
メイジトランスデコーダーから、相互リンクトランスヒトソを作ります。(デコーダーを使用せずトランス経由ヒトソ単騎にすることもあります。)
5-1-1.メリット
メリットは以下の2つです。
1ドロー次第で展開が可能
2ドローで手札誘発を引き込める可能性がある
1.1ドロー次第で展開が可能
ピカリやアチチ等を引いた場合、トランスヒトソをウィキッドにして展開が可能です。これが一番大きなメリットです。
組み合わせによって動けるカードや展開が変わるので、今回は割愛します。
2.2ドローで手札誘発を引き込める可能性がある
最終手段です。神に祈りを捧げましょう。
5-1-2.デメリット
デメリットは以下の2つです。
明確な妨害が作れない
ドローなので運要素が大きい
1.明確な妨害が作れない
対象耐性があるので盤面強度はそれなりにありますが、妨害は0でかなり心もとない盤面です。
2.ドローなので運要素が大きい
運ゲーです。ありとあらゆるデメリットの中でも最悪と言えます。プレイングは関係ありません、負けたら普段の行いを反省しましょう。
5-.2.FWD+インファント(相互1FWD)
メイジトランスデコーダーでFWD+インファントを作ります。
こちらは@イグニスターモンスターが絡む場合のみ選択が可能です。
5-2-1.メリット
メリットは以下の2つです。
盤面に1妨害を作れる
手札誘発を通しやすくなる
1.盤面で明確に1妨害を作れる
相互1FWDで1バウンスの妨害を作れます。
インファントを除去すれ妨害が消えるので、稀に1体モンスターを召喚してバトルフェイズに入ってくることがあります。その場合、ワンショットは回避できるためやり取りにできたりします。
2.手札誘発を通しやすくなる
主目的はこちらです。手札誘発に対する墓穴にチェーンして対象のカードを回収することで墓穴を回避できます。更にヴェーラーなどターン1の無い誘発の場合は再使用できます。
5-2-2.デメリット
デメリットは以下の1つです。
追加ドローがないので上振れがない
1.追加ドローがないので上振れがない
初手の5枚で戦う必要があります。残りの手札の誘発が強力な場合のみ選択しましょう。
5-3.まとめ
以上のことから、残りの手札で誘発が2枚以上or増殖するGを持っている場合はFWD+インファント、それ以外はトランス+ヒトソを作るのが一番わかりやすいと考え方かと思います。
しかしこれが絶対というわけではありません。1つの指標として記憶の片隅に置いておいてください。
6.最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回は2枚初動の展開についての解説と展開動画を紹介しました。
ある程度基本的な部分を言語化できたのではないかと思っておりますが、内容の不足や誤り、誤字脱字等ありましたらご指摘いただけるとありがたいです。
さて、次回は実践を想定した「誘発貫通展開」を書こうと考えています。1,2枚初動と誘発貫通まで覚えたらランクマでもかなり勝てるようになると思います。勉強する内容は多いですが頑張ってマスターして@イグニスターで対戦、しよう!
・修正履歴
24/10/31 シグマ+ガッチリ展開を乗せ忘れていた為追加しました。