【小説】豊と正の、珍道中11
ー大魔神降臨ー
その日、豊と正は近局区の街を歩いていた。
「なあ豊、オレらは何をしたくて旅してるか曖昧になってきたな…豊の根性叩き直すとか言ってたけど、なんかただのわけのわからん旅になってきたな…」
正も目的意識が、薄れてきたようだ。その時だった!謎の大地震が、突如起こった!そして太陽は隠れ、謎の銀河が空中に浮かんだ!その時だった!
我ハ!大魔神メタルゾーンナリ!
空は一気にまっ赤になり、徳金海岸は大規模の津波と、人面魚の群れが現れ海水浴場は、大混乱になった!
街は崩れていき、体育館や、ホールにいた人以外、巻き込まれて、大惨事となった!豊と正は奇跡的にビルの横に溝が出来て助かった!
「なんだ!何事だ!!」
正は状況の突然の変化を理解してなかった。
ーポップス レゲエ ヒップホップ根絶計画ー
我ハ、メタル大魔神ナリ!我ハヘヴィメタルノ大帝国ヲ、建設!メタルヲ大布教シ、ポップス!レゲェ!ヒップホップ!スベテ根絶スル!
そう大魔神は叫び謎のライブハウスの飛行機が空中から現れレゲェのライブを襲撃を始めた!
「おいおい!なんだこりゃ!いくらまたメタルブームが、始まったかもしれないけどメタルだけしか、音楽がなくなるのは、おかしいぞ!」
正は混乱しながら叫んでしまった!
「でもオレ、メタル平名真花がアイドルできなくなるのは、嫌だしな…」
豊はのんきにつぶやいたが、
「おい!そんなこと言ってる場合か!アイドルが皆殺しになって、違う音楽ジャンルのアーティストが、本当に根絶されたら、どうするんだ!」
正は気を取り直し、豊の腕をひっぱり溝からでた。