【小説】豊と正の、珍道中22

 ーファンクラブと豊たちの論議ー

 そこは新元館という麦屋市の近くの鎌矢町にある小さな釣り堀や獲れた魚を料理して食べれる場があり、鯖や鱒を釣れる宿屋であった。宿で豊達の議論は続いた。あたりは騒然として周りの宿泊客は騒がしくなった。
「僕らはアイドルの平名真花や春谷平祐のアルバムを買い集めるのも楽しみながらライブもいきがいだ…メタル大帝国なんて絶対に許さないです…」
豊は
「確かにそうですね…みんな自分の好きな音楽を楽しんできいていて違う音楽ジャンルと勝手に融合だの根絶だの許せるわけないですよね…僕は間違ってました…なんとかみんなであの大魔神と上手に交渉しましょう!」
ファンクラブと豊たちの議論は終わり一緒に釣りをして、料理してワイワイ騒いでたべることが出来た。最初はお互い剣幕であったかもしれないがまさかここまで和気あいあいとできるとは豊は思ってなかった。

ー大魔神との決戦に向けてー

 豊達は話し合っていた雑談もしながら世界の音楽ポップスやロックや演歌を好むファンクラブ達と和気あいあいとして新元館から朝早く出発し大魔神との決戦に挑んだ。
「奴らがどう出るかわからないが文香がいる限り向こうから交渉にくる可能性がある。それかこちらの居場所がわかるように、なにかしらの情報発信したらどうかな?」
豊はいろいろ作戦を考えた正は自分は空手ができるから任せとけといったかんじだが作戦は豊に任せるしかなかった。治子は作戦を豊にねろうとしていた。

「まあ大魔神のことだから向こうからくると思うけど大魔神と炎の皇帝だけじゃなくてたくさんのギターギッズ星人とかあまりにも多勢に無勢だからファンクラブのみんなも一緒に決戦に協力してほしいけどどうかな…」
ファンクラブ達は意気揚々としながら
「僕らも是非決戦には協力していきたい!一緒に決戦に向けて旅に出ようと思います!」
「よっしゃ!じゃ行ってみよう!」
正も気合入ったようだ。

ーファンクラブ達との旅立ちー

 ファンクラブと豊達は新元館を出て線路沿いを歩いて新田屋良という近局区の北にある大都市へ向かった。大魔神が電車も新幹線も破壊して公共交通機関は壊滅状態だった。
「本当に大魔神はここまで街や村を破壊して何をたくらんでるかわからないけど、オレらがなんとかするしかない!メタル大帝国の建設だけはなんとか食い止めるぞ!」
[オレもメタルだけじゃなくてアイドルもポップスも好きだから、メタル大帝国なんてやっぱりダメだし大魔神の勝手にするわけにはいかない、どこでそうぐうするかわからないが、やれるだけやるぞ!」
線路沿いを歩き続け、新田屋良に向かっていた!その時だった!

メタル大魔神ナリ!オマエラコノ女ハ完全にワレワレノ歌姫ダ!歌ッテモラウ!

なんと大魔神から線路沿いを歩いているのを把握されて、大魔神から向かってきた!

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