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究極のリアルフィクションなトゥールマンショー〜小高和剛と東谷義和〜 

 まず最初に紹介するのは,デスゲーム推理ビジュアルノベル『ダンガンロンパ』シリーズで有名な小高和剛だ.
   彼の作品は過剰に個性豊かな超高級級の高校生たちが閉じ込められてモノクマというふざけたクマ型のロボットにコロシアイをさせられながら,なぜコロシアイをさせられのか?黒幕は仲間たちの誰なのか,毎回コロシアイのデスゲームをするのだ.

  このダンガンロンパが面白いのは,どこまでもメタ展開で最終的にはSFの世界にまでいき,陰謀論が渦巻く話になっていく.

  ネタバレになるが,小高がダンガンロンパ三部作で描いてたどり着いたリアルフィクションという発想概念は正に木村花死んでくれてありがとう!な不謹慎系YouTuberや暴露のガーシーなど様々なYouTuberの個性などSNSにおけるトゥールマンショー化を予言していた.

 ダンガンロンパのセカイもYouTuberのセカイも何がホントか?何がウソか?分からなくなる過激な表現や盛り,情報過多が渦巻いている.

   さて,今回の対談相手は元東京医科歯科大学医学部系YouTuber逆精神病院ことプログラマーの思想家・初田龍胡だ.

  彼は今回自らが相手の情報を暴露して苦しめた相手に謝る体の動画に参加しているが,本当に被害者のぼっち系YouTuberモザイクに謝ってるのか,疑わしい.

  また,彼は正にダンガンロンパ的な陰謀論なのか頭が良いのか分からない間を突く小高和剛的な想像力を持つ人だ.

 および,彼の偽善者具合は暴露系が果たして本当に暴露なのか?というダンガンロンパ的なメタ・フィクション性,リアル・フィクション性に到達してしまっている.

   皮肉にも小高和剛があくまでフィクションとして描いたリアル・フィクション・サスペンスや陰謀論といった想像力はYouTuberのセカイに良くも悪くも後継されてしまっている.

  しかし,ダンガンロンパが最後に感動するように,この対談もYouTuberとは何か?という本質に迫った対談だったと思う.

 そういう観点からこのモザイクvs初田の経緯をまとめた動画を見ていただきダンガンロンパ的な想像力を知っていただいたら幸いだ.

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