我が家の虫育。アゲハチョウの旅立ち。
虫含む、生き物全般が大好きな息子。
今頃の時期になると、毎週忙しい。
虫が出てくるので、かれはハンターになるのだ。
暖かくなって、もうすぐ夏に向かうぞ、というこの時期、段々と虫たちも成長し、成虫に近づいてくる。
毎年、色々と飼っている息子、この時期はハンターに徹するので、また色々と増えてくる。
今日は、じいじの家でもらった、アゲハチョウの幼虫が、成虫になっていたので、空にはなしてやり、アゲハチョウの巣立ちに立ち会いました。
アゲハチョウは、卵は小さな黄色、白っぽいと無精卵で上手く孵らないんだ、と言っていました。ほんとかな。
卵から、黒い小さな虫になり、段々と大きくなります。
みかん科?の葉っぱを好むので、度々とりにいきました。
葉っぱ、ほんとによく食べた!
よく食べて、だんだん、だんだん、大きくなる。
成長は、早い。はらぺこ青虫、はダテではない。
あの絵本さながらに、毎日毎日、よく食べた。
黒い小さな虫から、みんなが知ってる、青虫になる。また、沢山食べる。
葉っぱ、昨日入れたのに、もうないよーといったくらい。
餌をとりにいくのを忘れてしまうと、青虫がかわいそうになる。死んじゃわないかなーと、心配し、早朝に葉っぱをとりにいった事もあった。
そしてある日の朝、動かなくなったと思ったら、蛹になっていた!
蛹になって、しばらく。もう、餌はいらない。
揺らして落ちてしまったりすると、蛹から成虫になれないようで、揺らさないよう大事に、大事に。
そして、しばらく待つ。
すると、ある日突然、虫かごの中に、ヒラヒラとアゲハチョウが出現するのだ!
これは、何回か見ているけど(つまり、息子は複数回、アゲハチョウを育ててあげている)
ほんと、突然!と思う。上手く言えないけど、変身した成虫に、今年も、ただただ、驚き、感動した。
今朝、家族みんなで、空にはなしてあげた。
虫かごの蓋を開けると、ヒラヒラと飛んでいった。
子ども達は、がんばれー、みかんの木を見つけて、卵を産むんだよー、と言っていた。また、新しい命に引き継がれるのよね。
ただ、虫を育てただけなのに、巣立ちを感じたし、生命の営み、というと大袈裟かもしれないけど、何だかそういうものを感じた。
息子は、やっぱり感動したらしく、いつもの騒がしい感じではなく、しばらく空を見上げていた。
息子が色々と、色々と生物についての関わりを深めていくので、そのおかげで、親の私も今までに気がつかなかった、人間以外の生き物達に想いを馳せる事になる。
大人になって、感じていなかった気持ちを、息子と一緒に体験している。
小さな虫も、地球の仲間なんだよ、と息子は言っていた。
虫育、育てられているのは、親の方かもしれないなぁ。
上手く書けなかったけど、息子と生き物達の関わりはまだまだ続きそう。楽しみ。
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