ギフテッド児とADHDのこと

息子は、特性がある。
IQテストの結果も出ている。
病院でADHDの診断も出て、服薬もしている。

IQ数値としては、ギフテッドと呼ばれてもいい値。
でも、彼は学校の授業では大して出来ないし、なんなら覚える事もあまり好きではない。

つまり親として見ていて、いわゆるギフテッド、英才児のイメージには当てはまらない。

この人、色々な事を考え出すし、発想が面白いな、と思う事も多いけれど、なんだか、英才児、超優秀、という感じはしない。
変わってるなー、好きな事しかしないなー、とは思う。

AD HDは、というと、
衝動性も高かったし、攻撃的なところもあり、多動なのかジッとしているのは苦手。

ギフテッド児が、AD HDと誤診されるというけれど、うちの子はどうなんだろう。
病院の先生からはAD HDだろうけど、もう少し大きくなれば、落ち着くかもしれない、と言われた。

そんな息子、うすーく服薬、はや半年。
学校で授業は座って受けてるし友達とのトラブルは学期に一回くらい。
忘れ物は相変わらずだけど、昼間尿失禁もなくなり、学校でもいわゆるふつーに過ごせてるらしい。

本人に、どうした?と聞いてみたけど、はっきりはしない。
授業がつまんない訳じゃなくなったんだよ、だって。算数は、単なる計算だけでなく三角定規が出てきたし、国語も漢字が出てくる、生活はずっと好きらしい。
少しずつ、授業が、授業らしいこと、考える事をするようになってきて、退屈しなくなってきたのかもしれない。

家庭学習は相変わらず嫌がる
この前なんか、僕はお姉ちゃんのやる!と言って、2学年上の理科の問題集を解いていた。

正直、小学生の問題なんて、習ったかどうか、だけであって、学年が上がっても大した難易度の変化はない気がする。語弊を恐れずに言うと、何歳で習っても、説明さえしてもらえれば、理解は出来るように思っている。
彼は、元に、興味がある理科の生物の分野は、甥っ子の中学生の問題を解いていたが、まだカタカナを間違える事もある。ともかくも、出来る事と出来ない事の差が激しい。

出来る事はいいけれど、できない事の理屈もなかなか考えているので、本当にできないのか、怠けてるだけなのか、単なる好き嫌いなのか、よく分からない事も多い。

診断を受けてて良かったなぁ、と思うのはこんな時。
色々と本を読んだり情報を仕入れたりしたおかげで、彼が言う事には理由があるのかもしれない、と考えられるようなったし、できるのに怠けてやらない、と決めつけなくなった。

まぁ、まだまだこれから、どうなるのかわからんなぁ、という感じなので、見守っていきたいと思う。

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