『今日』は太陽の意味
台風10号のせいで、もう何日“太陽”を
見ていないことか?
実は、今朝も雨雲レーダーでチェックし
5時から6時までは曇りという事で
7度6分の熱がある中、
ちのワンコを散歩に連れ出しました。
(熱がなかなか引かないのです)
昨日は11時から1時間の1回しか
散歩に行けず、
食いしん坊のうちのワンコは
かなり溜まっているはず。
風邪で熱があるにもかかわらず
本当に豪雨に翻弄された4日です。
さて、日本人は太陽に対して
深く感謝してきた民族で、
昔から、日の出と共に起きて
手を合わせ、太陽に感謝を捧げるという
習慣がありました。
これは、世界でも珍しい習慣だそうです。
それは私たちの挨拶にも生きています。
「今日は、元気ですか?」
「ええ、とても元気です」
「今日は」の「今日」は、
現在では、きのう、きょうの意味での
「今日」になっていますが、
本来は、“太陽”の意味だったそうです。
したがって太陽のことを、
「今日様(こんにちさま)」と
呼ぶ地方が現在もあります。
昔は、どの地方でも太陽を
今日様と呼んでいたことから、
「今日は」は、
「やぁ、太陽さん!」という
意味になります。
また「元気ですか」の元気とは、
“気(エネルギー)の元”を意味する言葉で、
太陽からもらえる気の事を指します。
ですから「今日は、元気ですか?」は、
あなたは、太陽のエネルギーをもらって
健康で明るく生きていますか?という、
確認の挨拶だったそうです。
また、ルース・ベネディクトが書いた
『菊と刀』には、日本人は「恥の文化」を
基本として、生きているということが
書かれています。
日本人は他人との関係で自分の行動を
考える。だから、人から見られて
「恥ずかしいことはしないし、
できない民族である」とあります。
この恥の文化に関連して、
むかしからよく言われている言葉
「お天道様は見ているよ」という言葉に
示されています。
これは、たとえ他人が見ていなくても
太陽はちゃんとお見通しだから
悪いこと、恥ずかしいことを
しないようにという戒めなのです。
ですから、心にやましいことをしたら、
「お天道さまに申し訳ないことをした」
という考え方にもなるのです。
最後にこな名言を
「いつも太陽の光に顔を向けていれば、
影を見ることはありません」
ベンジャミン・フランクリン