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人参の葉っぱ 入手
ひと月前、キャベツの外葉のことを記事にしたところ<今日の注目記事>と<フードまとめ>にピックアップされ、更に見ず知らずのどなたかがXにて拡散して下さったりで、一気にビュー数が上がりびっくりしました。
こちらです ☟ よろしかったらご一読ください。
それに味をしめたわけではないのですが、近くで開催されるマルシェで珍しい葉付き人参を入手したので、今回またまた葉っぱの話題です。
昔はもっと見掛けたと思うのですが、最近ではめっきり見なくなりました。近くの畑で人参が育っているのを見ると「葉っぱ綺麗だし、食べられるのになぁ」と思いながら横を素通りしています。
先日も、ちょうど人参農家の様子がTVに映っていているのを見たのですが、畑での収穫時にもう葉は落とされるみたいですね。株や大根も葉付きで売られることはあまり有りません。食す根の部分の鮮度保持のためなのでしょう。うがった見方をすると、それだけ収穫から消費者の手に渡るまで日数が掛かるということなのかな・・・?
大型の公園で月2回、地場の野菜を中心としたマルシェが開催されます。私はこういうのが大好き。毎回、欠かさず大きな買い物袋を持って行っています。
買ってきた葉付き人参は、葉を切り落としとりあえずデカンタの水に差しました。少々ぐったりしていた葉は10分もしないうちにピンとハリが出て元気な様子に。人参の葉は形状が奇麗です。このままグリーンとして飾っておいてもいいくらい。
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さて、これをどうやって食べよう。記憶は曖昧ですが、小さいときに食べた記憶がうっすら。母が塩で浅漬けにしたような・・・そして私はそれを美味しいと思って食べていたような・・・ちょくちょく食べたことだけは覚えているんですが。
今はすっかり高齢で、認知機能も衰えてしまった母に、無駄だと分かりつつも聞いてみたところ、なんだかとんちんかんな会話になり、やはり無駄でした。しかもデカンタごと部屋に持って行って見せたら、
「その花瓶にさしてある葉っぱを食べるの?」
「花瓶じゃないよ。麵つゆとか飲み物入れたりするガラス器だよ。これ人参の葉っぱだよ!」
「あぁ、それ花瓶じゃないのね」
目に映る物の印象とは大きいもので、ガラスの花瓶に差してあるグリーンを食べるとなると、古い母は「えっ?」と抵抗感を露わにし、肝心な人参の葉っぱを昔どうやって食べたかという件はどこへやら。そもそも「食べてたかしらね~?」とのこと。ガラスの花瓶でもデカンタでもどっちでもいいし、認知機能激減の母とはこのように話の脈が逸れるので会話がやりにくいのです。
話を戻すと、結局母は何も覚えていないということで参考にならず。とりあえずは水に差しておいて、一部をちぎってはサラダに入れ何度か使いました。
浅漬けか、
それともかき揚げか・・・
どちらかにしよう。
折角だから、地味な漬物ではなくかき揚げでいってみよう!
我家にはかき揚げを成型する揚げ物用トングが無く、通常のかき揚げも形が崩れる傾向があり、ちょっと苦労します。
青菜だからベチャッとしちゃうんじゃないか、油に入れた途端大きく広がって収集つかなくなるんじゃないか、など心配要素を抱えたまま揚げ始めてみると、・・意外と揚げやすい! 落とした形のままお行儀よく油の中に漂っていてくれ、菜箸でかえしても崩れることなくされるがままになってくれる、しかもこれまた意外だったのはカリっと揚がる。
何点かの心配要素はみな外れました!
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更に、奇麗な葉っぱの形が生きています。色を入れるために人参も少々混ぜて作りましたが本当に綺麗で美味しいかき揚げとなりました。
次に人参の葉っぱを食す機会が訪れるのはまた先のことでしょう。利用しているマルシェで見るのも珍しかったので。
美味しく頂けて良かったです。夫にも母にも好評でした。
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