宅建の勉強の他に

 私は、半年前の大学入学して間もない頃、大学内の資格講座を見つけ、前々から大学生になったら取ろうと思っていた(親が宅建業を営んでいるということもあって)宅建の講座を受講することにしました。
 オンラインで某資格学校の先生が教えてくれるというもので、最初の頃は毎回時間どうり受講していたが、慣れてくると後回しにしてしまったり、忙しいと言い訳して復習しなかったりと怠けてしまっていました。
 夏休みに入り、担任の先生がこの期間が大事だと言っていても、あまり身が入らずなんとなく受講している感じでした。
 でも、半年前に自分で決めたくせにどうして本気にならないんだと嫌気がさしていました。そんな時、某資格学校の担任の先生が「大学生活と資格試験の両立は大変かもしれない。けれども、その中でどう時間を使い勉強するのか。これは社会人になった時にきっと役に立つ。」
と言うのを聞いて、残りの期間は全力で頑張ろうと思えました。
 今思えば、担任の先生は初回にもそのような話をしていて、その後も何回も繰り返し言っていたような気がします。自分の気持ち次第で言葉が心に響くのか、変わるというのが身に染みて感じました。
 なんとか先の日曜日に宅建試験が終わり、まだ合格発表はされていませんが、納得のいく点数は取れました。
 私は地方から上京してきて、偏見ですが都会のこういう資格講座というのは淡白に勉強していくものかと思っていました。しかし、私の某資格学校の先生は想像を遥かに超えて、真摯になって向き合ってくれたり、時には雑談したりと、少し中学や高校の時を思い出したりするほどでした。「人は気づいて、行動して、成長する」最後に言っていたこの言葉を胸に刻みながら、いつかあの先生に成長した姿を見せたいなと感じています。
 宅建試験の勉強を通してこんなにも心が動き、気づきがあるとは思っていませんでした。大袈裟なのかもしれないけど、本当にそう思っています。

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