リトルプリンス杯大西洋リージョン チャンピオンKEVINZ戦術考察。
先日行われた、リトルプリンス杯大西洋リージョンの決勝トーナメントにて、KEVINZさんが見事優勝し、大西洋チャンピオンとなりました。
そこで、KEVINZさんの試合を振り返り、彼がどういった戦術をたてて決勝トーナメントを勝ち抜いたのか、自分なりに簡単に考察してまとめておきたいなと思い、記事を書きました。
戦術考察とか書いてますが、ただ自分が思ったことをメモ程度にまとめているだけですので、内容薄っぺらく感じるかもしれません。なんとなく思う部分を1歩踏み込んで明確にしておきたいな~という感じです。それでは前置きは以上にして、本編へ。
持ち込みデッキと対戦結果
まずはKEVINZさんが決勝トーナメントで持ち込んだデッキを振り返ってみましょう。順番は使用順となっております。
以上5デッキです。リトルプリンス杯は対局事にデッキ変更可のルールとなっており、対局事に編成が変わったりするかな~と思いましたが、決勝のみ刻晴無相氷鯨が登場し、基本上から4つのデッキを軸として試合に臨んでいる印象でした。
この持ち込みをみて、自分が思ったのは、
環境に対してのメタデッキを持ち込んできてる!
となんとなく思いました。
なんとなくの部分については、対戦結果を振り返ることで少し明確になります。それでは各試合結果を振り返っていきたいと思います。
特に見どころだった、準決勝、決勝は各対戦結果を画像でまとめました。他はちょっと雑です。ごめんなさい。
1戦目 (勝者側)
TING (3) VS KEVINZ (0)
〇セノ シュヴルーズ ディシア VS 万葉淑女モナ×
〇魔偶 裟羅 ファルザン VS 万葉淑女モナ×
〇ベネット アビス 無相雷 VS 万葉淑女モナ×
2戦目
MRPILLOW (0) VS KEVINZ (3)
×ヌヴィレット 無相氷 若陀龍王 VS 重雲早柚アビス 〇
×重雲早柚アビス VS 万葉淑女モナ〇
×重雲早柚アビス VS リネ忍ナヒーダ〇
3戦目
GBOO (0) VS KEVINZ (3)
×重雲早柚アビス VS リネ忍ナヒーダ〇
×重雲早柚アビス VS トーマセノ蟹〇
×セノ シュヴルーズ ディシア VS 万葉淑女モナ〇
準決勝
KEVINZ (3) VS ROBOTWIZARD (1)
〇 トーマセノ蟹 VS セノ シュヴルーズ ディシア×
× リネ忍ナヒーダ VS セノ シュヴルーズ ディシア〇
〇 リネ忍ナヒーダ VS ベネアビス無相雷×
〇 重雲早柚アビス VS 重雲モナ早柚×
決勝
KEVINZ(4) VS TING(3)
× 重雲早柚アビス VS サソリレイラ鯨 〇
〇 リネ忍ナヒーダ VS 凍結放浪者 ×
〇 刻晴無相氷鯨 VS フィッシュル万葉無相氷 ×
〇 重雲早柚アビス VS 凍結放浪者 ×
× 万葉淑女モナ VS 蟹雷音トーマ 〇
× 万葉淑女モナ VS 凍結放浪者 〇
〇 万葉淑女モナ VS フィッシュル万葉無相氷 ×
持ち込みデッキごとに、相手のどのデッキに対して刺さっているのか確認していきます。
持ち込みデッキの勝率や採用意図考察
万葉淑女モナ
VS セノ シュヴルーズ ディシア 1勝1敗
VS 重雲早柚アビス 1勝0敗
VS フィッシュル万葉無相氷 1勝0敗
VS 魔偶 裟羅 ファルザン 0勝1敗
VS ベネット アビス 無相雷 0勝1敗
VS 蟹 雷音 トーマ 0勝1敗
VS 凍結放浪者 0勝1敗
全体で3勝5敗という結果ですが、 VS ROBOTWIZARD戦では、BANされたということ自体に大きな役割を持っていたと思います。
コンセプト自体は、セノ シュヴルーズディシアや、ベネットアビス無相雷といった過負荷デッキまた、重雲早柚アビス、フィッシュル万葉無相氷といったガンガン殴ってくる系のデッキに対して、モナによる水付着、万葉による控えキャラに水付着をできることで、凍結によってテンポロスや、やりたい動きをさせないことを狙っているようでした。裁定の時をうてばクイチェンや、凍結に対するカウンターを防ぐこともできそうです。
ただ、耐久系デッキ(蟹過負荷)や削りが早すぎる魔偶超電導に対しては、不利をとっているデッキでもあります。
凍結への回答として、ジャジャーンによる自傷氷砕きや目玉焼きなどによって、逆転されるケースもあり、実際に VS TING戦では度々苦戦が強いられる結果となりましたが、相手が回答となる札 (ジャジャーン、ハス、目玉焼き、クイチェン等)をもっていない場合、詰み状況を作れることがあるということで、いつかはその場面が訪れるということで、最後まで粘り強く使い続けて見事優勝を決めたファイナルデッキとなりました。
重雲早柚アビス
VS ヌヴィレット 無相氷 若陀龍王 1勝0敗
VS 重雲モナ早柚 1勝0敗
VS 凍結放浪者 1勝0敗
VS サソリレイラ鯨 0勝1敗
全体で3勝1敗。もっとも負けていない信頼できる環境デッキです。
アビスをこちらのデッキで起用する分、ベネット無相の雷との組み合わせは捨てたことになりますが、それがこのデッキの勝率を高めた要因の一つだったかと思います。
不利対面としては、ワンパン系の過負荷デッキ、刻晴鯨がやっぱ厳しいかなという印象ですが、凍結があるため、ある程度は戦うことができます。
デッキレシピもワーグナー&ティマイオス ドニアザードの仲間軸型が採用されていて、聖遺物、武器へのアクセスがしやすくトリックカウントダウンによるドローで事故を最小限に抑える構成になっていて安定感があったかなと思います。試合内容も重雲フィールド(早柚ちゃんの通常攻撃も氷ダメージになる)を活用しつつ3体をうまく使いながら丁寧な試合運びにより、勝利に貢献しました。
リネ忍ナヒーダ
VS 重雲早柚アビス 2勝0敗
VS ベネアビス無相雷 1勝0敗
VS 凍結放浪者 1勝0敗
VS セノ シュヴルーズ ディシア 0勝1敗
全体で4勝1敗。個人的にこのデッキが優勝に大きく貢献したといってもよいと思えるくらい全体の持ち込みに対して刺さっていたのではないかと思います。
VS ROBOTWIZARD戦での活躍は顕著で、全体的に持ち込みが多かった ベネット アビス 無相の雷に対してのメタデッキとなっており、ナヒーダの元素スキルの蘊種印の追撃1点による、無相の雷の復活阻止による決着が印象的でした。またアビス、早柚、無相の雷による連続攻撃もクイチェンを絡めた忍→リネの過負荷でキャンセルできる利点もあったり、鍋を絡めた高打点の爆発を警戒させることができるデッキです。重雲早柚アビスに勝てていたり、決勝戦では凍結放浪者に対して上手く差して、勝利しているところがポイントが高いと思いました。
トーマセノ蟹
VS 重雲早柚アビス 1勝0敗
VS セノ シュヴルーズ ディシア 1勝0敗
なんと登板回数は2回のみ、2勝0敗のデッキです。KEVINZは決勝以外鯨は持ち込んでいないので、3試合 BANされたデッキです。決勝でもBANデッキ対象でした。縁の下の力持ち的なポジションのデッキでした。
採用理由は、おそらく セノ シュブルーズ ディシアの過負荷ミラーで勝てる可能性が高いということでの持ち込みだったのでしょう。
自分の経験談からしても、蟹トーマはミラーで有利だなと感じていました。蟹がワンパンで死ににくく新風のコンボが通りにくい、蟹を倒すのにリソース(炎共鳴、ダイスなど)を使用させることができる、かつ相手のセノが先に殴る展開になり、相手のセノに炎付着できたり、自分のセノで相手を狩る展開になりやすい。といった理由で有利かなと思います。
実際に、VS ROBOTWIZARD戦ではディシア シュブルーズ セノとの過負荷ミラーを制し、勝利に貢献しました。
また、ミラー以外でも仙岩採用型なのでラウンドが経過していくと蟹がいよいよ倒せなくなるのがやっかいです。蟹天賦による凍結防止や、アッパー修正されたセノによるクイチェンの飛び出しによるワンパンなどもあり、蟹特攻の末路型重雲早柚アビスでもちょっと怖い相手となりました。実際の試合でも蟹君のシールドを酷使して勝利していたりします。
しかし、不利デッキもきちんと存在しており、貫通ダメージガンガンあたえてくる超電導デッキには弱かったり、ヌヴィレットのOTKには弱かったり、ベネットジャンケンにも弱いかなと思います。もちろん鯨にも勝てなかったリします。悪いところがあまりでなかった印象でした。
刻晴無相の氷鯨
VSフィッシュル万葉無相氷 1勝0敗
こちらのデッキは、決勝戦のみ登場した5番目のデッキ。言わずもがなVer4.8のTop Tier デッキじゃないかなと思っています。
KEVINZも、対戦相手のこのデッキの持ち込みを徹底的にBANしており、唯一決勝戦の VS TING戦のみは、内容は変わりますが、サソリレイラ鯨はBANせず、セノ シュヴルーズ ディシアの過負荷デッキをBANしています。
刻晴の雷楔カードと、セレーネやシューニャター花で生成されたカードを鯨に食べさせて育成しつつ、超電導、感電で効率よく打点も出していくデッキです。非常に強いです。上振れた超電導やセノ過負荷でも五分とれないくらいのレベルじゃないかと思っています。ベネットアビスジャンケンは天賦があって黄金などを組み合わせれば、もしかすると鯨を討伐できるかもしれません。
さて、超強いデッキだと思うのですが、なぜKEVINZは、このデッキをほぼ使わなかったのでしょうか?
戦術考察
先ほどの、問いについて自分はこう考えました。
”相手がほぼ確実にもってくる最強デッキはBANするし、自分もBANするくらいなら、それ以外に勝てるデッキを考えて、他に自分は1つでも多く持っていこう ”
この考えですが、ピンポイントですが、VS ROBOTWIZARD戦を例にして考えたいと思います。
KEVINZ VS ROBOTWIZARD
ここで、BANデッキを除く、お互いの有利不利の数を確認します。有利不利に関しては、あくまで自分の予想です。数はカウントです。
KEVINZ側
トーマセノ蟹
有利 1 セノ シュブルーズ ディシア
不利 1 ベネット アビス 無相雷 2 重雲 モナ 早柚
リネ忍ナヒーダ
有利 2 ベネット アビス 無相雷 3 重雲 モナ 早柚
不利 3 セノ シュブルーズ ディシア
重雲 早柚 アビス
有利 4 ベネット アビス 無相雷
不利 4 セノ シュブルーズ ディシア
ROBOTWIZARD側
セノ シュヴルーズ ディシア
有利 1 リネ忍ナヒーダ 2 重雲 早柚 アビス
不利 1 トーマセノ蟹
ベネット アビス 無相雷
有利 3 トーマセノ蟹
不利 2 リネ忍ナヒーダ 3 重雲 早柚 アビス
重雲 モナ 早柚
有利 4 トーマセノ蟹
不利 4 リネ忍ナヒーダ
両者 有利4,不利4です。総合的に変わりはありません。
そうです。有利不利の数は変わらないんです。
では、なぜKEVINZが勝利したのでしょうか?
ここで結果をもう一度振り返りましょう。
KEVINZ (3) VS ROBOTWIZARD (1)
〇 トーマセノ蟹 VS セノ シュヴルーズ ディシア× 有利 VS 不利
× リネ忍ナヒーダ VS セノ シュヴルーズ ディシア〇 不利 VS 有利
〇 リネ忍ナヒーダ VS ベネアビス無相雷× 有利 VS 不利
〇 重雲早柚アビス VS 重雲モナ早柚× 五分 VS 五分
あれ?有利対面が多くて五分の対面に勝利したから、勝ってる。
でも有利不利の数は4 、 4で同点なのになんで?
仮にもし、対戦オーダーがこのようになっていたらどうでしょうか?
ここでは、有利不利が結果そのままになるとします。
KEVINZ VS ROBOTWIZARD
×重雲早柚アビス VS セノ シュヴルーズ ディシア〇 不利 VS 有利
〇重雲早柚アビス VS 重雲 モナ 早柚× 五分 VS 五分
〇リネ忍ナヒーダ VS 重雲 モナ 早柚× 有利 VS 不利
×トーマ蟹セノ VS 重雲 モナ 早柚 〇 不利 VS 有利
×トーマ蟹セノ VS ベネット アビス 無相雷〇 不利 VS 有利
こうなると、五分のミラー(重雲 早柚)に勝っても、ROBOTWIZARDさんが勝っちゃいます。
相性の問題や、投げ順を考えた上、この対局でKEVINZが勝った要因はどこにあったかというと、KEVINZのトーマセノ蟹がROBOTWIZARDのセノ シュヴルーズ ディシアに最初に当て勝ったところにあるかと思います。
トーマセノ蟹が通るのは、セノ シュヴルーズ ディシアのみであって、自分の他のデッキが相手のセノに負けてない状態で、そこにきちんと当てると、大体勝てます。
例として、五分対面負けて4戦目にもつれこんだとします。
KEVINZ VS ROBOTWIZARD
〇 トーマセノ蟹 VS セノ シュヴルーズ ディシア× 有利 VS 不利
× リネ忍ナヒーダ VS セノ シュヴルーズ ディシア〇 不利 VS 有利
〇 リネ忍ナヒーダ VS ベネアビス無相雷× 有利 VS 不利
× 重雲早柚アビス VS 重雲モナ早柚〇 五分 VS 五分
〇重雲早柚アビス VS ベネアビス無相雷× 有利 VS 不利
トーマセノ蟹が勝てば、残っているのは重雲早柚アビス、リネ忍ナヒーダなのに対してROBOTWIZARD側は、重雲モナアビス、ベネアビス無相雷であるため、例えセノシュヴルーズディシアが勝ったとしても、相手の残っている重雲早柚アビス、リネ忍ナヒーダにベネアビス無相雷が勝てる可能性が少し低いため厳しい戦いとなりそうです。実際のところは分かりませんが….
これが、コンクエスト形式(絶対そのデッキで1勝しないといけない)の恐ろしいところであると思います。
では、なぜ KEVINZはトーマセノ蟹をROBOTWIZARDのセノ シュヴルーズ ディシアに最初に当て勝つことができたのでしょう?
これは、予想ですが、ROBOTWIZARDが最初にセノ シュヴルーズ ディシアを出してくるのを予測して出したのではないでしょうか?
トーマセノ蟹が勝てれば、後は相性的に勝てるのが分かった上で。
ROBOTWIZARDは、リトルプリンス杯決勝の勝者側の初戦、GBOOと対戦していますが、その時の最初のオーダーは、
1戦目:セノ シュヴルーズ ディシア でした。
その後の勝者側決勝の最初のオーダーは、
1戦目:ベネット アビス 無相の雷 でした。
さて、あなたは 次の試合ROBOTWIZARDは初戦どのデッキを出してくると思いますか?
自分だったら、セノ シュヴルーズ ディシアもしくはベネット アビス 無相の雷のどっちかじゃないかなと思います。でも、前と同じ出し順はしないだろうなと思うので、セノ シュヴルーズ ディシアが濃厚かなといった感じです。
もし、ROBOTWIZARDが、ベネット アビス 無相の雷を最初出していたら試合はどうなっていたでしょう。これはあくまで一例です。
KEVINZ VS ROBOTWIZARD
× トーマセノ蟹 VS ベネアビス無相雷〇 不利 VS 有利
× トーマセノ蟹 VS 重雲モナ早柚 〇 不利 VS 有利
〇 トーマセノ蟹 VS セノ シュヴルーズ ディシア× 有利 VS 不利
× リネ忍ナヒーダ VS セノ シュヴルーズ ディシア〇 不利 VS 有利
逆に負けてしまうような気がしませんか?2戦目のセノ シュヴルーズディシア出しの読みに負けてしまった展開です。
でも、前と同じ出し順はしないことが濃厚って考えて、仮に重雲モナ早柚が初戦でてきたとします。
× トーマセノ蟹 VS 重雲モナ早柚 〇 不利 VS 有利
× リネ忍ナヒーダ VS セノ シュヴルーズ ディシア 〇 不利 VS 有利
〇 リネ忍ナヒーダ VS ベネアビス無相雷× 有利 VS 不利
〇重雲早柚アビス VS ベネアビス無相雷× 有利 VS 不利
× トーマセノ蟹 VS ベネアビス無相雷〇 不利 VS 有利
負けちゃうかもしれませんが、最終戦までもっていくことができる可能性があるかもしれません。決勝戦でも似たような形で前半に有利対面を押し付けるような形で、リードをつくり、最後TINGに対していまいち通りが悪く初戦で3タテされた凍結拡散万葉を3回投げ、ねじ込むような形で勝利を掴みました。
結局、何が言いたいかというと、
ターゲットを明確にしていると、出し順予測等含め試合をある程度コントロールすることができるんじゃないか?
ということです。例えばKEVINZがROBOTWIZARDと全く同じ持ち込みしてたら、五分の対面が増えて、ミラーがうまいほうだったり、ミラーに勝つ構築をしているほうが勝つとおもいます。
予測できる範囲で、メタを複数用意していたKEVINZの戦術は実に見事だったと思います。
また、これは主観的な予想ですが、刻晴 無相の氷 鯨という最強デッキを決勝まで使わなかった理由として、逆にメタられるというリスクがあったからかもしれません。前述したとおり、上振れた超電導やセノ過負荷で突破されてしまう。もしくは、ベネットアビスジャンケンを受けきれず、負けてしまうというリスクも感じていたのかもしれません。
KEVINZの持ち込みは、主にベネットアビスジャンケンや凍結早柚、セノ過負荷をターゲットしているのですが、それに対しもしかして負けてしまうリスクのある 刻晴 無相の氷 鯨を持ち込むとコンセプトが壊れてしまい、もしBANされずメタられるようなことがあれば怖いと思います。
そういったこともあっての未持ち込みだったのではないかと思います。
あとは自分のデッキ練度や、相手に選択に困らせてBANのミスを誘うとかも考えられます。なんせリトルプリンス杯は持ち込みデッキを試合毎に変更可能というルールなので、相手もBANを毎回悩んで選択しなければなりません。相手が持ってくるデッキも大体予想できて、予めBANをするデッキが決まっている。勝つためのプラン、持ち込みデッキ達のコンセプトも決まっている。それらが戦う前に決まっている状態というのは精神的に良いです。オフライン大会においてストレスが減り、より目の前の試合や、練習してきたデッキでのプレイに集中できて強いと思います。
このような戦略を立てて、リトルプリンス杯 大西洋リージョン チャンピオンにまでたどり着いたのではないかな~と感じました。
あとがき
長くなりましたが、もう少しだけ。
直前に述べた戦術はKEVINZという選手だからこそできた芸当だと思います。普通だったらそこまで詰めれません。
KEVINZ選手は、優勝インタビューでこのようなことを語っていました。一部を抜粋しています。(※字幕の自動翻訳なのでちょっと曖昧ですが….)
おそらく、考えに考え抜いた結果により大西洋リージョンチャンピオンという栄冠をつかむことができたのでしょう!持ち込みデッキなどをみれば、他の選手と一味違うなと思いました。NPCと対戦するのが好きということから、攻略などを考えるのがとても上手なんだと思います。対戦相手は人間ですがリトルプリンス杯という大会も見事攻略しちゃったんじゃないかと私は思いました!自分は選手の個性や特色などがプレイングやデッキ構築などから伝わってきたり、試合観戦から感じられたりするというのが大好物というキモヲタなので、観ていて痺れましたw
このように、選手にはそれぞれ得意なことがあり、それがプレイスタイルや、デッキ構築、戦術として現れ、それがぶつかり合うのが大会です!
七聖召喚を長くやってきた選手であれば、過去環境でしのぎを削ってきた成果・経験が、引き出しとなるケースもあるでしょう。また仲間からの意見によるアイデアなども助けになることもあるでしょう。実際の本番では、毎試合デッキ変更可能という、選手にとっては大変なルールのため、相手のデッキ読みなどという盤外戦術といった応用力・判断力というのも試されるかもしれません。
そして、今週末いよいよ、リトルプリンス杯の太平洋リージョンの決勝トーナメントが開催されます!各ブロック予選を勝ち抜いた計8名の選手による戦いとなります。日本からは CHIKUWAさんと、DIOさんが出場します!頑張れ―!!!
以上です。長い記事で読むの大変だったでしょうが、最後まで読んでいただきありがとうございました!
原神という大好きなコンテンツで、カードゲームができるのは幸せなことです。ましては、あんまり人気がナiry…にも かかわらず公式大会を開催していただき、運営さんには感謝です。本当にありがとうざいます。
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