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麻雀70:こみはるの強さ【麻雀最強戦2024#1】

女流新スター決戦

新スター決戦にふさわしい4名

左から、中田花奈、安藤りな、原えりか、小宮悠。
Mリーガーの中田。ここ数年の活躍ぶりでは安藤。タイトル獲得経験では、小宮。といったように、それぞれに知名度のある3名に、ほぼ無名の新人といえる原がどこまで噛みついていけるかが注目される。

こみはるの強さ

この一戦はこみはるの強さが光った。
序盤に満貫をきめた小宮は、少々できたリードに甘えず、むしろ有利なポイントを活かして攻め手を緩めず加点を重ねる。もともと器用で、場面にあわせて色々な選手樹が取れる選手。この日はその持ち味がよく発揮され、追い上げてくるライバル選手を寄せ付けないように、スピード感のあるかわし手が展開にも恵まれてよく決まった。


そんなこみはるに唯一のピンチがオーラスに訪れる。倍ツモ条件の原が、メンホン・チートイ・ドラドラの逆転手のリーチが来る。
トップ目の選手にとって、ライバルが条件手をいれた局面になってできることはほとんどない。一発かハイテイ条件をなくす鳴きをいれるのがせいぜいだろう。

この時のこみはるも生きた心地がしなかったことだろう。しかし、その目に諦観はまったくみられず、むしろ今できることを必死で探しているように見えた。そんな諦めない姿勢にこの選手の強さを感じた。この日の勝負に勝った結果は、小宮に運が向いたことに尽きるわけだが、これまでのタイトル獲得経験で培われた勝負勘や道中の戦術は一級品であろう。最強戦という大舞台がさらにこみはるの強さに磨きをかける結果になったように思う。

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