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麻雀93:応援の力【最強戦2024#11】

近代麻雀の読者アンケートでトップ当選で、最強戦に初出場した、木崎ゆうプロが勝ち上がりを決めた。
昨年の篠原冴美に続き、読者アンケートトップ当選組が2年連続での勝ち上がり。この点、日頃から麻雀対局をよく視聴しているであろう読者の評価は確かだといえる。
そうした麻雀の実力もさることながら、応援してくれるファンが多いということが、そのまま自信につながっているように見えた。

応援を背にあとはやるだけ

そうした腹を括った姿勢がトップ縛りのシステムとマッチして、好結果をもたらしたのだろう。

ファンの声援という意味では、この人も負けてはいなかった。Mリーガー枠での出場機会も最後となるであろう、東城りお。
トップ目で迎えたオーラス。シャンポンの愚形待ちながら、アガりやすい待ちでのテンパイが入りリーチを選択。読みどおり、アガリ牌は4山。しかし、この選択が裏目に。数巡後にテンパった木崎からリーチがかかり、その当たり牌を掴んで万事休す。ヤミテンで構えていれば、リャンメンに振り替わって次巡ツモとなっていた結果が見えているだけに悔しい。
本人曰く、「アガれそうなだけにリーチになった。リーチしたくなっちゃうのが私の悪い癖。」と悔しさを滲ませた。
しかし、あそこでリーチしたから勝ってきてる選手でもあり、リーチ判断を責められない。今回はファンのひと押し分、木崎に及ばなかったといったところだろう。

黒沢と逢川にいたっては、なすすべなし。
ファンの応援ではむしろ優勝するはずの黒沢だが、最強戦よりもMリーグでの活躍へファンの願いが逸れてしまっていたかのよう。
終始劣勢だった逢川は、道中であわや国士無双の見せ場をつくったがそれまで。強い打ち手であることは間違い無いのだが、ここ一番で勝ちきれていないところがやや気になる。Mリーガー候補に名前があがるものの、指名されない背景にはこうした決定力不足があるのかもしれない。

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