椿の花をテーマにした香水〜武蔵野ワークス Tsubaki〜
みなさんこんにちはAosagiです。
まだまだ寒い日が続きますね。インフルエンザやコロナなどの感染症が流行っているので体調管理に気をつけてこの冬を乗り切っていきたいですね。
さて、今の時期に咲く花といえば山茶花や蝋梅などが有名ですね。
今回は晩秋から春先に咲く椿をモチーフにした香水を紹介していきたい。
椿といえば赤が主体の派手な色と濃い緑のつやつやで分厚い葉を思い浮かべますね。
気品さがあり、控えめなイメージがある。実は椿には香りがないというのはご存じでしょうか?
その理由を調べたのでみなさんに共有します。
椿に香りがないのはなぜだろうか?
もともと花の色が派手で自然と鳥や虫が寄ってくるため、わざわざ薔薇のように強い香りを発しなくても虫たちに自分たちの存在をアピールできるからだ。
ただし、一部品種で香りがあるものもある。
強い香りはせずほんのりと梅のような甘さがあるのが特徴である。花言葉の「控えめな美しさ」にふさわしい香りだちだ。
椿の香りはどんなもの?
花に顔を近付けないと匂いがわからないくらい微かに香る程度。
甘さとヒヤシンスのようなグリーンっぽさを思わせる香り。
椿の香りは花の真ん中から生えている糸状の雄しべ、雌しべの子房の部分から香りを出している。
香りを嗅いで思ったこと
他の花と比べて香りがあまりない椿に焦点を当てて香水にしたのは素晴らしいなと思った。香りがない花を香水にするのは難しいのに一つの作品として成立していることがすごい。その花のイメージ、見た目などをしっかり理解したうえで香り作りをしないとイメージとかけ離れたものになってしまう。
この香水は、椿のほのかな甘さをピーチ、ハニーで再現し、グリーンのような香りをヒヤシンスなどで控えめな感じを描き出している。そしてラストノートの白檀が入ることで優雅な美しさと温かみを表現している。香りの持ちは短いが甘さと温もりが両立する落ち着いた香りだ。
寒い日につけたくなる一本だ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
Aosagi