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海外大卒の進路について

活躍の場は果たしてどこに?

皆さん、こんにちは。お久しぶりのしみみんです。そんなおかしな名前の奴は知らんという人は、僕の自己紹介記事も合わせてご覧ください。

今日は海外大学を卒業した後の進路について、複数のルートを考察していこうと思います。僕は現在南仏の都市トゥールーズで学生をしていて、今年で学部を卒業する予定です。今の僕の立場(家族は全員日本住み、奨学金なし、現地バイトによる収入もなし)に則した考察なので、似た境遇の方は参考になるかもしれません。


①大学院進学

多くの場合はこっち

海外、特に欧米で顕著な傾向としては、キャリアアップに修士号はマストというものがあります。具体的には、学部を卒業してもせいぜい雑務ができる程度であり、社会の即戦力として労働市場に参入する場合は修士号相当の知識とインターンシップの経験が必要だとされています。したがって、欧米の多くの学生は学士を取得した後そのまま大学院に進学し、1年間の座学と1年間の実務経験を経てようやく手に職を得ることになります。

僕が今通っているトゥールーズ経済学院(TSE)、院に進んでからが本番です

せっかく海外大学を卒業してグローバルに活躍できるステータスが手に入りつつあるのであれば、しっかりと修士課程まで修了して欧米でも通用するプロフィールにしておく方が、今後の活躍の幅に広がりを持たせられると思います。僕も恐らく大学院に進学することになるでしょう。

②日本で就職活動

いち早く仕事がしたいなら

海外の大学は過酷です。日本の大学に1年間通っていた身から言わせていただくと、日本の文系大学生=欧米の中学生、日本の理系大学生=欧米の文系大学生、ブラック霞が関=欧米の理系大学生、といった具合です。経済学は数学や物理学に近い学問領域のため、欧米では多くの場合理系扱いです。

とにかく欧米の経済学部は数学をバリバリやります

そんな中で今の僕のように、もう勉強するのが精神的につらいのでさっさと就職したい、そう考える人がいてもおかしくありません。欧米のエリートたちはそれでも歯を食いしばって修士課程に進んでいきますが、僕を含む日本人の皆さんには「帰国」という立派な抜け道があります。日本では学士だけでも十分に就職できるほか、海外大学という付加価値を上手く活かすことができれば大手への就職も可能です。では、具体的にはどうすればいいのでしょうか。

キャリアフォーラムに参加しよう

そこで有効な手段として、CFNが毎年開催している海外の大卒・院卒を対象としたキャリアフォーラムに参加するといったものがあります。特に11月頃にボストンで開催されるキャリアフォーラム(通称ボスキャリ)と、6月頃に東京で開催されるサマーキャリアフォーラムは参加企業も多く、非常に大規模なものになっています。まずはCFNのウェブサイトから登録してみましょう。事前準備をサポートするツールも用意されており、就職求人からインターンに至るまで、多くの機会が提供されています。

素敵な出会いがあるかもしれません!

まとめ

いかがでしたか。あれ、選択肢2つしかないの、、?そう思った方も多いことでしょう。そうです、それほどに学士を終えて就職というのは海外、特に欧米に至っては論外の選択肢だということです。したがって、基本的に就職は修士号の取得を前提とする、と考えていただきたいです。学士修了後にすぐ帰国して就活というのは、あくまで抜け道・奥の手として残しておきましょう。別に自分に言い聞かせているわけではありませんよ?

それでは、また。

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